2020年10月22日発売の
週刊ヤングジャンプ 2020年47号に
掲載されているキングダム 658話の
ネタバレ&感想になります。
第658話 一つの覚悟
内容ネタバレ
什虎城に現れた魏の軍勢。
瞬く間の襲撃により
城内は早くも大乱戦に陥っていた。
呉鳳明の井蘭車の活躍もあり
魏軍が優勢に進める中
秦・魏連合軍と什虎・楚軍の戦場では
主攻となった騰軍が敵本陣へと迫っていた。
自ら先頭に立つ騰に
白麗はその命を狙い狙撃するも
どこから狙ったのか位置が既にバレていたらしく
躱されてしまうもそこへ項翼軍が背後から襲い掛かる。
厄介な奴が追いついてきたとして
配下の者がその足止めを買って出る中
乱美迫が騰軍を守るかのように割って入ったことで
騰は我らで本陣を落とすと先を急ぐのだった。
一方、騰軍に迫られ本陣にいる
寿胡王の配下の者達は
主である寿胡王に指示を求めていた。
寿胡王はそんな彼らに
城まで退却すると告げる。
城までとは思っていなかった
配下の者達が困惑する中
寿胡王は満羽がおかしいと語る。
本来なら千斗雲同様に
自ら突っ込み前線を押し上げるが
今回はそうしなかったために逆に随分と押し込まれ
見込んでいた半分の政かも出せずにいる。
玄右と千斗雲の働きだけで勝てる程
敵は甘くなく想定外だと。
寿胡王は困惑する配下の者達に
我々は元から守るべきものはないと告げる。
だが全てを失くして久しいあの満羽が
ここに来て何か変化を見せていることは
この戦の勝敗よりも興味深いことだと。
寿胡王は声には出さなかったが
その変化をもたらしているのは
紛れもなく蒙武であると考えていた。
恐らく満羽はああなって以来
初めて本物の”漢”と出会ったのであろう。
かつての自分を重ねてしまうような
本物の”漢”にと。
そして思う。
重ねてしまうが故に
お前は蒙武を・・・。
その頃、満羽と蒙武はどちらも一歩も退かず
激しい戦いを繰り広げていた。
満羽は蒙武に告げる。
お前がないを背負っているのかまでは分からぬが
それがすでに死んだ人間の思いならば
永劫に力となるであろう。
だがそうではなく・・・
生きている者の何かを背負っているとしたら
お前は一つだけ覚悟をしておかねばならぬ。
”それに裏切られる”ことが
あるやも知れぬということをと。
そう言って矛を振り下ろす満羽に対し
蒙武はふざけたことをほざくなと迎え撃ち
今度は満羽を馬から叩き落し・・・!?
寿胡王にとって
最大の誤算は満羽の異変だった。
しかしもう一つ誤算があった。
それはあの呉鳳明が主攻を任せた
騰の圧倒的な突破力である。
寿胡王の前へと姿を見せた騰は
護衛の兵達を切り伏せ
その刃を寿胡王へと向け・・・!?
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
什虎城に魏軍が攻め寄せたり
騰が本陣を突破したりと
色々と戦場に動きが出てきたみたいですね。
蒙武も満羽を逆に
馬から叩き落していましたし
状況だけ見ればかなり優勢なのかなと。
ただ気になるというか
騰に接近され絶対絶命に見える寿胡王ですが
このまますんなりやられるのかなと。
普通に考えたら軍師が武の将軍相手に
あそこまで接近されたらどうしようもないはずなんですが
このままやられてしまった場合
なんていうか見せ場がないのが気になるところ。
もちろん相手が良いところを
見せる前に叩くというのは
常套手段というか当たり前ではあるんですが
しっくりこないというかなんていうか。
不敗ともいわれる什虎軍ですし
あの状況からでもどうにかする手が
何かありそうな気がします。
もしなかったとしたら
おそらくこの戦いはそう長くは
続かないだろうなと。
まあ、どちらの展開になっても
読者としては楽しめそうなので
それはそれで(笑)
ともあれ一気に状況が動き出したのは間違いないので
これからどう展開していくのか楽しみですね。