2025年12月3日発売の
週刊少年サンデー 2026年1号に掲載されている
界変の魔法使い 第28話の
ネタバレ&感想になります。
其の二十八 魔法使いと光の川
内容ネタバレ
影国北部の町、龍川。
夜が更け始める頃、妖門橋前で
瑠洲と合流した王子たち。
そして夜の帳が下りると共に
妖門橋に小さな光がポツポツと灯った瞬間
瑠洲は来たァ!と声を上げる。
妖魔街は敷地内での
強引な呼び込みが禁止されているから
橋からこっちは見世物だけを楽しめるの!
タダでね!と。
そうこうしている間にも
光は連なるように灯っていき
低位とみられる妖魔が姿を見せる。
そして妖魔が熱烈歓迎と書かれた紙を
広げた瞬間、妖魔街の門に光が灯り
門の中から沢山の妖魔たちが姿を見せ・・・!?
龍川の住民達から歓声が上がり
辺りが祭りのような様相を見せる中
テンションが上がった瑠洲は
王子たちに説明する。
こっちが盛り上がると
たくさん外に出て来てくれるから
ガンガン騒いで!
これは勝負だよ・・・
妖魔たちをノせてノせて
こちら側へ召喚し尽くしたその時・・・
百鬼夜行は完成する!と。
祭り自体見たことがないのか
王子は目を輝かせるも
低位の妖魔の一体が王子の眼に気づき
正気を喪いどこかに飛び去ってしまうことに。
取り急ぎ王子の眼を隠した世無は
改めて王子に注意を促す。
あまりその目をキラキラさせるな・・・
低位妖魔なんかすぐにあてられて
おかしくなるんだから!と。
そうした中、瑠洲が待ってました!と
歓声を上げるとそこには
煌びやかな衣装を纏った女性の妖魔が。
瑠洲は目を輝かせながら語る。
妖魔街最強の妖姫、愛新宮の魔輝夜様だよ!
その美しさに国も跪くって言われているんだから!と。
それを聞いた世無が王子に
ホントの姫じゃないからなと念のため伝える中
瑠洲が魔輝夜にあたしにもお慈悲を――!と声をかける。
その声が聞こえたのか笑みを浮かべた魔輝夜が
フ・・・と何かを投げる仕草をした瞬間
瑠洲の前には光が灯った花が。
世無は一目見てそれが幻術によるものだと気づき
王子も目を輝かせる中、瑠洲は花をもらえたことが
嬉しかったようで見て見てアニキ!
お花貰っちゃった!と声をかける。
しかし杷瑠はそれどころではないようで
先程世無から言われたことを思い出していた。
何を言っているのか理解できずにいる
杷瑠に世無は言った。
イマイチ分かってないってカオだな。
もっと詳しく言ってやろうか。
この辺で最も見入りのいい
仕事があるのは妖魔街だろ?
この杖を使ってたら妖魔街では雇ってもらえない。
この真ん中の青い玉以外は即捨てろ。
火を吹く妖魔は多い。
手早く華麗に鎮火できれば
水を扱う術者は売りになる。
まあ本気の火消しは
風や結界を使った方がいいけどな。
だがこの地域は水害があるんだろ?
水の術者はたぶん必要なんだよ。
一人でムリなら束になるんだな。
この考え方も基本だ。
師を探せ。そうすれば仲間も見つかる。
凡庸な者ほど標準的な道に乗った方がいい。
その方が着実に結果が出る。
お前には、そのままでも心配してくれる
友だちも信頼してくれる妹もいるんだろう?
焦らずできることを続けろと。
杷瑠が世無から言われたことを
真剣に考え思い悩む中
瑠洲は最推し来ちゃった!と声を上げる。
時期魔王最有力――不夜城の申し子・・・
倶楽部王邪のW王子、夜摩人&武来人!
その視線の先には光輝く照明と共に
煌びやかな衣装を纏った二人の男性の姿があり
瑠洲のテンションはMAXになっていた。
そして瑠洲の手の中にあった花が
散り空へと舞い上がると共に
行列が折り返して妖魔街へと還っていき
楽しかった夜の祭りは終わりを迎えるのだった。
王子たちと別れた帰り道
杷瑠は瑠洲に青い玉を渡していた。
瑠洲はホントにあたしが貰っていいのー?
と言いつつも貰えたのが嬉しかったらしく
レアだしいい加工なんでしょ――?
絶対売らないもんね!と笑みを浮かべていた。
そして玉を手に瑠洲は語る。
せっかくの三等玉だしさぁ・・・
あたしコレで魔法術習いにいっていいかな?
だってこの玉、治癒力上げる
特質ついてるって言ってたよ。
コレ使えるようになったら
あたしがアニキの手のケガ治してあげるよ!と。
その言葉を聞いた杷瑠は勝手にしろと言い
瑠洲はやったー!と歓喜の声をあげる。
しかし心配なのかいや、待て!
それならお前の師匠も俺が探す!と言い出し・・・。
一方その頃、ホテルに戻った世無は
今夜発つ事を決めたのか
ロキを起こすために部屋の扉を叩くが
ロキはあと五分とまだ寝足りないようで・・・
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
今回で龍川の町の滞在は終わりそうですが
王子も楽しめたみたいですし
杷瑠にとっても今後を考えさせられる
良い出会いになったのではないかなと。
世無から言われたことは
ちょっと厳しいかも知れませんが
今の生活を続けるよりも
ずっといいと思いますし。
彼らとはここで別れるわけですが
いずれどこかのタイミングで
再び登場することがあればアツいなと。
最後ロキを起こして次の町に
行くことになりましたが
結局ロキはずっと寝っぱなしだったみたいですね。
これまで飛びっぱなしだったので
それも仕方ないのかもしれませんが
彼がいることでまた何か
変わったこともあったかもしれませんし
その意味ではちょっと残念だなと。
ともあれ次の町でも杷瑠たちのように
誰かしら出会いがあると思いますし
どんな展開が待っているのか楽しみです。
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