雑誌掲載最新話 界変の魔法使い

界変の魔法使い 最新 第5話 ネタバレ&感想 城の侵入者と狙われた王子!?

2024年10月9日発売の

週刊少年サンデー 46号に掲載されている

界変の魔法使い 第5話

ネタバレ&感想になります。

 

其の五 魔法使いを使う者達

内容ネタバレ

 

櫟江の右目キレイだね。

空の色だ。

 

膝枕されながら王子がそう言うと

櫟江は王子の目ほどの価値はありませんよと

笑いながら言った。

 

王子がそうなの?僕の目の色

なんか暗いよと不思議そうに返すと

櫟江は王子の目を覗きこみながら言った。

 

いいえ輝きが違います。

こうして、私から見ると——夜の深い森に

流星が降り注いでいるようですよと。


あくる日の莿天城にて

王子はライチに従い掃除に向かうと

その通路は緑が生い茂っていた。

 

くっそマジか!と吐き捨てたライチは

シマオに呼びかけながら

王子にまだ初期だ。チャッとやっつければ

チャッと終わるぞと声をかける。

 

すると先程呼ばれたシマオが

音もなく姿を見せライチは

イーヨを連れてきてほしいと頼む。

 

ハイサー!と消えるように姿を消した

シマオに王子はシマオって

結局何なんだろう・・・と思っていると

ライチはイーヨに任せておけば大丈夫だけど

バケツと道具は持ってくるかと鍵を取り出す。

 

すると鍵は見る見る間に変形し

ライチは赤い扉は大体通路か階段なんだよと

近くの赤い扉の中へ。

 

そしてついでにこの鍵の便利機能だと

玉のところに息を吹きかけると簡易灯になる事

くわえて吹くと笛になることを教える。

 

けっこうな音出て皆来ちゃうから

非常事態の時だけ吹けと注意しつつ

通路から出たライチは別の扉へと向かう。

 

あの奥の赤い扉をもう一回抜けると

道具庫に近い所に出ると。

 

赤い扉から出た隣にある

大きな扉から音が聞こえた王子は

ライチにその扉の事について尋ねる。

 

ライチはあれは無理。

庭師しか開けらんねぇやつだと答えるが

次の瞬間ギィィという音と共に

大きな扉が開き始める。


大きな扉から出てきたのは式神と思しき者達で

巨大な樹を持っていた。

 

王子が離宮にも沢山いたな・・・

僕が触れると崩れて消えてしまったけど・・・と

昔の事を思い出していると

樹の上から式神に指示を出している者が姿を見せる。

 

ライチによるとその人物こそが

庭師のヨウゼンと呼ばれる者らしく

ヨウゼンは興味深さげに

王子に近づきその顔を覗きこむ。

 

王子がヨウゼンに対して

この人少し——櫟江に似てると感じた瞬間

脳裏に櫟江が崩れ落ちる瞬間が浮かび上がり

心臓が大きくドクンと鳴っていた。

 

王子の顔を覗きこんでいたヨウゼンは

いきなり笑い出しながら

やっぱ世無あいつバカだなと言い出す。

一番分かってるくせにと。

 

ライチはなぜ突然そんなことを

言い出したのかわからず何がだよと口を開くが

ヨウゼンは王子に問いかける。

王子くん、その目で界変は見たの?と。

 

ライチはヨウゼンに

新入りはまだ療養中だから、

その辺の話はちょっと・・・と話すと

ヨウゼンはじゃあいいやと

興味を無くしたようにその場を後にしていた。

 

それを見てライチが自由人め!と舌打ちする中

王子はヨウゼンから言われた言葉から

その時の事を思い出す。

 

見た・・・そうだ、僕が見たのは・・・

と思い出された光景は

城の皆がバラバラになって倒れる

凄惨なものだった。

 

そして同時に思う。

あれが界変なんだろうか・・・

だとしても・・・

どうして僕だけ生き残ったのだろう?と。


一方その頃、莿天城に

老婆らしきものが侵入してきた。

 

