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キングダム 最新 第802話 ネタバレ&感想 文官達の戦いと飛信隊の昇格 72巻続き

2023年7月4日発売の

週刊ヤングジャンプ 31号に掲載されている

キングダム 第802話

ネタバレ&感想になります。

 

第802話 大将軍の軍勢

内容ネタバレ

 

全秦人の戸籍を作る

という途方もない国策が発せられ

咸陽の文官達は蜂の巣をつついたような

騒ぎで動き出した。

 

朝廷がその国策の期限を

翌年の夏までと設けたからだ。

李斯はその忙しさに

機嫌が悪くなっていたが

昌文君はそれでも葬式のようだった文官達に

一気に活気が戻ったことを喜んでいた。

 

李斯はそんな昌文君に

ここから一年お前も俺も

まともに寝れる日はないと思えと告げ

改めて決意を語る。

 

昌平君が考えた”三本柱”のうち

二本は軍のもので一本は文官のものだった。

 

ならば我らはその一本を

命懸けで立ててやるまでだ!と。

 

咸陽を中心に文官達は皆

ここから一年間奔走することとなる。

 

この大騒動の中で一つ

後々”大事”に繋がる”小事”があった。

 

秦に”燕”からの同盟に向けた話があり

その人質の役目として燕の太子が来朝していたのだが

その太子が勝手に帰国してしまったのだ。

 

これは数年後に両国の間での

大きな出来事に繋がるのだが

王宮を含め咸陽が騒々しい中

この時は燕太子の脱走はさほど問題にならなかった。

~閼与にて~

この閼与では王翦とその生き残りの兵が入城し

傷をいやしつつその立て直しをはかろうとしていたが

崩壊したと言っても過言ではない

王翦軍の復活のメドは

当然そう簡単に立つものではなかった。

 

王翦軍を無断で離脱した倉央は

糸凌と共に戻り,王翦に処罰を請うたが

王翦は特に言葉を発せず不問にし

元の場所に倉央を置いた。

 

ちなみに山秀も

いつの間にか帰還していた。

 

糸凌と共に王翦のもとを訪れた倉央は

咸陽で起きていることを報告する。

昌平君が何か大きな改革を打ち出したと。

 

部屋には五千人将の辛勝の姿もあったが

倉央はさらに言葉を続ける。

 

戸籍を作り軍編成にも大きく手が入り

来年玉鳳・楽華・飛信隊は

それぞれ五万以上の軍容となり

要所に送られると。

 

それは”大将軍”の一歩手前

であることは明らかであり

辛勝はその三軍に李牧の相手をさせるとでも?

と口を開くが倉央はその事を否定する。

 

本営も李牧をそこまで侮ってはいまい・・・

侮れるはずがないと。

 

辛勝もそれに同意した上で

李牧を討てるのは王翦様だけだと語る。

 

番吾では李牧の情報操作により

隠された青歌の力によって敗れた。

 

だが青歌のような”大玉”が

そうそう隠されているとは思えない。

 

”朱海平原”と”番吾”で一勝一敗

次でどちらが上か分かるが

勝つのは十中八九王翦様ですと。

 

しかしそんな辛勝の言葉を

王翦は違うと否定する。

十中十・・・、私が勝つと。

 

大敗したばかりということもあってか

強がりと思ったのか

厳しい表情を浮かべる倉央に

王翦は語る。

 

・・・強がりではない。

李牧は討とうと思えばいつでも討てるのだ。

 

あの男には”大いなる弱点”がある。

そこをつけば奴を殺すのは容易だと。

 

倉央はもし仮にそれが本当なら

なぜそうされなかったのかと尋ねると

王翦は淡々と言葉を返す。

 

そんな弱点をつかずとも

真っ向から戦って

勝つ算段があったからだ。

 

勝って奴の首を刎ねるか

もしくは配下にするつもりだったと。

 

その言葉を聞き倉央は

思うところがあったようで

思いの丈をぶちまける。

 

言葉遊びのついでに言わせてもらいますが

その真っ向勝負に出て敗れたせいで・・・

亜光も田里弥も死にましたぞと。

 

思わず口にしてしまった倉央は

恥じるように失礼しましたと頭を下げるが

王翦は貴様の方が正しいと告げる。

 

敗者の雄弁ほど見苦しいものはない。

今は・・・亜光・田里弥を偲び

秦と列国の動静を見守るとしようと。

一方、信から自分が五千将に

昇格すると聞かされた渕は

あまりのことに戸惑いを隠せずにいた。

 

