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キングダム 最新 第801話 ネタバレ&感想 政の覚悟と新たな戦場

2023年6月27日発売の

週刊ヤングジャンプ 30号に掲載されている

キングダム 第801話

ネタバレ&感想になります。

 

第801話 二つ目の柱

内容ネタバレ

 

相次ぐ大敗で悲願の中華統一が

潰える寸前の秦。

 

諦めないと宣言した政から新たな道を

作るようにと託された昌平君は

自身の全てを懸けてこれからの戦略を練ることに。

 

あまりにも厳しい状況の中

自死すらも考えていた昌平君だが

李牧を含めて中華に打ち勝つ策を

考えついたようで政に進言する。

 

”三つの柱”を立てることが出来れば

中華統一の道に戻れるやも知れないと。

 

その一つ目の柱として

昌平君があげたのは

秦国に住まう民全員の”戸籍作り”だった。


昌平君は語る。

実は我々朝廷は秦国全土のことを

事細かには把握しておりませぬ。

 

各城邑から遠く離れて

点在する村々や流民の作った無国籍地帯など

咸陽が認識しているその数は曖昧であり

結果そこに住み生きる人間の数の実際は

朝廷が思っている数とは

大分異なると思われますと。

 

政は地方地方の人口の推移は

その一体を治める領主の報告によっているが

確かにその数の正確さは

各領主の性格によってバラバラだと話し

昌平君も同意する。

 

その上で領主達に任すのではなく

この朝廷中央が全地域の詳細を調べ

正確に把握するのです。

 

この秦国に住まう全ての男の数 女の数

そしてその年齢を一人残らず正確に・・・・・・・・と。

 

それを聞いた昌文君は

そんなこと出来る訳がないと声をあげるが

それでも昌平君はそれをやらねば

”一つ目の改革”が成されぬ!と反論。

 

納得できない昌文君はさらに詰め寄るが

政は昌平君が何をしようとしているのか

気付いたらしく口を開く。

失った軍を取り戻す・・・・・・・・・つもりか・・・と。

 

昌平君は・・・その通りですと

政の言葉を認めた上で語る。

 

全国民の戸籍を作ることが出来れば

朝廷われわれはこの秦国内で

成人以上の男がどこに何人いるのか・・・・・・・・・・・・・・・・

掴む事が出来る。

 

つまり・・・秦全土の成人男子全てに

一人も漏れることなく”強制徴兵令”を出せば

我々は新たに”大軍勢”を生み出すことが出来ると。

 

何を言っているのか理解した昌文君は

そんなことをすれば各地で暴動が起きると

焦ったように声をあげるが

それでも昌平君は告げる。

 

普通のことをやっても取り戻せぬ・・・・・のだ。

まずはここから半年で兵三十万を生み出さねば

秦は復活の一歩すら踏み出せぬ。

 

ここから立て直すのなら身分を問わず

秦国内にて戦を傍観しているものを全て巻きこみ・・・・・・

まさに全秦人が一丸となって

列国打倒の戦争に突入するしかないのだと。


あまりにも極端な軍国主義に

昌文君は民がついてくるわけがない

そんなことをすれば民は

大王様に恨みを抱くと反論するが

政は構わぬ!と声を上げる。

 

六国を滅ぼさんとする血の王だ。

オレは外からも内から・・・

暴君のそしりを受ける覚悟が始めからある。

 

今重要なことは唯一つ!

中華統一への道を消失させぬことだ。

 

その道は秦を含めた中華全てが

苦痛を伴うのだ。

 

その先の戦のない新世界を

到来させるために

秦はどんなことがあろうと

歩を前に進めねばならぬと。

 

政の覚悟に昌文君は

それ以上口にすることは出来ず

政は改めて昌文君に告げる。

 

李斯・肆氏・馮却を召喚し

このあとすぐに取りかかれ。

 

認知していない集落が

どれ程存在しているのか想像が及ばぬ上に

前線付近は最近まで敵領土であった

地の住民もいる。

 

それら全員の戸籍作りは

途方もない作業だ。

文官を使い切っても構わぬ。

必ずやり遂げよと。

 

