2020年3月9日発売の
別冊少年マガジン 2021年4月号に
連載されている進撃の巨人 138話の
ネタバレ&感想になります。
第138話 長い夢
内容ネタバレ
地鳴らしから逃げまどっていた
人々は巨人達が止まったことに
気づき足を止める。
ファルコに乗ったミカサ達も
彼らのいる場所へと降り立ち
事態の把握に努めていた。
あれが最後だなんてと
エレンに言われたことを思い出す
ミカサの頭痛がひどくなる一方で
ガビやピークは家族と再会。
ファルコも変身を解き
その輪に加わる中、ミカサ達は改めて
地鳴らしを止めたのは
間違いじゃなかったと感じていた。
アニも父がいると知り
城塞へと走る中
ミカサ達はライナー達が
いた場所へと目を向ける。
丁度超大型に変身したアルミンが
巨大なクレーターから出てくる所で
ライナーも無事なのが見てとれたが
あの光るムカデのような奴もまた
あの爆発をくらって尚存在していた。
アルミンとライナーも
あれが一体何なのかわからないものの
生かしておくべきじゃないのは
確かだと止めを刺そうと動き出す。
しかしその直後クレーターから
大きな光が発生し
超大型と比肩する大きさの
エレンと思しき巨人の姿が見せる。
エレンがあれで終わったと
思っていなかったジャン達だが
どうすれば分からずにいた。
ガビから何が起こるかわからないと
あの光るヤツとエレンを
接触させないでとの声があがり
コニーはあの光るヤツを
殺さなければと声をあげる。
しかしリヴァイはあの爆発に
耐えたヤツをどうやって殺すと
否定した上で告げる。
狙うべきは・・・エレンだ。
奴を仕留めるまで
この悪夢は終わらねぇ・・・と。
その言葉を聞いたミカサの頭痛が
さらに激しさを増す中
ライナーが向かっていた
光るヤツが煙を吹き出し・・・!?
アニが父親との再会を果たす中
ミカサ達も煙の中にいた。
この煙について話していた所
コニーがこれはラカゴ村と
同じやり方なんじゃないかと
声をあげる。
その言葉にミカサやジャン達が
茫然とする中、リヴァイはすぐさま
ミカサ達にファルコに乗り
ここから離れると指示。
未だ事態が飲み込めないピーク達を
促し変身したファルコに乗り空へ。
巨人の力を持たないジャンとコニーも
他のエルディア人と共に残ることに。
ジャンとコニーは
これが俺達の最期かと口にしつつも
後のことは仲間に託すと語る。
そして二人が最期に
入団式の夜のことを話していた次の瞬間
巨人の力を持つファルコやピーク達
アッカーマン一族である
ミカサとリヴァイを除く
エルディア人全てが巨人へと姿を変える。
悪夢のような出来事に
皆が絶望する中
光るヤツは巨人達を周囲に集め
エレンと接触しようと動き出す。
絶対にここは通さないと
ライナーが立ち塞がる一方
アルミンとエレンの戦いの幕も
切って落とされるのだった。
光るヤツとの戦う最中
ライナーは仲間である
コニーやジャン、ガビ
そして母親の面影を残した
巨人たちを目にする。
そして涙を流しながら参戦した
アニやピークと共に
戦いながら思う。
俺達は・・・
どうすれば報われるんだ?と。
エレンのもとへと向かう中
ミカサの頭痛は
さらに激しさを増していた。
もうこれ以上耐えられない
そう思ったミカサが
私達の家に帰りたいと
涙を浮かべて願った次の瞬間
ミカサは別の場所にいた。
軒先で眠るミカサに
起きろ、風邪ひくぞ?と
声をかけるエレン。
目を覚ましたミカサは
長い夢を見ていた気がすると言い
エレンは今日は何にもしないで
ゆっくりしてようぜと
ミカサを気遣い声をかける。
そう声をかけられたミカサだが
何故か涙をながしていた。
本人にも何故涙を流しているのか
わからないようでなんでだろう?と
不思議そうにしつつ
私ここにいていいのかなって
気がして・・・と。
それを聞いたエレンは
少し俯いた様子で
もうどうすることも
できないだろ・・・と語る。
俺達が全てを放り出して
ここまで逃げてきたあの日から・・・。
マーレの戦争が終わって2か月
パラディ島侵略戦争がもうじき始まり
逃げなきゃみんな殺される・・・。
アルミンも俺達を必死で
探しているだろうと。
俺にはヒストリアを地獄に落とし
永遠の殺し合いを続けることも
島の外の人間を大虐殺することも
できなかった・・・。
それならもう・・・
あと4年の余生を静かに生きよう。
誰もいないところで二人だけで・・・
そう言ってくれたのは
ミカサお前じゃないかと。
その言葉を聞きミカサが
この話はしない約束だったのにと謝る中
エレンはもう一つ約束していいか?と
ミカサに語り掛ける。
オレが死んだらこのマフラーを
捨ててくれ・・・。
お前はこの先も長生きするんだから
オレの事は忘れて
自由になってくれ・・・。
頼むよ・・・ミカサ
忘れてくれと。
そんなあり得たかもしれない
世界のエレンの言葉に
ごめん、できない答えたミカサは
取り出したマフラーを着け
アルミン達に告げる。
エレンは口の中にいる。
私がやる、みんな協力してと。
アルミン達も了承し
エレンに対し行動を開始。
顔を殴り砕かれながらも
アルミンはエレンを押さえ
リヴァイは雷槍で
エレンの歯を破壊。
破壊された歯から
口の中へと入ったミカサは
背骨のようなもので
繋がったエレンを発見する。
そしてその首を刎ねると
いってらっしゃいエレンと
口づけを交わし・・・。
そんな二人の様子を見て
ユミルは優し気に
微笑むのだった・・・。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
ラス前ということで
一体どんな展開がまっているのかと
思っていましたが
正直言葉もないですね・・・。
一波乱あるだろうなとは
ある程度予想していたものの
ここに来てジャン達を含めた
エルディア人の巨人化があるとは
流石に予想外でした。
終わったと思ってからの
急転直下の悪夢とか・・・。
まあ、どう考えても
最悪な状況の中
ついにミカサが動いたわけですが
あの世界って何なんでしょうね?
話の流れからして
あれはあり得たかもしれない
未来の一つだったのかなと。
ゲームで言うとノーマルEND
みたいなものなのかも。
あの時こうしていたら
こうだったみたいな?
あの頭痛の中でのことなので
夢か幻想と言ってしまえば
それまでなのかもしれませんが
十分にあり得た事だと思います。
それにしても前々から
感じてはいたんですけど
どう考えてもハッピーエンドには
ならなそうですね。
ただ救いがあると言っては変ですが
ミカサが再びマフラーを身に付け
自ら手を下したのは
悪い事ではなかったかなと。
もちろんショックも
大きいとは思いますが
ある程度納得しての行動
だったと思いますし。
それともう一つ
最後にいつの間にかいた
ユミルの表情が柔らかかったのも
何かを示唆しているんでしょうね。
どことなく満足そうに見えましたし
悪い事にはならないだろうなと。
ともあれこれで残すは
最終回だけとなりますが
どんな結末を迎えるのか楽しみですね。
累計1億部突破の作品の
最終回ということで
色々企画もあるようですし
それも含めて最高の結末を
期待しています。