皆からおめでとうございますと祝われるも

待って下さい!と正直に胸の想いを打ち明ける。

 

楚水殿はともかく・・・

私は何もしていません。

 

将校を討つなど武功もなく

それなのに五千将なんて・・・と。

 

信はでも五千将だ、良かったなと

笑みを浮かべていたが

渕はこれまでの信の活躍を知るだけに

将軍の一歩手前となる五千将に

自分が昇格することを納得できないでいた。

 

涙ながらに何もしてない私が

五千将なんてなっていいわけがないと言う

渕に対し信もまた茶化すことなく告げる。

 

バカだな 何もしてなくて

五千将になれるわけねェだろ。

 

俺の代わりに渕さんが

隊をまとめてくれてるから

飛信隊は成り立ってんだ。

 

新人らの話を聞いて

中堅どころの愚痴を聞いて

時には説教して導いてやって

皆がバラバラにならねェように

動き回ってくれて。

 

俺が苦手なそんな裏仕事を

きっちりやってくれるから

オレは前だけを見て思う存分に戦えるんだ。

 

だから実は飛信隊を支えてんのは

ずっと渕さんなんだよ。

 

その功績は誰も肩を

並べられねェくらいでっけェんだよ。

五千将は当然だと。

 

自分のことをそんな風に

評価してくれていると知った渕は

涙を流して感激し

他の皆もそんな渕に笑みを浮かべていた。

 

渕が五千将になることを

受け入れてくれたことに笑みを浮かべる

信だがそれより問題は羌瘣が”将軍”に

なっちまったって方だと口にする。

 

羌瘣隊の者達は諸手を上げて

将軍になったことを喜んでいたが

他の皆はなってもおかしくないとは思いつつも

何か違和感のような覚えていた。

 

そんななんとも言えない雰囲気の中

貂は口を開く。

 

・・・でもついに飛信隊の中から・・・

将軍が出るところ・・・・・・・・まで来たってことだと。

 

信はイマイチ何を言っているのか

理解出来ていないようだったが

そんな信にも分かりやすいように改めて語る。

 

王翦軍の亜光や田里弥ら

側近衆は皆しょうぐんだったろ。

 

大将軍の軍勢の規模になると

そうなってくるってことだよと。

 

貂の話を聞いて他の皆も

ようやく理解したらしく

特に渕は自分が次に将軍に

なるかもしれないことに気づき

先程よりもさらに困惑していた。

 

そんな先のことを話しているうちに

食事が出来たとの旨を知らせる音がなり

皆で連れ立って向かう中

尾平は信に尋ねる。

ところで来年俺達どこと戦うんだ?と。

 

信は昌平君から韓攻めに関しては

極秘だといわれていたことから

まだ分かんねェと誤魔化すが

その際に王賁から言われたことを思い出す。

 

韓を滅ぼす・・・

七大国時代となってから

国を滅ぼす戦い・・・・・・・

まだ誰も経験していない。

心してかかれと。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

昌平君が提唱した三本の柱について

早速動き出したわけですが

まさに文官達にとっての戦いになりそうですね。

 

文官を束ねる昌文君や李斯は

かなり忙しくなりそうではありますが

必要であるのは間違いないので

やってもらう他ないかと。

 

それより気になるのは

燕太子が勝手に帰還したこと。

 

今の状況においては小事みたいですが

いずれ大事になるようですし

どうなるのか気になる所です。

 

まあ、中華統一を目指す秦にとって

これは口実にも使えそうですので

現段階ではよくわからないものの

いずれ何らかのタイミングで

明らかになる時が来るのかも。

 

最後の飛信隊の昇格人事についても

色々気になる所はありますが

今回一番気になったのは

王翦が李牧について話した事でしょうか。

 

王翦曰く李牧には

大いなる弱点があるらしいですが

これって郭開らのことですかね?

 

彼らと李牧の関係は

最悪と言っても言い感じですし

戦場で勝てないならば

政争でと考えてもおかしくないかなと。

 

それに秦と違って

趙の王は最悪レベルですし

そちらも関係しているのかも。

 

まあ、今のところ王翦は

事態がどうなるのか見守るようですので

趙に対して何かやるということはなさそうです。

 

秦としても三つ目の柱として

韓侵攻を目論んでいますし

まずはそちらが終わってから

という感じなるかと。

 

王賁の言葉にもあったように

韓という国自体を滅ぼす戦いは

信達にとっても初めてのことですし

一体どんな戦いになるのか楽しみですね。

 

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