2025年11月26日発売の
週刊少年サンデー 52号に掲載されている
界変の魔法使い 第27話の
ネタバレ&感想になります。
其の二十七 魔法使いと優しくない世界
内容ネタバレ
二角のおすすめポイントを案内された後
瑠洲の番になるも彼女曰く
夕方と夜の間がイチオシとのことで
日が暮れかけたら妖門橋のとこ来て!と
言い残しさっさと行ってしまう。
残された世無は兄である杷瑠にお前のような兄で
よくあんな子に育ったなと言いつつも
王子の様子が気になったらしく声をかける。
・・・どうした小僧、左手が痛むか?と。
王子がいえ。と表情無く答える中
二角は世無に提案する。
ここからすぐの町はずれに
変人のやってる本屋がある。
地図を置いてるか聞いてみるか?と。
それを聞いた世無は
変人・・・いいね!と笑みを浮かべ・・・
案内された町はずれに向かうとそこには
店先に沢山の本を積み上げ
本を読んでいる老齢の店主がいた。
なんだこいつらと言わんばかりの店主をよそに
王子と世無は店先の本を見始めていた。
そうした中、二角は地図はないかと声をかけると
店主は町歩き用なら大通りの土産物屋にでも行けと
客とは思えない態度を見せていた。
しかし世無が龍川の地図が見たい。
そこそこ正確で手頃なやつだと言うと
ちゃんとした客だと理解したのか立ち上がる。
地図はそっちの子用だな。魔法書は?と。
こんな場所に魔法書があるとは思っていなかった
世無があるのか?と聞き返すと店主は語る。
俺は自分で読んだ本しか売らないんだが
魔法書は俺にゃ正直読み切れん。
あんた読めるだろ?
そこそこ価値があると思うがと。
それを聞いた杷瑠は俺が聞いた時は
無いって言ってたじゃねーか!と声を上げるが
店主はてめえに売る魔法書は無えと
まったく取り合うことはなかった。
王子も魔法書と聞いて目を輝かせるも
世無からお前にはまだ早いと言われてしまい
世無は店主と共に店の中へ。
残された王子は杷瑠に声をかける。
本は人を選ぶといいます。
そして時を選ぶとも。
その者にとってもっとも
必要とすべき時に出会う本があると。
だから本と友達になっておくのは悪くない・・・
僕の父の言葉です。
必要ならめぐり会うのでしょう。
僕もまだ早いとか言われてますしと。
その言葉を聞いた杷瑠から
お前の親父何やってる人?と聞かれた王子は
国王って何ていえば・・・と悩みつつ
杷瑠が口にした術者という言葉を聞き
そうです術者ですと返す。
でもよくは知りません。
よく知らないうちに・・・
いなくなってしまいましたと。
それを聞き杷瑠がそっか・・・と返す中
王子は父のことを思い出していた。
父は言った。
お前は王族。人を統べる立場にある。
逃げてばかりはいられぬぞ。
寂しい者に本は優しい。
しかしお前の背負うものを引き受けてはくれぬ。
お前は優しい世界の住民などではないこと
――ゆめゆめ忘れるなと。
そうこうしている間に店主と共に
戻ってきた世無だが良い魔法書があったのか
オレとしたことがまた余計な出費を・・・と
愚痴を零していた。
そして世無は買った魔法書に魔法をかけ
鳥へと変化させると先に城に帰っとけと
変化させた鳥を城へと向かって放つ。
それを見た二角はすげえと零しながらも
杷瑠に俺仕事いくからと後を任せ去っていき
残された杷瑠は王子と世無についてこいと
自分のおすすめスポットへと案内する。
人気のない場所へと案内されつつ向かうと
そこには川が流れていた。
世無は修行場かと声をかけると
杷瑠はそれを否定することなく語り始める。
特別気に入ってるとは思わねえけど
長時間過ごしてるし・・・
水は、ここらじゃ一番澄んでるんじゃねえかな。
金持ちは美味い水とか好きだろと。
話を聞いていた世無が
お前、師はいるのか?と訊ねると
杷瑠は親父に教わってたけど死んだと語る。
なんでか水の操り方ばかりやらされてたけど・・・
全然モノにならなかったよと。
しかし世無はそうかな?と杷瑠の杖を使い
川の水を杷瑠の顔に浴びせる。
その水は杷瑠の口を塞ぎ
息ができなくなって苦しむ杷瑠に世無は告げる。
術の使い方は頭の使い方。
術の精度は積み重ねた努力だ。
お前みたいのに限って基本をおろそかにする。
そういうの出るんだよ、随所に!と。
そう言って魔法を解いた世無は
咽る杷瑠に対して言葉を続ける。
まず師を見つけろ。
この町ならまともな術者も少しはいるだろう。
あとは道具。この杖・・・玉の加工が粗すぎる。
これじゃ使うたびに手がやられるはずだ。
私は見た目や値段で粗悪品を選んで
命を縮めたいアホです、というならもう知らん。
急がぬことだ。世にいう才能なんてものは
お前の責任じゃないんだよ。
それに囚われて諦めながら生きるなら――
くそつまらんとは思うがなと。
日が暮れ始めた頃、瑠洲は
場所取りした妖門橋にいた。
アニキたち遅いなぁ・・・
空が暗くなってきちゃったよ・・・と
空を仰いでいると世無たちが姿を見せる。
どうやら瑠洲がいるのは屋根の上らしく
結構いい場所取れたの!と
嬉しそうに説明し始める。
そこが町の大通りで・・・
あの橋の向こうが妖魔街!と。
そして王子に案内所でタダで配っている奴と
妖魔街とお店の地図を渡し
目を輝かせながら説明を続ける。
妖魔街はね、夜の帳が下りると目覚めるの。
あたしはその切り替わる瞬間がメッチャ好き。
もうすぐだよ、見てて始まるよと口にした瞬間
妖門橋に妖しい光が輝き・・・!?
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
半年ぶりの連載再開となったわけですが
話としてはそれぞれのおすすめスポット紹介の
続きって感じでしたね。
杷瑠のおすすめスポットの前に
町はずれの本屋に行くことになりましたが
話の中で父親の記憶が思い出されてましたが
何やら前とは違う感じ?
前はその目つきからして
王子の扱いが悪いのだと思ってましたが
もしかしたら違うのかも。
父親も王子に対して助言と言うか
為になることを話してましたし
一般的な家族とは違うものの
疎まれていたわけではないのかも知れませんね。
そして杷瑠についてですが
世無の言葉をちゃんと理解したなら
今後の人生も変わりそうな感じ。
流石に世無が弟子にとるとは思いませんが
ちゃんとした師匠が見つけられるならば
魔法使いとして生きることも出来るのかも。
そんな感じで色々ありながらも
最後の瑠洲のおすすめスポットの話になったところで
今回の話が終わったので続きは次回となりそうです。
予告にも何もなかったので
どんなことが怒るのかはわかりませんが
二話続けて何も起きないというのも
考えづらいですので
次回どうなるのか楽しみです。
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