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界変の魔法使い 最新 第4話 ネタバレ&感想 望みを叶えるために必要なこと

2024年10月2日発売の

週刊少年サンデー 45号に掲載されている

界変の魔法使い 第4話

ネタバレ&感想になります。

 

其の四 魔法使いの巣

内容ネタバレ

 

”死者を蘇らせる力”

それが僕に本当にあるとして——

 

知るべきは、正しいやり方

材料、道具、対価と代償——

知識だけなら多分この城で全て揃う。

世無から魔法の鍵を貰った翌日の朝

王子は食堂へ行く途中に見かけた扉に

鍵を試していた。

 

その扉の鍵は明らかに違う大きさだったが

鍵が突然変形し、扉が開いたと思ったら

そこには下へ降りる階段が。

 

驚いた王子は食堂で

早速その事について話すが

右昏によるとショートカット通路が

幾つかあるとのことだった。

 

ライチは王子に危なっかしいんだから

あたしが案内するまで待っとけと言い付けるが

ガテンからやっぱ火力だめだとの声が。

 

それを聞いた右昏は窓に向かい

空がくもっている事を確認すると

ライチに世無を起こしてくるように頼む。

 

王子は何が起きているのか分からず

不思議そうな顔を浮かべていたが

右昏はそんな王子に説明する。

 

やつの作った城だから

世無が目覚めないとこの城も

微睡んだままなのだと。

 

共に食卓についていたカボウは

この界変の後始末で

走りまわっておられるから

負荷がたまっとるのかもしれんと案じ

右昏もじゃ昼まで寝かしとく?と。

 

しかしガテンから昼飯、サラダ大盛でいいかと言われ

それは嫌だったのかやっぱ起こすかと

だらだらしているライチに再度頼むが

話を聞いていた王子は僕行きましょうかと申し出る。

 

右昏はライチじゃなくても良かったようで

起こしに行く王子に説明する。

 

あいつのガラクタ部屋の奥の

緑の扉の向こうが寝所で鍵はかかってないよ。

 

まず耳元で大音量ね。

「起きろ」でも何でも喚いて

とにかく寝所から引っぱり出して

くれればいいからと。

王子は神さまってそんな扱いでいいのか・・・

櫟江は必ず僕より早く起きてたけどな・・・

等と思いつつ寝所へと向かう。

 

寝所となる部屋を見て王子は

”巣”みたいな部屋だな・・・と思いつつ

寝ている世無の耳元で叫ぶ。

 

「起きろ!!!」と何度も叫ぶ王子の声に

世無も起きたようでうるせーと言いつつ

身体を起こすが何故か世無は

いつもの男の姿ではなく女性の姿をしていた。

 

女の人だったんですか!?と

驚く王子に世無はこれもオレの

現身うつしみの一つだと語る。

 

神仙に雌雄の別はない。

姿は自分で選ぶのさ。

ちなみにオレは十二の現身を持っている!

 

後学のために教えておいてやろうか。

眠る時は女体が一番具合がいいんだと。

 

王子は肌柔らかくて

いいにおいしますもんねと同意し

世無からこれだから王子ってやつはと言われながらも

でも神仙って食事はしないのに

睡眠はとるんですか?と尋ねる。

 

世無はよく気がついたなと

王子からの問いに素直に答える。

お前達にとっての食事に近いかもしれんなぁと。

 

王子はさらに界変の後始末って

大変なんですか?と尋ねるが

世無は質問ばかりだなと笑みを浮かべ

オレの仕事だ。お前が気にすることはないよと

それ以上教えてはくれず・・・。

 

それでも王子は界変って何なのか尋ねるが

世無にもそれはわからないようで

早く寝所を出ないと皆が怒ると

いつもの男性の姿で寝所を出ていったことで

くもりは晴れ、厨房の火も元に戻るのだった。

王子は再びライチについて

城内の掃除に勤しむ中考える。

 

禁忌だと言っているものを

そのまま聞く訳にもいかない。

 

いやでも聞き方によっては・・・?

