2024年4月26日発売の
ヤングアニマル 9・10合併号に連載されている
3月のライオン 207話の
ネタバレ&感想になります。
第207話 タイトル不明
内容ネタバレ
対局が開始してから15分。
対戦相手の島田が未だ現れず
零は心配していた。
島田さん珍しいな
どうしたんだろう 大丈夫かな・・・。
そしてさらに3分経った頃
何かにぶつけるような大きな音と共に
島田が顔から飛び込むように
対局室へと姿を見せ・・・!?
島田八段18分の遅刻により
3倍の54分が持ち時間より引かれます。
記録係が戸惑いながら
その事を伝える中
零は息を切らせながら来た島田に
水を手渡そうとしていた。
しかし島田の様子から
言葉にしなくても
考えていることを察し引っこめる。
いや今、時間ロスしているから
まず何よりも始めよう。
そしたら考えながら回復させるからと。
しかし島田が思い直したように
手をこちらに向けたことで
戸惑いながらも水を渡す。
あ・・・やっぱ欲しい下さい。
水っっ飲まして
このままだと乾いて・・・
目がチカチカしてきた!
そう言わんばかりに
水を受け取った島田は
すぐさま水を一気飲みし
生き返った・・・と息を吐きつつ
零に改めて礼を述べる。
そして気を取り直して零に声をかける。
・・・よし。じゃあ始めようかと。
島田さんと指すのは
とても胸がおどる。
いつだって深くてとても厳しくて
あきらめずに一緒に
どこまでも潜ってくれる。
だから今日も!きっと!
そう思いながら指す零だが
今日の島田はいつもと違い
全く取り合うことなく指していた。
いくら誘っても乗ってこないことに
零は困惑する。
え?・・・え?どゆこと?
一緒に・・・ゴキ中じゃないの?
その後も誘いをかけるも
島田はまるでドッグトレーナーのように
零の思うように指さず
零は徐々に元気を失っていた。
それを見てとった島田は
そろそろかな・・・と
零の意図していた形に指すも
零のテンションは駄々下がりで・・・。
はい。今日は先生の指示通り
急に穴を掘ったりむやみに跳ね回ったり
時速45kmで出したりは決してしないようにね。
そう言わんばかりにドッグトレーナー島田は
ラッセル桐山をしつける。
それに対し零の表情は
閉塞感 猜疑心 不信 不快感
不満 裏切り 不審感を覚えているのが
はっきりとわかるくらい豹変していた。
そんな顔の零を初めて見た島田は
新鮮だと思いながら悪い顔をしていた。
「大人isクソ」って顔してるぅ!と。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
ついにというかようやく
零と島田さんの対局が始まったわけですが
やっぱり遅刻しちゃったみたいですね(苦笑)
まあ、前回の様子を見る限り
遅れるのは予想通りではありますが
18分遅れというのは
結果として持ち時間が54分なくなるので
かなり不利になったのは間違いないかと。
ただ、それでも島田さんの方が
棋力が上なのは明らかなので
勝てる可能性が少し上がったくらい?
それに対局の様子を見る限り
島田さんは今回零の思惑に付き合わずに
指しているみたいですので
今のところ零が負ける可能性が高いかなと。
まあ、持ち時間の不利もありますし
今の段階で勝負が決まるわけではないですが
現在の零を知っているからこそ
その思惑を外すことで勝ちに来たんでしょうね。
将棋の世界も同じだとは思いますが
一度で決着をつけるような勝負では
相手の良いところを出させないようにして
自分の土俵に引き込むのが
一番勝つ可能性が高いと思いますので
島田さんの戦略は正しいと思います。
二階堂と重田の対局のように
真っ向からやり合うのもアツいですが
あくまでも勝負の世界なので
勝利に徹するのが一番かと。
なんにしても零が思惑を外されて
ちょっと不利な感じは否めませんが
それでもまだ始まったばかりですので
これからどうなるのか楽しみです。