2021年7月15日発売の
週刊ヤングジャンプ2021年33・34合併号で
連載中の真・群青戦記 21話の
ネタバレ&感想になります。
第21話 武田の庇護で安泰だ
内容ネタバレ
食糧の供給と逃亡犯の捕獲への
協力を申し入れたミチロウ達だが
昌幸から協議の後に決めると言われ
一旦弁丸と共に車に戻ることに。
ミチロウが先が見えない状況に
頭を抱える中、児玉は
じっと郷の様子を見ながら語る。
想像とは全然違う。
飢餓や戦の印象が強かったが
民はみんな生き生きしていると。
それを聞いた弁丸は
嬉しそうに真田は
豊かな土地であると語る。
領民がああして笑って暮らせるのは
武田家の庇護あっての事
勝頼公のお陰だと。
児玉はそんな勝頼公と弁丸の
これから辿る歴史を思い出す。
武田勝頼は4年後
織田の甲州征伐により
命を落とす。
この土地は支配権の
空白地になってしまうが
真田一族は乱世を上手く
立ち回ることを・・・。
そして幸村(弁丸)は・・・と
その最後を思い一人涙するのだった。
一方、昌幸は信之と佐助
そして重臣である矢沢頼綱、
家臣である金井高勝と
ミチロウ達の事を話し合っていた。
そうした中、佐助は
あの者らを抱え込めば
敵国の目論見まで手に取るように
わかるやもしれぬと語る。
昌幸はうまく使えば
天下を・・・と笑みを浮かべ
金井もとんでもない存在だと
冷や汗を流しながら
笑みを浮かべていた。
佐助はミチロウ達について
紛れもなく”まれびと”であると語る。
かつて日本には外界からの来訪者を
”まれびと(稀人)”と呼び
福をもたらす存在と崇める風習があった。
古くは万葉集にも
その記述は残っている。
信之はまれびとならば
もてなすのがしきたりだといい
昌幸はやっとツキが
回って来たかと笑みを浮かべていた。
一室の外で話しを聞いていた
鎌之介は何か思いついたのか
嬉しそうに笑みを浮かべ・・・。
ミチロウが囚人の葛西に
マコトの事を尋ねていた所
鎌之介が姿を見せる。
鎌之介はお前らに
聞きたいことがあると
ミチロウ達に尋ねる。
先の世で由利鎌之助は
天下一の豪傑として
伝わっているかと。
鎌之介について詳しく知らない
ミチロウは児玉に尋ねるが
正直わからないという言葉が。
その言葉に思わず
笑ってしまうミチロウだが
その瞬間鎌之助の
槍の柄が襲い掛かる。
咄嗟に躱したミチロウだが
鎌之介はお前今笑ったろと
さらに柄で突きを放つ。
ミチロウは内心
恐ろしく速ぇ!と驚きながらも
何とか躱しつつ
やめるようにと声をあげる。
菊池らもなんとか止めようとするが
その瞬間佐助が割って入り
頭を下げたことで
一先ず戦いは終わり
再び昌幸のもとへ向かうことに。
その頃佐久の山奥を一頭の早馬が
真田の陣へと駆け・・・。
昌幸は話し合いの結果
其方らを厚く遇すると決したと語る。
それを聞いたミチロウ達は
これで生きていけると喜ぶが
昌幸からある条件が提示される。
それは先の世の者のみが知る
日の本の行く末、
先の世の”智慧”を全て我らに
詳らかにしろというものだった。
その条件についてミチロウが
児玉に確認を取る中
躑躅ヶ崎館よりの早馬が到着し
急報が届けられる。
それは主君・武田勝頼の
死を伝える報せだった。
勝頼公が織田に討たれたとの報を受け
場が騒然となる中、
金井はミチロウ達に貴様らまさか
知っておったのかと問いかける。
ミチロウはそんなワケないと否定し
児玉もまた天正6年にそんな事がと
蒼白になりながらも
歴史が狂っていると語る。
その言葉を聞き皆が
絶句する中佐助は語る。
いずれにせよこれで真田の
安泰は崩れました。
恐らく真田郷は
戦場になると。
一方その頃信濃国岩尾城に
囚人服を着た男が
城主の前に座っていた。
その男は告げる。
さぁ大井殿攻め時ですと。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
なにやら不穏な形で
終わった今回ですが
やっぱりあの囚人服の男が
歴史を狂わせた張本人なんですかね?
とはいえ現代人がいる以上
元の歴史からズレるのは
ある程度予想はしてました。
前作でも同じように
歴史を狂わせた奴がいましたし。
結局前作ではつじつまを
無理矢理合わせる形で進んでましたが
今回どうなるのか気になるところです。
それにしてもあの囚人の男がいた
岩尾城ですが正直
面白いところに目を付けたなと。
場所としては真田と武田の間?
くらいの位置にあるみたいですので
攻めるのは一体
どっちなんでしょうね?
話の流れ的に真田のほうに
向かってきそうなので
それを迎え撃つといった
流れになるのかなと。
なんにしてもすでに
歴史は狂ってしまいましたので
これからどうなるのか楽しみです。