昌文君が命を受領したところで

政は昌平君に”二つ目の柱”について促し

昌平君は語る。

二つ目の柱は”軍の編成改革”ですと。

 

この二年で秦軍は六大将軍桓騎を失い

同じく王翦は大敗し

大軍を率いて”威”を放てる武将が

二枚も欠けました。

 

故にある将軍達の位を

大将軍の手前まで一気に引き上げ

その軍用を増大させ

各国に対する秦国の大戦略の

重大な役割と責任を

彼らに与え戦わせますと。

 

それが誰を指しているのか

政と昌文君は理解したようで

目を見開いて驚く中

昌平君は告げる。

 

大王様もはや申し上げなくても

お分かりになるはずですと。


あくる日、信と王賁、蒙恬の三人は

昌平君に呼ばれ説明を受けていた。

 

玉鳳・楽華ともに五万の軍歳

それぞれ洛紫・黄都の地を守ってもらう。

 

軍の規模を考え

それぞれの将校達も昇格させる。

 

玉鳳は関常と亜花錦を”将軍”に!

楽華は愛閃と陸仙を”将軍”に!と。

 

驚きを露わにする信をよそに

蒙恬と王賁は地図を前に

昌平君が何をしようとしているのか

考えを巡らせていた。

 

信は飛信隊は!?と声をあげるが

昌平君は取り合うことなく語り始める。

 

我々は李牧の前に二連敗し

六将桓騎を失い

王翦は敗戦の将の責を負って

更迭を余儀なくされる。

 

中華統一を目指す秦としては

取り返しのつかぬ所まで踏み外した状態だが

これからの二年で何としても

その道に戻らねばならぬ。

失敗すればそこで我々の戦いは終わると。

 

昌平君が何をしようとしているのかまで

理解が及ばない信は

どこを守ればいいのかとして

飛信隊はどうすればいいのかと尋ねるが

それに答えたのは蒙恬だった。

 

この先の動きについて

ある程度推測できたのか蒙恬は語る。

 

正確には楽華も玉鳳も守るんじゃない。

魏と趙からの援軍を阻止するのだと。

 

未だ理解が及ばない信に対し

昌平君は告げる。

 

決行は来年。

飛信隊は六万の軍とする。

 

それに伴い羌瘣を”将軍”に昇格。

楚水と渕を”五千将”に昇格。

 

そして飛信隊お前達

騰軍十万と連合軍を組み

玉鳳と楽華が魏・趙からの援軍を

止めている間に”韓”を討ち滅ぼせと。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

前回昌平君が語った

一つ目の柱の説明から始まったわけですが

民の感情を無視するならば

これ以上ない方策だと思います。

 

というよりも失われた軍を復活させるためには

それしかないのではないかと。

 

もちろん昌文君が危惧しているように

民の悪感情は避けられませんが

それでも中華統一という道に戻る為には

強行するしか道はないと思います。

 

秦の王である政もまた

覚悟を決めている以上

この流れは止められないかと。

 

そして二つ目の柱についてですが

今度は韓が相手ということになりそうですね。

 

とりあえず韓と言えば

以前騰達と一緒に

韓非子を迎え入れるために

向かった時のことを思い出します。

 

というよりもそれぐらいしか

印象がないというか

しいて言えば毒使いの将軍が

桓騎に討たれたくらい?

 

なので韓と戦うのは合従軍以来

ということになるかと。

 

もちろん作中語られていないところで

小競り合いくらいはあったかもしれませんが

今まで戦ってきた相手と比べると

ちょっと格が落ちるかな

というのが正直なところです。

 

ただ韓の第一将である洛亜完もそうですが

毒使いがいたこともあって

中々に曲者がいる可能性も高いかも。

 

どんな国でもそうですが

今は無名でもいきなり出てくる

信みたいなのもいるかもしれませんしね。

 

まあ、なんにしても韓に勝てなきゃ

全てが頓挫するのは避けられないので

一国が滅びるというのがどういうものかも含め

どんな戦いになるのか楽しみです。

 

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