2018年6月20日発売の週刊ヤングジャンプ 2019年29号に連載されている
キングダム 604話のネタバレ&感想になります。
第604話 李牧の戦術
内容ネタバレ
李牧本陣を目がけてひた走る飛信隊の前に
立ち塞がった尭雲軍。
副長である渕の檄により勢いを増し
全体的に飛信隊が押しつつあったものの
貂曰く”予想の上”まではいっていなかった。
それは隊を引っ張っていくはずの
信と羌瘣の姿が戦場に埋もれていたからだった。
昨日、趙峩龍を討つために限界を超えて戦ったせいか
二人とも体が回復していないようで・・・。
信のいる場所を探していた尭雲軍の偵察は
飛麃の背後にて守られるようにいる信を発見し
すぐさま尭雲へと報告。
その報告を受けた尭雲は”十槍”のうち
魏多・平秀・賀滉の三人に信の首を討って来いと命令を下す。
そうした中、回復した王賁率いる玉鳳隊が
尭雲の首を取るべく姿を現わす。
尭雲は王賁に対しても十槍を差し向けるが
玉鳳隊の面々は相手が宮康の仇ということもあり
意気軒高な様子を見せていた。
戦闘に参加できるほどに回復したとはいえ
未だ全快とは程遠い王賁の目は尭雲に向けられ
尭雲もまたその視線を受け止めるかのように
王賁へと向けられるのだった。
一方、中央における李牧本軍対王翦本軍の戦いは
真っ向からの攻め合いとなった。
王翦軍・田里弥兵一万に対し
李牧軍・共伯の軍も一万。
第三将である田里弥は亜光・魔鉱とは違い
自ら矛をふるう将ではないが
それでも第三軍を張る田里弥の兵は個々の戦闘能力が異常に高い。
さらに彼らは田里弥特有の練兵により”賢く”戦う兵団であり
一度苦戦した相手には現場で修正して攻め方を自在に変化させる、
正に柔と剛の両方の強さを合わせ持っていた。
だがその戦い方が李牧軍・共伯の軍には一切通用せず
田里弥も何故通用しないのかわからずにいた。
その様子を見ていた王翦だが王翦の目を以てしても
この李牧軍の奇妙な強さの理屈は見抜けなかったが
故にすぐさま”探り”を送った。
ただしそれは”強烈な探り”であり
瞬く間に敵の先陣を粉砕するほどの強兵だった。
その強さに趙軍内にも衝撃が走る中、
傅抵もその強さに感嘆していたものの
しかしそれでも”謎を解かない限り”
李牧様の兵にはすぐに通用しなくなるのだと
笑みを浮かべるのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
とりあえず前回の勢いそのままに進んではいるものの
そう簡単にはいかないみたいですね。
信たちは昨日の激戦の後遺症が残っているみたいですし
中央も先陣を任された田里弥が大いに苦戦。
中央に関しては王翦がすぐさま探りを入れたものの
今のところ敵の強さの理由もつかめていないみたいですしね。
まあ、でも敵は怪物とまで恐れられる李牧ですから
そうすんなりいかないのはわかっていましたし
なんだかんだでギリギリの戦いになるんだろうなと。
とまあ、結果がどうなるかはさておき
秦右翼に関しては王賁が動くことになりそう。
王賁としてもしてやられた尭雲を狙うでしょうし
尭雲もそれは同様でしょうしね。
なにやらお互いに視線を交わしていましたし
王賁も尭雲を討たないと将軍になれるかどうか
微妙な戦功なので彼が討ち取ることになるのではないかと。
そして中央軍に関しては
予告で王翦が差し返す一手は・・・!?とありましたので
何かしらいい手が思い浮かんだのではないかと推察します。
というよりもさっさと敵の強さを見極めないと
このまま負けかねないですし
あくまでまだ先陣ですからね。
まだまだ戦いは始まったばかりですし
これからどんな展開を見せるのか楽しみです。