2019年8月29日発売の週刊ヤングジャンプ 2019年39号に連載されている
キングダム 612話のネタバレ&感想になります。
第612話 答えを持つ者
内容ネタバレ
糸凌が李牧のいる方へと向かっていくのに気づいたカイネは
すぐさまその後を追いかけるも
糸凌はすでに李牧本陣が見える場所へと辿り着いていた。
そして一気に李牧本陣へ突撃を仕掛ける糸凌だが
その瞬間姿を見せたのは三大天の一人にして武神・龐煖だった。
突如として姿を見せた龐煖は
瞬く間に糸凌の部隊の先陣を務める兵を一蹴。
思わぬ大物の登場に驚きながらも糸凌は
その首を狙い動き出すが
次の瞬間、突然龐煖が雄叫びを上げたことで
敵も味方も馬が恐慌状態に陥ってしまうことに。
皆が馬を落ち着かせようとする中
龐煖は兵士に李牧の居場所を聞き出し
そちらへと馬を向ける。
そしてその龐煖の首を狙っていた糸凌だが
今の騒ぎの中でカイネ隊が追い付いたことで
仕切りなおすために舌打ちしつつも倉央のもとへ戻るのだった。
いきなり本陣へと姿を見せたどこか機嫌の悪い龐煖に対し
兵士たちは恐怖で震えながらも
なんとか李牧様が来るまではと宥めようとしていた。
そうした中、姿を見せた李牧に対し
龐煖は”答え”をもらいに来たと告げる。
それは李牧も理解しているようで
我々が初めて会った時に交わした”約束”
その約束を果たす日が今日であると返していた。
その上で我々の戦いも正に佳境であり
この一日で決着をつけてすぐに鄴に向かわねばならず
食料の費えた秦軍にとっても今日が決着の日であると語る。
龐煖はお前達の戦いなど関係ないと一顧だにしなかったが
李牧はそんな龐煖に大いにあると否定した上で
なぜならあなたは戦場で王騎に出会ったのですからと。
その言葉に憤った龐煖が言葉を返そうとしたところ
李牧はそれを遮るかのように
私は”答えに導く者”だったはずだと語る。
そしてあなたの求める”答え”を持っているのは
別の人間でありあなた自身も
それが誰であるのかを気づいているはずだと告げるのだった。
李牧本陣へ向け挟撃を仕掛けようとしていた飛信隊と亜光軍だが
金毛軍の前に進軍を阻まれていた。
それは軍の中に李牧の直下兵が加わっていること、
そして慶舎の仇を討たんとする金毛軍の士気が
飛信隊を圧倒していたからであった。
さらに攻勢を強める金毛軍の様子に
貂は想像以上に金毛軍が強いことを改めて感じながらも
それでも自分達がここを抜けないと秦軍が勝てないことから
どうにかして打開しようと考えを巡らせていた。
馬南慈軍を止める役を担っていた亜光軍の大将代理である段茶と
亜花錦もまた飛信隊が攻めあぐんでいるのを見て
戦力が足りていないと判断していた。
そこで段茶は亜花錦にここの軍の半分を率いて援軍に向かわせ
馬南慈軍は自分が止めることを決意する。
亜花錦はここの止めは重要かつ大変であると
ちゃんとわかっているかと確認するも
段茶はそれを理解した上で
あ奴らが抜けて李牧を挟撃できねば勝ちはないとして
ここは儂に任せて行けと告げる。
その決意に亜花錦も大丈夫だと判断したのか
段茶をいつものようにからかいながら
軍の半分を率い飛信隊の援軍へと向かうのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
てっきり糸凌とカイネの戦いが見れるのかと思いきや
まさかの龐煖登場とは流石に驚きました。
まあ、いずれかのタイミングで出てくるだろうとは
思っていましたがこのタイミングかと。
そんな彼の登場ではありますが
やっぱり彼の目は信に向かうことになりそうですね。
信としても因縁のある龐煖が相手という事で
一歩も退かないでしょうし
中々に面白くなりそうです。
それにしても李牧と龐煖が知り合いなのは分かってましたが
まさか20年来とは・・・。
ぶっちゃけ彼らの年齢がよくわからないので
なんとも言えませんが20年というと
龐煖が王騎と初めて矛を交えた時よりも前になるんですかね?
なんにしても李牧が”答えを導く者”で
答えを持っている者とか色々あるみたいですが
答えを持っている者というのは
おそらく信のことを指しているんでしょうね。
なんだかんだで都合三度になりますが
長く続いた信と龐煖の因縁も
この戦いの中で決着を迎えることになりそうです。
信がここで命を落とすとは思えない以上
龐煖が討たれるか趙を離れるかはわかりませんが
二人の戦いが盛り上がるのは間違いないかと。