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進撃の巨人 最新 最終話 ネタバレ&感想 未来

2020年4月9日発売の

別冊少年マガジン 2021年5月号に

連載されている進撃の巨人 最終話

ネタバレ&感想になります。

 

最終話 あの丘の木に向かって

内容ネタバレ

 

子供の姿をしたエレンに

同じく子供のアルミンが

愚痴っていた。

 

進撃の巨人の力で見た

未来のためだってことはわかるが

僕をボコボコにしなきゃ

いけなかった理由は何なのかと。

 

エレンはお前達を突き放すことに

必死だったと語る。

 

自分でも何やってんだろうと

思いながら勢いと流れに任せて・・・

本当に悪かったと。

 

その言葉を聞きアルミンは

僕じゃなくてでたらめ言って傷つけた

ミカサに言うべきだと言い

エレンもそれに同意していた。

そんな事を話していた二人だが

アルミンは問いかける。

 

すべては突き放した僕らを

エレンを討ち取り

人類を滅亡から救った英雄に

仕立て上げるためなのかと。

 

エレンはそうだと語る。

お前達は生き残った人類すべての

恩人になるだろう。

 

島のあくまでありながら

パラディ島に背き人道を貫いた

この世で最も敬意を表される

存在になるはずだと。

 

アルミンはそれじゃあ

タイバー家のみたいに

壁外人類の報復から

パラディ島を守れって言うの?

と眉を顰めるがエレンは否定する。

 

すぐに報復は出来ない。

地鳴らしで人類の8割を

殺すことになる。

戦争なんかできないと。

 

余りの事に絶句するアルミンを

エレンは歩きながら話そうと

先導する形で歩き始める。

 

歩いた先には炎の水が

川のように流れていた。

道中エレンは

始祖ユミルについて話していた。

 

始祖ユミルが二千年間

フリッツ王に従い続けているから

巨人の力が今も存在すると。

 

エレンは語る。

故郷を焼かれ親も殺され

下を抜かれた相手に

従順であり続けた理由。

 

それは始祖ユミルが

カール・フリッツを

愛していたから。

 

それが二千年経っても

ユミルを縛りつけていたものの

正体だと。

 

始祖ユミルの心の奥深くまで

理解することは出来ないが

彼女が自由を求めて

苦しんでいたのは確か。

 

二千年間ずっと・・・

愛の苦しみから解放してくれる

誰かを求め続けついに現れた。

それがミカサであると。

 

なんでミカサなの?と

尋ねるアルミンだが

エレンはそれは始祖ユミルしか

わからないと語る。

 

オレもまだミカサが

何をするのかはわからない。

 

確実にわかっていたことは

ミカサの選択がもたらす結果

その結果に行く着くためだけに

オレは進み続けた。

 

8割の人類を虐殺して

パラディ島で殺し合いさせて

皆を大切な仲間を生き残れるか

どうかも分からないまま

戦いに巻き込んだのだと。

 

アルミンはそう語ったエレンに

それが勲章授与式で見た未来・・・

それからずっと一人で

辛かったよね・・・と声をかける。

 

エレンは語る。

オレは頭がめちゃくちゃに

なっちまった・・・。

 

始祖の力がもたらす影響には

過去も未来も無く同時に存在する。

だから仕方なかった・・・。

 

あの日あの時ベルトルトは

まだ死ぬべきじゃなかった・・・。

 

だから見逃して・・・

・・・に向かわせたのは・・・。

それが何を意味しているのか

気づいたアルミンは

エレンの手を取り行こうと

次の場所へと向かう。

 

そこは海の上だった。

アルミンはエレンに

ミカサのことについて問いかける。

 

エレンのことを忘れて

誰かと幸せに生きていけると思う?

君が望んだ通りに・・・。

 

エレンはわかんねぇと答えるが

その瞬間アルミンに

殴り飛ばされていた。

 

アルミンは怒りのままに

エレンを問い詰める。

 

ミカサの恋心を無下にしたことは

どう思っているんだ!?と。

 

アルミンは何も言わないエレンに

少なくともミカサは

こんな女泣かせの事は忘れて

幸せになるべきだと告げる。

 

まあ、案外すぐに

良い人見つけて

あっさりしてる気もするなと。

 

その言葉にエレンは

心の内をぶちまける。

 

そんなの嫌だ!

