2021年10月21日発売の
週刊ヤングジャンプ 2021年47号に
掲載されているキングダム 696話の
ネタバレ&感想になります。
第696話 解放の噂
内容ネタバレ
桓騎が勝ったという報せが届き
咸陽は騒然となっていた。
昼間の報告では全滅の危機に
瀕しているとの報があったことで
集まった者達は
本当なのかと困惑していた。
しかし伝者から改めて
誤報ではない旨が報告され
一気に歓喜に沸き立っていた。
そして政達は九日間劣勢だったのに
何があったのかと話しながら
次なる目標について口にする。
これで次は武城・平陽攻めに入れ
そしてその二城を抜けば
その先は趙王都・邯鄲であると。
扈輒討ち死にによる
趙軍大敗の一報は
咸陽以上に邯鄲を
どよめかせていた。
両国内を揺るがす正に
起死回生の大逆転劇であったが
この話はまだここでは
終わらないのである・・・。
飛信隊本陣に馬印が
再び伝令として訪れる。
その内容は飛信隊は今すぐ
逃げた趙軍を平陽城まで追って
こちらに戻らぬよう見張れ
というものだった。
人使いの荒い指示に不満を持ちつつも
信はその指示に従い
ケガ人はここに置いて
動ける奴だけで行くと指示するが
羌瘣は何か感じるものがあるようで・・・。
一方その頃集められた
大勢の投降兵たちは
じっと沙汰を待っていた。
待っている間にも
二十人程が兵士達に
連れて行かれる光景を目にし
投降兵の一人は見張りの兵に
あの連中はどこにと尋ねていた。
兵士から自分も知らないが
噂じゃ少しずつ解放して
やっているらしいと聞かされ
もう解放してもらえるのかと
喜んでいた。
よかった、やっぱり俺達
王翦軍に投降しておいて
本当によかったと。
見張りの兵は王翦軍ではなく
桓騎兵の一人であり
俺らの事を王翦軍だと
まだ思っているのか
バカだなと思いながら考える。
それにしてもお頭は何でこんなに早く
投降兵を解放してるんだろ。
こいつら逃がしたら
数日のうちにまた軍に入って
俺らを殺しに来るんじゃねーのか?と
そして再び二十人程が
兵士達に従いどこかへと向かう。
途中引継ぎの兵に代わり
歩かされる投降兵だが
解放されるのだと黙って従っていた。
そしてある程度まで進んだところで
兵士は投降兵にちょっとここで
休憩だと足を止めさせる。
そして間隔をあけて座らせ
水をやるから下を向けと指示した
次の瞬間全員の首は落とされていた。
同じように連れてこられた投降兵達は
次々とその首を刎ねられ・・・。
その惨劇は広域に点在した
全ての捕虜収容地で
一斉に繰り広げられた。
”大量虐殺”である。
そして日が落ちた頃
摩論のもとに全部終わったとの
報告が届き・・・。
戦死者と処刑者
その数の振り分けは不明だが
この年の戦いのことは
”史記”にも記されている。
”十三年、桓騎攻趙平陽。”
(始皇十三年に桓騎が
平陽の地を攻めた)
”殺趙将扈輒、斬首十萬”
(趙将扈輒を討ち取り
首十万を斬った)
「史記」秦始皇本紀よりー
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
やるだろうなとは思ってましたが
やっぱりやっちゃいましたね・・・。
予想はしてましたので
驚きはしませんでしたが
思っていた以上にエグいなと。
投降兵が10万というのも
現実味に欠けますし
それが首切りですからね・・・。
まあ、桓騎らしいと言えば
らしいとしか言いようがないんですが。
それにしても今回の虐殺は
敵にも味方にもかなり大きな
影響を与えそうですよね・・・。
敵は怒り狂うでしょうし
味方からも非難されるのは
間違いないかと。
特に信はそういうことを
滅茶苦茶嫌ってますので
ブチギレるでしょうね。
なんにしても次回は
今回の件についての話が
メインになるかと。