2024年7月4日発売の
ヤングジャンプ 31号に連載されている
テラフォーマーズ #63の
ネタバレ&感想になります。
#63 THE MEASURE OF ALL THINGS 万物の尺度
内容ネタバレ
もう一度青蝦蛄になってみろ。
初めてこの姿で・・・
人間を殴りたくなったぞ・・・!
——覚悟しろ
そう言い放った慶次のパンチは
ハンニバルの頬に突き刺さり
その身体を吹き飛ばす。
まともに食らったハンニバルは
その一撃で足にきたようで
膝をつきそうになるも
慶次によって無理やり立たされた瞬間
今度は強烈なボディの一撃が突き刺さり!?
身体がくの字になる程の衝撃を受け
吹き飛ぶハンニバルの姿を見て
サムライソードは物思いに耽る。
分かって来た・・・
・・・この男の事・・・。
何故あんな事が出来るのか
私が・・・私達が何故
こんなにも許せないのか・・・。
——この男には”なんとなく”が無い。
美術品も相手も家族すらも
理由無しに見出さない。
何となくが無い——だからこの男は
仲間を傷つけられ無条件にキレるとか
そこに居る人が笑顔だと
何となく嬉しいとか
美人だとテンション上がるとか
セクシーな男だと無駄に緊張するとか
要らないモノ何となく気に入って
何となく買っちゃうとか
地元のチームが好きとか
晴れだと気分が良いとか
そういうのが無い——可哀想な野郎だ。
プラスがあればやる。
マイナスがあればやらない。
”したくない”も無いし
”できない”も無い。
「好きになるもの」にも
ずっと理由を付けてきた”一族”・・・。
——ムカつく野郎だ
そんなモンに巻き込みやがって!!
慶次にボコボコに殴られ続ける
ハンニバルを見ながら
そんなことを思っていたサムライソードだが
次の瞬間慶次はハンニバルの
クロスカウンターを受け吹き飛ばされていた。
・・・覚えたと。
その一撃で血を流しながらも
立とうとする慶次を見ながら
サムライソードはなおも思う。
ハンニバルお前には分からないだろう。
鬼塚慶次の動きに無駄が多い事も
——その理由も・・・!
立ち上がった慶次は告げる。
・・・お前に『人間』を教えてやる・・・と。
その言葉を聞いたハンニバルは
嘲笑うかのように『人間』はおれだと返すが
次の瞬間サムライソードの修復が終わると同時に
三人がかりでハンニバルに襲い掛かり!?
サムライソードと慶次そしてジェット
三人がかりの攻撃を凌ぎながら
ハンニバルは学んでいた。
コストを懸けて体感する。
智は喜び財産を得る。
問題があれば改善し——
対処しまた学ぶ。
学ぶ 改善する —くり返す。
テッポウエビ体験した。
問題ない対処。
ツムギアリ対処。
モンハナシャコ対処。
対処 対処 対処
3人問題ない覚えた。
いつもと同じ。
学び終えたハンニバルは
つまらなそうな表情で・・・殺すかと呟くと
ジェットに強烈なボディを叩き込み
キャビテーションを放つ。
それにより理解する。
——やはりな
この特性とその”専用武器”か・・・。
船とこの部屋を探し当て
各セキュリティシステムを
無効化していたのは・・・。
倒れ伏す3人に対し
ハンニバルは告げる。
・・・かつて『マーズランキング』
1位のおれの弟は3人の”幹部”と闘い
相討ちになったと聞く。
・・・力不足だったな
君たちでは勝てない。
ゴキブリにも——あの男にもと。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
ブチキレた慶次が
ハンニバルをボコボコにするところから
始まった今回ですが
結果としてハンニバルの圧倒的強さが
際立った回でしたね。
あんなにもボコボコにされていたのに
3人がかりでも圧倒するとか
どんだけチート一族なのかと。
まあ、ハンニバルとしてみれば
3人を学ぶために多少受け身になっていた
だけのことなのかもしれませんが
ちょっといけるかも?と思わせていただけに
その落差は大きかった気がします。
ただハンニバルの戦い方を見る限り
色々やりようはありそうな気も。
彼は学び終えるまでは
積極的に仕掛けてこなそうですので
様子見とかそういうことはせずに
初手で最大火力をぶつけるというのが
正しい対処法なような気がします。
それも彼の特性的に難しいのは
わかっていますが
それでもそれが一番良いのではないかなと。
それにしてもラストに
弟のことに触れてましたが
ジョセフとの関係は
あんまりよくなさそうな感じ?
というよりもあれだけ
圧倒的な実力を持っているのに
ジョセフには勝てないと思っているような気が・・・。
まあ、一族の最高傑作と言われる
ジョセフの兄ですから
過去になにかあったのかも。
なんにしてもジョセフもそうですが
かの一族に勝つためには
小吉のように限界を超えて
戦う他ないのかも。
サムライソードたちとしても
このまま負けるとは思えませんし
追い込まれた彼らがどう動くのかに
期待したいところ。
特にサムライソードにとっては
姉の仇討ちでもあるわけですし
これからどうなるのか楽しみです。
気になる続きについてですが
次回は7/25発売の34号にて掲載とのこと。