2026年3月9日発売の
別冊少年マガジン 4月号に連載されている
アルスラーン戦記 149話の
ネタバレ&感想になります。
第149章 天の怒り
内容ネタバレ
王宮に空から雷が落ちたことで
ザラーヴァントらはその音に驚きながらも
槍を下げてこちらには落ちないようにしていた。
そうした中、馬の背で震える
ジムサの姿に気づいたザラーヴァントが
雷は苦手か?と声をかけると
ジムサは焦った様子で苦手ではない!と言い
空を仰ぎ見て神の怒りだと語る。
トゥラーンでは天の神が
怒っている時に雷が落ちる。
これは天の怒りであると。
皆がそんなジムサの話に耳を傾ける中
前方からよろめきながら一頭の馬が
こちらへと向かってくることに気づく。
その馬を見て兵士の一人が
これは・・・クバード卿の馬では?と声をあげ
皆が訝しみながら卿はどこに・・・と
辺りを見渡すと王宮の扉の前にて
予想だにしない光景が・・・!?
アンドラゴラスによって扉に縫い付けられるように
身体を貫かれたクバードは手に持った剣で
なんとかアンドラゴラスを引きはがそうとするも
肩の蛇によって防がれてしまっていた。
抵抗しようもない状況の中
クバードはすぐそこまで来ているであろう
ザラーヴァントらに向けて声をあげる。
ザラーヴァントこいつを射てぇ!
蛇王だ!と。
その声に兵士達が相手が
アンドラゴラスであることから戸惑うが
ジムサはそんな兵士たちから弓を奪い
即座にアンドラゴラスへと射かける。
その矢はクバードの腕を押さえていた
蛇へと命中し悲鳴のようなものを上げた瞬間
クバードはその蛇を両断。
斬った際に飛んだ液体が
マントの端を焦がすも
アンドラゴラスを引きはがすことに成功していた。
その攻防を見て動きを止めるジムサらに対し
クバードは止まるな!射続けろ!と声をかける。
こいつはアンドラゴラス王ではない!
蛇王ザッハークだ!と。
その声に呼応するかのように
兵士達から矢が放たれた瞬間
アンドラゴラスは剣で矢を防いだ上で
兵士達の三分の一を屠っていた。
その速さはジムサらが反応できない程で
気がついた時には彼らの背後には
血の海が広がっていた。
そのような激しい動きをしたためか
クバードに斬られた蛇の断面からは
液体のようなものが辺りに飛び散る。
そして倒れていた兵士の顔に触れた瞬間
兵士は焼き焦げるような音と共に
声にもならない声を上げていた。
その光景を恐怖の表情で見ていた兵士の一人は
もう一体の蛇に頭から飲み込まれ
骨が折れる音と共にその命を落とす。
あまりの事に皆が恐怖で固まる中
アンドラゴラスはザラーヴァントとジムサに
剣を向けつつ声をかける。
そこの二人 予の足元に降れ。
有能な将は欲しい 降れと。
明らかに常人ではない蛇王に対し
ザラーヴァントは冷や汗を流しながらも
唾を飲み込み言葉を返す。
俺は・・・戦うばかりで政はよく分からぬが・・・
アルスラーン陛下の治める新しい国が・・・見たい。
異国の者とて下をに見ず
生まれの如何を問わず 奴隷も解放され
民が皆等しく幸せに生きる・・・
そのようなパルスが見たいと。
蛇王から断ればどうなるか
分かっていての事か?と脅されるも
それでもザラーヴァントは剣を抜き吠える。
このザラーヴァント 脅迫されて
主君を変えるような腰抜けではない!と。
そんなザラーヴァントにアンドラゴラスが
意外そうな目を向ける中
クバードは内心憤っていた。
ザラーヴァントの阿呆が!
逃げろ!ここは一旦引け!
退くも勇気だぞ!と。
そしてザラーヴァントは隣にいるジムサに
ささやくような声で声をかける。
ジムサ卿 俺が時を稼ぐ。
クバード卿を助けて逃げろと。
納得できないジムサは声を上げようとするが
それを遮るように蛇王が口を開く。
「民が皆等しく」よいではないか。
予の治める国にも奴隷はない。
生まれた国による区別もない。平等だ。
全ての民は平等に予の贄であると。
それを聞いたザラーヴァントらが
本当の意味で相容れない存在であると理解し
恐怖に怯えながらも睨みつける中
蛇王はジムサへと声をかける。
そちらの男はどうだ?予に降るか?と。
そんなアンドラゴラスの言葉に
ジムサは考えるような素振りを見せつつ口を開く。
・・・俺はあそこのクバード卿と
剣を交えた事があるのだが一蹴された。
そんなクバード卿をこのような目に遭わせた
おぬしと戦えば・・・間違いなく俺は死ぬだろうと。
それを聞いたクバードが内心
そうだ!逃げろ二人とも!おぬしらの手に
負える相手ではない!と同意する中
ジムサはさらに言葉を続ける。
ならば――どうせここで死ぬなら
この男に付き合うだけだな。
「飢えている時に一頭の羊を分けてもらった恩は」
「一生かかってもかえさなくてはならぬ」
トゥラーン人として恩を返す!
そう言ってジムサは懐から取り出した
吹き矢を蛇王へと飛ばす。
蛇王がそれを蛇が飲み込んだ兵士を盾に防ぐ中
ジムサは行け!とザラーヴァントの馬を蹴り
この場から離れさせると倒れている兵士から
矢を取りつつ蛇王へと馬を走らせる。
そしてその頭の上を跳び越す間に
矢を撃ち込んでいた。
矢を受けた蛇王はまるでダメージがないのか
背を反るように跳び越えるジムサを見ながら
ほう・・・と意外そうな表情を浮かべ口を開く。
この蛇王ザッハークの名を聞いても恐れぬかと。
そんな蛇王に対しジムサは告げる。
俺はトゥラーン人だ。パルスの昔話にある
カビ臭い王の事など知るか!と。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
前回クバードが蛇王に圧倒されているのを見て
その強さはある程度理解しているつもりでしたが
想定よりもさらに上でしたね・・・
兵士達の矢を剣で防ぐのは
ダリューンらにも出来ると思いますが
一瞬で兵士達を屠るのは流石に無理かと。
そんな圧倒的な蛇王ですが
とりあえず今回分かったのは
蛇王の肩の蛇が即座に回復しない事。
そしてもう一つは蛇王はパルス人にとって
特効みたいな感じですがそれ以外
例えばジムサのようにトゥラーン人であれば
多少なりとも抵抗できそうな事でしょうか。
クバードのようにある一定の実力者ならば
戦う事もできるみたいですが
兵士達の反応を見るにパルス人だと
遺伝子レベルで恐怖が
刻み込まれているような気がしますし。
とりあえず今のアルスラーン陣営だと
ジムサとジャスワントが違う国の出身なので
彼らがどう戦うかにかかっているのかも。
まあ、あの蛇王に対して二人が
多少なりとも対抗できるとしても
実力的に厳しいのは間違いないので
やっぱり今は抜けないルクナバードを
どうにかするしかないでしょうね。
それが可能であるのがヒルメスなので
彼が蛇王よりも先にルクナバードを
手に出来るかどうかで
今後の展開が変わってくるのかも。
何にしても今の蛇王の強さは異常ですので
どうにかしてその力を押さえる方法がなければ
どうしようもないのも間違いないかと。
出来る事ならば主人公であるアルスラーンが
起点となってどうにかできればとは思いますが
これからどう展開していくのか楽しみです。
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