何か交換条件、交渉材料を用意するか・・・。

 

あの人そういうの聞かなそうだけど・・・

しかも僕は既に借りばかり・・・

 

そんなことを考えながら

食事の時間となり食堂で

いつもの喧騒の中、食べていると

遅くなっちゃった~~とヤギ?の獣人が

食堂に駆け込んできた場面に遭遇する。

 

どうやら彼は外で食べるからと

お弁当を頼みに来たようで

親方の分もお願い!とガテンに声をかけていた。

 

その獣人はメーガイと呼ばれているらしく

右昏によるとメーガイは農夫だけど

庭師に弟子入りして庭師見習いもやってるとの事だった。

 

食事が終わり再びライチと共に

掃除に勤しむ中、王子はライチに尋ねる。

魔法術を教わるには弟子になるしかないのかなと。

 

ライチはやる気になった!?と

嬉しそうに聞き返すが

王子はそれを否定する。

 

いや、教わらずとも

知識や知見を得る方法があれば・・・と。

 

ライチはそんなん弟子入りが

一番早くて確実だと言い

弟子になるメリットを語り始める。

 

七色の魔法使いの弟子ってのは

また特別な契約で

後継になれば術だけじゃなく魔領も継ぐこと。

そして継げば自動的に神仙だと。

 

王子は大分重いと言い

ライチは魔法術を我流でやるのは

危ないと警告するが

王子の考えは変わらなかった。

それでも僕の魔法使いは一人だけだからと。

 

ライチはそれ以上何も言わず

ああそういう・・・と思いながらも

疑問に感じていた。

 

死んだ魔法使いに操を立てる必要はあるかね・・・

大体弟子は主従が逆では?と。

 

ライチがそんなことを考えているのをよそに

王子はやっぱりダメだな・・・と思っていた。

 

心は開かないようにしているつもりだけど

弟子にまでなってしまえば僕はきっと

あの人を裏切れなくなる・・・

 

そのまま櫟江を諦めて

忘れて生きていくのだけは

死んでも嫌だと。

夜になり、戻って来た世無は

何の収穫もなかったとため息を吐いていた。

 

だが情報も痕跡も無いのなら

小僧の存在はまだ

知られていないと考えてもいいか——

 

と考えていたところ

大変だなァ秘密を抱えると。と

世無の右目を覆う眼帯から

影のようなものが姿を見せる。

 

世無は他人事みたいに言うなよと返すが

それはヒヒと笑いながら告げる。

 

俺はとうに盲いた・・・お前の問題だろ。

嫌なら拾わなきゃ良かったのさァ!と。

 

世無はあんなもの拾わずにいられるかと言い

それに、飛び込んできたのは

奴の方だからなと返すが・・・。

 

界変が起きたあの日

世無はくそっ!と苛立ちながら

対処するため動いていた。

 

いよいよ、オレの魔領でも界変が起きた・・・

何か影響が出る前に座標の近い庭は

完全に閉じて、城への道を断っておくしかないと。

 

しかしその庭は世無が気に入っていたらしく

そうしなければならないことに葛藤しつつも

いっそ派手に破壊しておいた方が

未練が残らぬか・・・と思い魔法を使おうとした瞬間

目の前を浮幻が横切り手を止める。

 

そして浮幻たちがどこかへと

集まっていることに気づいた世無は

なんだ?と思いつつ向かうと

そこには首がない少年(王子)が倒れており・・・!?

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

今回も新キャラや新たな謎が出てきたわけですが

やっぱり王子は櫟江を

蘇らせたいと思っているみたいですね。

 

王子にとっては彼女だけが

自分の傍にいてくれたわけで

そこに自分が”死者を蘇らせる力がある”

と聞かされれば禁忌だと言われても

そりゃそうするために動くだろうなと。

 

ただそれは世無も分かっているでしょうし

だからこそ何故その力があることを

教えたのかがよく分からないところ。

 

まあ、禁忌だと理解させることで

諦めさせようとしている可能性もありますが

そうでない別の思惑もありそうな気も・・・。

 

というか未だ世無の性格というか

存在自体よく分からないので

その辺りはいずれ分かる時がくるのかも。

 

それはそれとして

界変の日のことが少し描かれて

王子を拾ってきた時の事が分かりましたが

あれってやっぱり死んで

目の力で蘇ったって事なんですかね?

 

世無もいくら神仙という

尋常じゃない存在だったにせよ

死者を生き返らせる力は無いでしょうし

あったとしても使わないと思いますし。

 

だとしたらもしかして王子って

不死の存在だったりするんでしょうか?

 

とまあ、色々と謎が増えた回でしたが

今の時点では何もわからない状態ですし

今後明らかになる時を待つしかないのかも。

 

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