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キングダム 最新 第812話 ネタバレ&感想 新生飛信隊と変わる南陽

2024年10月3日発売の

週刊ヤングジャンプ 44号に掲載されている

キングダム 第812話

ネタバレ&感想になります。

 

第812話 法の下に

内容ネタバレ

 

韓王都・新鄭決戦へ向け

飛信隊再編成の全容が

貂から発表された。

 

"百将" 昂、干斗 

"三百将" 尾平、澤さん、中鉄

"五百将" 竜有

 

”千人将” 田永、竜川

"二千将" 沛狼、田有、我呂、満童

"三千将" 崇原

"五千将" 渕さん、楚水

 

以上の昇格した者の名を列挙した貂は

最後に”将軍”として信の名をあげ告げる。

 

これで四万の軍を形成し

羌瘣の軍二万と合わせ六万の飛信隊とする!と。

一方、羌瘣隊も

新編成が組まれた。

 

"二千将" 山能(副長)、南陳、文玄、田典

"千人将" 田掘、川歳

 

昇格した者を発表した羌瘣だが

南陳らはその場で膝をつき上申する。

 

一つは将軍になられたことから

前線はなるべく我らに任せ

出来るだけ本陣にて全体を見守って頂きたい事。

 

そしてもう一つは

羌瘣に相応しい美しい甲冑を

つけて頂きたいというものだった。

 

羌瘣は甲冑めんどい動きにくいしと

乗り気じゃない様子だったが

南陳らはその事を理解した上で

それらを克服したものを

試作だけでも進ませて欲しいと願い出る。

 

それを聞いた羌瘣は

最悪着なくていいと判断したのか

試作することを許可。

 

許可されたことで南陳らは

ありがとうございます!

頑張って試作を作りますと

歓喜の声をあげるのだった。

 

組織体系が出来

そこに兵卒達が配置され

各隊が完成した。

 

つまりここからいよいよ

飛信隊六万の本格的な練兵が始まった。

一方城内では長官である剛京によって

害盗の罪を犯した男が裁かれようとしていた。

 

剛京が下したのは”斬左趾(左足首切断)”の刑であり

龍安は厳しすぎると上申する。

 

害盗を行ったのはこの男の知人達で

それを止めるつもりで同行していて

一緒に捕まってしまったのだと・・・

役職も警邏で・・・

 

そう男を擁護する龍安だが

剛京は警邏職ゆえ重罪なのだと告げる。

 

やっているかいないかは重要ではなく

害盗を働いた中にいたことが問題なのだ。

 

この男は”斬左趾”の刑

秦の法は絶対だと。

 

下された裁きは覆らず

口を噤む龍安に対し

剛京は何か言いたいことがあるのかと言い

龍安は恐れながらと口を開く。

 

秦法は我ら韓人には

少々厳しすぎるように感じます。

 

せめてもう少し我々が秦の法に慣れるまで

裁きの基準を韓のものに

近づけて頂くことは叶いませぬかと。

 

しかし剛京は全く取り合うことなく

それではいつまで経っても

ここは韓の南陽のままだと言い

それでも温情を求める龍安に告げる。

 

”儒家”はすぐにそういう曖昧なことを口にして

己の加減・・・・により”不公平”を作ってゆくと。

 

その上でお前達は侵略されたのだ

法・儒の優劣など論じ合わぬとして

悔しかったら新鄭より

軍を呼び助けてもらえと。

 

その場を後にした龍安だが

配下の者達は長官のやりように

思うところがあるようで

不満を口にしていた。

 

しかし龍安はそんな者達に対し

やめろと窘めると共に

我らが秦の・・・剛京長官の

やり方に慣れていくしかないと語る。

 

我らが反発しては南陽の住民達は

絶対に秦法の下での暮らしを受け入れぬ。

 

まずは我らが理解を示して見せる

必要があるのだと。

 