老婆はまったく面倒な城だねと

ため息を吐きつつ笑みを浮かべる。

 

とりあえず、見つかる前に

金目のものを漁っておくとしようか・・・!と。

 

ヨウゼンと会った後

ライチは王子の態度が

おかしい事に気づき声をかける。

 

王子から界変見たことある?と聞かれた

ライチはあるわけねえだろと返し

カボウに教わったことを語る。

 

中心部にいた奴は空間ごと消えてるし

周辺でも何が起こってるか分かんないまま

いち早く逃げた奴だけ助かってる・・・と。

 

王子はそれを聞きながら

ある疑問に思い至る。

 

お戻りください!と

慌てた様子で言っていた櫟江の元を

なぜあの時離れたのだろう・・・。

 

そう思いながら王子は

目の疼きを感じながら呟く。

・・・僕、何か・・・したのかも・・・と。

 

何言っているのかわからず

不思議そうな顔をしながら

王子を心配するライチだが老婆が

扉を開けようとしている瞬間を見てしまい

あ。と声を上げる。

 

このネズミババア!

また勝手に城入りやがったな!と

怒鳴りつけるライチだが

老婆は揶揄うように笑いながら誤魔化していた。

 

ライチの怒りは止まることなく

どーせお宝盗みに来たんだろうが!と告げるが

老婆は傍らにいる王子に気づく。

 

はじめて見る顔だ・・・ヒトの子・・・?

何やら色々術で隠されてるようだが——

 

そう思った瞬間、老婆は

におう・・・におうねえ・・・!と

表情を一変させ変身していた。

 

変身した・・・?と戸惑う王子に

ライチはあいつ興奮すると

すぐ本性出ると嫌そうに話すが

老婆は私の鼻は誤魔化せないよ・・・と

王子から目を離さなかった。

 

特等玉以上の魔力のにおい・・・

間違いない・・・魔眼持ち!それも極上!

 

次の瞬間、老婆は王子へと飛び掛かり

王子は老婆が直接目を狙っていることに気づき

まずい!と結界を発動させる。

 

しかし老婆は甘いね!お宝いただいたァ!!と

王子の結界をあっさり斬り裂き!?

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

徐々に界変の日に起きたことを

思い出しつつ王子ですが

世無に拾われた時に首がなかったことまでは

思い出していないみたいですね。

 

まあ、首を無くしていた時点で

王子もおそらく界変で亡くなった後

目の力か何かで生き返ったんだと思いますが

界変自体がイマイチよくわからないだけに

正直何とも言えないところ。

 

王子ももし仮にその時亡くなっていたならば

その記憶があるかは何とも言えませんしね。

 

それはそれとして今回新たに登場した

キャラクターですが

どちらも一筋縄ではいかない感じ。

 

庭師であるヨウゼンについては

妖人という種族で魔法術も妖術も使えて

仙人になりかけている変人とのこと。

 

そしてもう一人は、城の住民ではなく

名前こそ明らかにはなっていないものの

城に何度か侵入を果たして

金目のものを盗もうとしている老婆と。

 

どちらも一筋縄ではいかなそうな感じですが

とりあえず王子にとっては

今まさに襲われていることもあって

老婆のほうが厄介でしょうね。

 

王子の結界術もあっさり破る程ですし

自身の魔力も上手く使いこなせない王子には

正直荷が重い相手かと。

 

とりあえず老婆は王子の目が

魔眼であると判断して

襲い掛かって来たようですが

城の中で襲い掛かっているくらいですし

見事に我を失っているのは間違いないかと。

 

その状態でも結界術を破れるくらいですから

それなりの実力者だとは思いますが

どちらにしても城の住民では無い者が

城の中で暴れているわけですから

世無が介入する可能性は高いでしょうね。

 

まあ、その場合でもライチが先に

相手をすることになりそうな気もしますが

ライチの強さがわからないだけに

どうなるのかはなんとも言えないところです。

 

ともあれ、王子にとっては

災難だとは思いますが

この作品において初めての敵対者ですので

これからどうなるのか楽しみです。

 

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