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キングダム 625話 ネタバレ&感想 対極の力 57巻続き

2019年12月12日発売の週刊ヤングジャンプ 2020年2号に連載されている

キングダム 625話のネタバレ&感想になります。

 

第625話 矛盾の答え

内容ネタバレ

 

糸凌と馬呈が一歩も退かず

互角にやり合う中

倉央たちはその隙に趙軍を押し込んでいた。

 

そして王翦もまた田里弥軍のいる場所まで

逃げることに成功しており

後ろから馬南慈軍が追ってきていたものの

一先ず命の危機を脱することが出来ていた。

 

王翦達が足元まで迫られながらも

李牧が未だ本陣にいることを訝しんでいた一方で

信と龐煖の戦いは激しさを増し・・・!?


先程まで圧倒されていた信が

まともに龐煖と打ち合っているのを見た者たちは

敵味方関係なく驚愕を露わにしていた。

 

李牧はそんな戦いを見ながら

あれが龐煖の”対極にある”力であり

龐煖が理解できない力であると語る。

 

求道者・龐煖は武神への道の極みに達したと悟り

その力を天に示すために山を降りたが

十七年前”あの力”に出会ってしまったのだと。

 

それは龐煖によって六将の一人である摎が討たれ

そして王騎によって斬られた時の事だった。

 

あの敗戦を龐煖は己がまだ未熟だったと考えたが

八年前の馬陽での再戦。

そこでもまた龐煖は一人の力では王騎に勝てなかったと。

 

李牧はあの一戦を見て龐煖は未熟だったわけではなく

十七年前もすでに”人の極みに達していて”なお

王騎に敗れたのではないかと語る。

 

その話は矛盾しており

李牧もそれを認めた上で告げる。

しかしその矛盾こそが”答え”であると。

 

そして言葉にはしないものの

麃公もその事に気づいていたのだと。

 

二人の戦いに涙を流しながら

飛信隊の者達が信に声援を送った次の瞬間

龐煖の連撃を受けきれず信は膝をついていた。

 

体中から血を吹き出す信の名を

渕らが悲鳴交じりに叫んだ瞬間

その声に呼応するかのように信の一撃が繰り出され

なんとか受け止めた龐煖もまた

膝をつく程ダメージを受けていた。

 

龐煖が吹き飛ばされ膝をつくという衝撃的な光景を

目の当たりにした者たちはあまりの事に

声も発することが出来ずにいたが

その一撃を繰り出した信が未だ立ち上がれずにいるのを見て

飛信隊の者達は信の名を力の限り叫んでいた。

 

その言葉に応えるかのように

再び立ち上がろうとする信を見て

カイネたちは驚愕し言葉もなく・・・。

 

そんなカイネに李牧は語る。

個で武の結晶となった龐煖とは真逆・・・

関わる人間達の思いを紡いで

束にして戦う力であると。

 

満身創痍でありながらも再び立ち上がる信の背後には

王騎や麃公ら味方のみならず

信と戦って敗れた敵の将までもが力を貸すかのように立ち並び

自分とは異なる力を目にした龐煖は・・・!?

 

当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

いや~随分とアツイ戦いが繰り広げられていますが

こういう戦いが見たかった!って感じです。

 

自分を鍛え上げ武の極みに達した龐煖と

思いを束ねて力をする信。

 

両極に位置する二人の戦いは

まさにこの戦の決着に相応しいのではないかと。

 

ただ気になるのは李牧が何故逃げないのかという事。

龐煖の勝利に賭けてこの場から動かないのであれば

分からなくもないんですが

なんとなく口ぶり的に負けるだろうと思っているような気がします。

 

まあ、誰であろうと戦いの場に踏み入れた者なら

最後まで見届けたいのも分からなくもないんですが・・・。

 

ともあれこの二人の戦いの結果が

この戦の決着になるのはほぼ間違いないので

それを見越しているのかもしれませんが

とりあえず現状留まるのは愚策としか言いようがないでしょうね。

 

全体を見れば今現在ピンチなのは

王翦よりも李牧でしょうしね。

 

なんにしても本紙上ではすでに2020年○号ですが

暦上では2019年ということもあって

2019年のラストがどう締めくくられることになるのか楽しみです。

 

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