龍安の言葉を受け皆が口を噤む中

南陽の民が秦兵を刃物で刺した

との急報が届く。

 

秦兵達が住人の女を暴行し

止めようとした父親が兵に斬殺され

激昂した兄がその秦兵を刺したと。

 

龍安は急ぎ現場へと向かうが

そこには秦兵を刺した兄・呂仁は

悪くないのだと嘆願を求める民達が集まっていた。

 

すでに現場には剛京が来ており

龍安は民から呂仁を助けてほしいと懇願されるが

剛京は”斬首”だと告げ・・・。

剛京の沙汰により

民衆達の前で斬首の刑が執行されるが

刑を執行されたのは呂仁ではなく

女を暴行した秦兵だった。

 

仇は取られたぞと

呂仁・呂春の周りに民達が集まる中

龍安は剛京に声をかけようとするが

剛京は告げる。

 

あの兵は女を犯して父を殺した。

故に死罪。

 

法の下に韓人か秦人

一般人か武人かなど一切関係ない。

等しく平等なのだと。

 

その様子を城から見ていた騰は

配下の者に指示する。

 

被害に遭った家族へは

手厚く謝罪金を出せ。

 

それと今一度末端の兵まで

軍律を徹底させよと。

 

外では騰軍・飛信隊が入り乱れ

実戦さながらの練兵が展開されるようになり

城内では大小の問題が起きては揉めて

そして解決することを繰り返した。

 

そうした南陽の歩みは騰の目には

南陽にいる秦人と韓人の双方が

望む形へ進んでいるように映っていた。

 

新鄭を始め韓領土が住民を置き去りに

無血開城した南陽を心配していたが

外から知る由もなく

ただただひどい仕打ちを

受けていないことを祈るだけであった。

 

つまり南陽の変貌を

外部は誰も分かっていなかったのである。

 

そして年が明け——いよいよ”機”が熟した。

紀元前230年 中華全土が注目する

韓王都新鄭攻めが始まるのである。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

前回のラストからの流れで

飛信隊の新編成が発表されましたが

正直干斗の百将昇格は意外でした。

 

いずれどこかのタイミングで

昇進するとは思っていたものの

このタイミングでするとは。

 

まあ、冷静に考えてみれば

新兵だった干斗も朱海平原から

何度も戦を経験してますし

それほどおかしくはないのかも。

 

他の面子に関しては順当というか

それほどおかしくはないですが

あの尾平が三百将とかwww

 

飛信隊の中でも古参ですので

遅いくらいなのかもしれませんが

なんていうかまだというべきか

もうというべきか迷うところです。

 

それにしてもあらすじでは書きませんでしたが

弓矢兄弟も兄が百将、弟が五十人将に

昇格していましたね。

 

彼らがあげた戦功的に

それ以上でもおかしくないですが

その辺り貂がどう考えているのか気になる所。

 

いずれ父と同じように

隊を任せられることになるのか

その腕が確かなだけに期待したいものです。

 

それにしても軍はともかくとして

剛京たちのほうにも

変化が生まれてきたみたいですね。

 

正直剛京のことはあまり良く思っておらず

今もそうなんですが

あくまでも”法”に従って

動いているのは間違いなさそうです。

 

中華を法の下に統一することを

政が掲げている以上

秦の文官としては間違っていないかと。

 

ちょっと厳しすぎるようにも思えますが

韓人と秦人、一般人と武人

どちらに阿ることなく平等に

法を遵守する姿勢は

民にとっても悪くない気がします。

 

まあ、韓の国は基本儒教が主流ですので

反発も大きいとは思いますが

だからこそ剛京が長官として

派遣されたのかも知れませんね。

 

ともあれ騰や飛信隊、剛京の行いによって

南陽も良い方向に変わってきたのは間違いないかと。

 

それもあって次回は

ついに新鄭攻めが行われるとのことですので

変貌を遂げた南陽の存在が

この戦いにどう影響するのか楽しみです。

 

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