2024年3月22日発売の
ヤングアニマル 7号に連載されている
3月のライオン 206話の
ネタバレ&感想になります。
第206話 タイトル不明
内容ネタバレ
~島田視点~
対局の日を迎えた朝、顔を洗い
いつも通り用意した朝食を食べる。
——対局の日の朝も
普段の朝もあまり変わらない。
100日中100日この飯だが
同じ物を食べるのは全く嫌じゃない。
——その方が俺は落ち着く。
桐山に対しての研究は
今迄にもう指の油を全て
駒に持っていかれる位、並べてみた。
——昨夜はこれ以上並べると
本番で体力・体調に差しさわりが出ると思い
——切り上げて 少し早めに寝た。
歳をとり死に物狂いの努力すら
後の頭と身体のダメージを考えると
やってはいけない所まで来ている。
なげいても仕方がない。
身体は脳の乗り物で
誰でも一台しか持つ事が出来ない。
——だましだまし少しでも長く
乗りこなさねばならないのだ。
大丈夫 胃痛も無い。
——時間の余裕もある
平常心で対局に臨める。
そして対局へと向かうべく
スーツに着替えるが
宅配サービスから連絡が入る。
山形からの冷蔵便が
あと5分ほどで配達されると。
5分なら・・・と
まだ余裕があったため
受け取ることを決める。
しかし来たのは5分ではなく
——10分後だった。
すみませんっと必死に謝る
配達人から荷物を受け取り
早起きして良かったと思いながら
冷蔵庫へ入れ玄関を出る。
しかし何故か玄関のカギが回らず
四苦八苦する羽目になってしまう。
そんなこんなで更に15分経過・・・
なんとかカギをかけられ
急ぎ駅へと向かう。
何でこうなるかな!?と思いながらも
まだ早起きのアドバンテージは残っており
まだ大丈夫だと走る。
そして駅まであともう少しのところまで
辿り着いたことでここまで来れば
もう大丈夫!だと息を整えるが
落ちている財布を発見してしまうことに。
何で今!?対局の朝に!?と
困惑しつつも冷静に時間を計算する。
対局は朝10時。あと27分。
将棋会館まで6駅12分 小走りで8分。
いや それも電車が丁度来た場合であって!
電車が行ったばかりだったら?
会館のエレベーターが全然来なかったら?
3階まで一気にかけ上がって?
超息切れ状態で?
それよりなにより財布を届けるべき
交番は駅の反対側!
”遅刻は 遅れた時間×3倍で”
”持ち時間から引かれるペナルティ・・・”
——数日前から
ちまちま整えたコンディションも。
——早起きして作った
アドバンテージもはい終了!
そんなことを思いつつ
まったくも~~オレらしすぎだろ
笑うわっ こんなん!と零しながら
駅の反対側の交番へと全速力で走る。
”走り出した オレの目の中に”
”「人生」って言葉がぶら下がって”
”ご機嫌に揺れていた”
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
ようやく零との対局の朝を迎えての
島田さん視点での回でしたが
なんていうか不憫過ぎて涙が・・・。
最後に本人も口にしてましたが
なんとも島田さんらしいなと。
流石にここまでひどくはないですが
誰だってついてない日はあると思います。
島田さんに起こったトラブルも
一つ一つはそう大したことじゃない。
いざ出かけようとした矢先の
宅配便もそう。
玄関のカギがかからないのもそう。
財布はちょっと厄介ではあるものの
そういうこともあるだろうなと思います。
ただ厄介なのはそれが
一気に降りかかってきたこと・・・。
なにもせめて対局の日じゃなくてもいいのにと
島田さんが思うのも当然だと思います。
救いがあるとするならば
カギはともかくとして
宅配便は受け取れなかったら
配達人も困るでしょうし
受け取れてよかった。
そして財布も交番に届けずにいたら
あのまま紛失してしまうこともあり得るので
とても良い事をしたのだと思います。
というかそんな感じで
自分を納得させるしかないかなと(苦笑)
結局未だ将棋会館には辿り着けない
島田さんではありますが
零との対局にどこまで影響あるのか
気になるところ。
正直言ってしまえば
ここまで引っ張ってきた事もあって
万全な状態で戦ってほしいですが
全く影響ないかといえば
なんともいえないところ。
ペナルティが課されるかどうかも
大きいとは思いますが
こういう一発勝負の対局って
指してみないとわからないですからね。
万全でも負ける時はありますし
そうじゃなくても勝てる時もあるわけですから。
なんにしても次回か次々回には
零との対局が始まると思いますので
一体どんな戦いになるのか楽しみです。
気になる続きについてですが
”次回につづく”とありましたので
次号はおそらく休載かと。
再開がいつになるかはわかりませんが
かなり注目の対局だと思いますので
万全な状態で再開することを願っています。