一生オレだけを想っててほしい!

オレが死んだ後もしばらく・・・

10年以上は引きずっていて欲しいと。

 

アルミンもそこまでカッコ悪い事を

口にするとは思っておらず

ああ、そうと呆気にとられていた。

 

エレンは今のはミカサに

言わないでくれと言いつつ

内心を吐露する。

 

幸せになってほしいんだ・・・

本当に・・・でも・・・

やっぱ・・・と。

 

そしてエレンは

自分の願いを口にする。

 

死にたくねぇ・・・

ミカサとみんなと

一緒にいたい・・・と。

 

その言葉にアルミンは

諦めずに探そう!と声をかけるが

エレンはダメだと拒否する。

 

オレと同じでみんな

死にたくなかったはずだ・・・。

 

なのに・・・オレは・・・

許されるわけがないだろう・・・と。

 

そう語ったエレンの前には

地鳴らしによって荒廃した

大地が広がっていた。

 

アルミンがあまりの光景に

絶句する中

エレンは語る。

 

お前達に止められる結末が

わかってなくても

オレはこの世の全てを

平らにしていたと思う。

 

森は殆ど消滅し

数日後には死肉で肥えた虫が

大地を埋め尽くす。

 

オレは地表の全てを

まっさらな大地にしたかった・・・。

 

なんでか分からないが

どうしてもやりたかった・・・と。

 

エレンはアルミンに

もう時間だと告げる。

 

ここで過ごした記憶は全て消す。

次に会う時は殺し合いになるが

全て終わった時に

また思い出すだろうと。

 

アルミンは改めて

エレンに礼を言う。

 

僕達の為に・・・

殺戮者になってくれて・・・。

 

この過ちは絶対

無駄にしないと誓うと。

 

最後の抱擁を交わしながら

エレンは告げる。

 

死んだ後のことはわからないが

お前なら壁の向こう側に行ける。

 

人類を救うのは・・・

アルミンお前だと。

戦いが終わりアルミンは

全てを思い出していた。

 

そしてミカサの腕の中にある

エレンの首に縋りつき

泣き叫んでいた。

 

ミカサもエレンが会いに来てた時の

記憶を思い出していた。

 

アルミンはエレンから

ミカサがもたらした選択の結果

何が起こるのか聞いていた。

 

それは巨人の力を

この世から消し去ることに

なるというものだった。

 

巨人から人に戻った

ジャン達も全てを思い出していた。

 

エレンは彼らにも

会いに来ていたらしく

エレンの真意を知った

皆が涙を流していた。

 

リヴァイは眼前に

姿を見せたエルヴィン達の

幻を前に報告する。

 

見ていてくれたか?

これが結末らしい。

お前らが捧げた心臓の・・・。

 

そして消えゆく幻と同様に自身も

拳を左胸へと当てるのだった。

 

皆な家族を喜びを分かち合う中

ミカサはアルミンに

もう行くねと告げる。

 

このままここにいたら

きっとエレンは

きちんと埋葬させてもらえないと。

 

アルミンもそれに同意し

しずかなところで眠らせてあげてと言い

ミカサはエレンの首を腕に抱き

エレンはいつもあそこで居眠りしてたと

向かう先を伝えその場を後にする。

 

そして残されたアルミンは

為すべきことを為すため

涙を拭き立ち上がる。

 

そして人か巨人か

証明してくれとエルディア人に

銃を向ける軍人の前に立ち告げる。

 

こちらがまだ巨人の力を

有しているのなら

巨人の力を使って

抵抗するでしょう。

 

ですが銃口を向けられた今も

無力な人のままである事は

我々が人である何よりの証拠だと。

 

その上でアルミンは

パラディ島のエルディア人

アルミン・アルレルト

”進撃の巨人”エレン・イェーガーを

殺した者だと名乗るのだった。

天と地の戦いと呼ばれた

あの日から3年。

 

途方もない命が奪われ

生き残った人々も癒えぬ傷跡に

苦しまれている事でしょう。

 

喪失の最中にある世界が

危惧する通りエルディア国は

イェーガー派が取り仕切る

”軍”を結成し軍備増強に

力を注ぐ日々を送っています。

 

海の向こう側で生き残った

人類の報復を恐れて

島は一丸となり声を揚げます。

 

勝てば生きる負ければ死ぬ。

戦わなければ勝てない。

”戦え””戦え”

 

エルディアと世界

どちらかが消え去るまで

この戦いは終わらない。

 

エレンの言った事は

正しいのかもしれない。

 

それでもエレンはこの世界を

私達に託すことを選んだ。

 

今 私達が生きている。

巨人のいない世界を。

 

そう綴られたヒストリアの手紙を

アルミン達は船の中で読んでいた。

 

船の向かう先は

パラディ島エルディア国。

 

島へと近づく中

アニはアルミンに

本当に上手くいくと思うかと

尋ねていた。

 

壁を破壊し島を裏切り

国民が崇めるエレンを殺した連中が

和平交渉の連合国大使を

務めるなんて・・・と。

 

そんなアニにアルミンは

争いはなくならないと語る。

 

でもこうやって一緒にいる

僕達を見たら皆知りたくなるはずだ。

 

僕達の物語を。

散々殺し合った者同士が

どうしてパラディ島に現れ

平和を訴えるのか。

 

僕達が見てきた物語

そのすべてを話そう・・・と。

 

ミカサはエレンが良く居眠りしてた

丘の木を訪れていた。

 

木の根元にはエレンの墓があり

もうすぐみんなが会いにくると

声をかける。

 

昔の事を思い出し

またあなたに会いたいと

涙を流すミカサの前に

一羽の鳥が姿を見せる。

 

その鳥はほどけかかっていた

ミカサのマフラーを直し

空へと飛び立つ。

 

ミカサはハッとした様子で

空を見上げて言葉を口にする。

 

”エレン・・・”

”マフラーを巻いてくれて”

”ありがとう・・・”と

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

最終回を迎えたわけですが

ついに終わってしまいましたね・・・。

 

最終回自体の流れは

ある程度予想通りでしたが

まさかラストに

ミカサのあの言葉があるとは・・・。

 

あのシーンが印象に残っている

読者もかなりいると思いますので

結構な反響があるんじゃないかなと。

 

結果としてみれば

エレンは仲間の為に

自らの命を犠牲にしたわけで

なんともエレンらしいなと。

 

もちろんその行動自体は

褒められたものじゃないですが

少なくとも仲間達は

責めることはないでしょうね。

 

エレン自身も言葉は変ですが

したくてしたわけじゃなく

そうせざるを得ない状況に

追いやられてしまった為に

ああいう行動に出たわけで・・・。

 

死にたくねぇ・・・

ミカサとみんなと

一緒にいたい・・・というのが

エレンの本心だったんでしょうね。

 

エレンにとっては他の人類よりも

仲間のほうが大事だったわけで

守るためにはそうするしかなかった

という感じなのかも。

 

何にしてもダークファンタジーという

ジャンルと言うこともあって

ハッピーエンドには

ならないと思ってましたが

悪くない終わり方だったと思います。

 

主人公が命を落としているので

色々思うところもあるでしょうけど

彼が守りたかった仲間は

全員とはいいませんが

生き残っているわけですしね。

 

また改めて最初から

読み返そうと思ってますが

11年7か月にも及んだ

長期連載でしたので

後々ロスが出てきそうな気がします。

 

進撃ロスとでも言えばいいのか

私自身ブログで取り上げる程

好きな作品でしたからね。

 

正直ジャンルがジャンルなので

万人向けではないですが

本当に良い作品だったと思います。

 

作者の諌山創先生には

こんな良い作品を

世に送り出してくれたことに

感謝の言葉しかありません。

 

流石にこれだけの大作でしたので

すぐに違う作品というのは

無理だと思いますが

また再び先生の作品に

出会えることを願っています。

 

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