2022年1月20日発売の
週刊ヤングジャンプ 2022年8号に
掲載されている真・群青戦記 39話の
ネタバレ&感想になります。
第39話 真田の刃
内容ネタバレ
北条との戦を前に
拘置所から退避した
菊池をはじめとする現地人達。
彼らは避難先として
真田から紹介を受けた
生島足島神社へ向かっていた。
地図を片手に向かっていたものの
道はかなり狭いことから
合っているかわからず
人に聞いてみることに。
先を歩いていた母子に
道を聞こうと車から声をかけるが
この時代において車というのは
恐怖でしかなかった。
孫六と呼ばれた少年は
母と弟を守るため
泣き叫びながら立ち塞がり
聞く耳すら持ってはくれず・・・。
結局道を聞く事すらできず
母子は立ち去ってしまい
声をかけた者達は
申し訳なさを覚えていた。
そして車中からその様子を見ていた
菊池の目には涙が・・・。
何でもないと誤魔化し
再び車を進める菊池は思う。
時代に関係なく
子供はヒーローに憧れる・・・。
あんな子供でも身を挺して
親や下の子を守ろうと・・・。
それに比べておれは・・・
再び子供に会えた時
自分達だけが逃げ帰ってきた事を
どう話せばいい・・・。
そう思い深く息を吐いた
菊池は何かを決めたのか
その目には決意が宿り・・・。
雨の中、拘置所で
激しい攻防戦が繰り広げられる中
北条家本陣では
氏政らが現在の戦況について
報告を受けていた。
氏政は猫を可愛がりながら
安房守(昌幸)の首級はまだか
此奴が風邪でも引いたらどうすると
零していた。
大軍で攻めさっさと
終わらせろと。
報告をしに来た兵は
その言葉に対し
先の城攻め鉄砲水の損害に加え
奇策に慄き逃亡した兵も多いと
申し訳なさげに報告する。
その言葉を聞いた氏政は
抱いていた猫を下ろすと
その兵を斬り捨てる。
つまらん事を申すな、
士気が下がると。
その上で命を下す。
本隊の兵を分け
砦へ後詰を送れと。
遠山左衛門大夫は
それでは本隊がと声をあげるも
氏政は告げる。
真田ごときに手を焼いていては
北条の名が廃るだろう。
畳み掛けろと。
北条本陣に動きがあったとの報は
すぐさま拘置所の昌幸らの
元にも届いていた。
我が砦に大軍が迫っていると聞き
昌幸はようやく守りを緩めたかと
笑みを浮かべ告げる。
狼煙を上げろ。
開戦から五日前
昌幸らは児玉達に案内される形で
拘置所に足を運んでいた。
見慣れない建物、建材を
興味深さげに確認した昌幸は
高い塀を目の当たりにして呟く。
高い城壁じゃ・・・
縄張りは小さいが
ここまで守りに長けた
堅城は見た事がない・・・。
拘置所ならば北条の猛攻にも
耐えうるやもしれぬ。
籠城戦に持ち込むぞと。
狼煙を上げた昌幸は
不敵な笑みを浮かべ呟く。
先に討たれるのは儂か氏政か
しかし・・・我らの刃は鋭いぞと。
一方先程の狼煙を受け
信之らが氏政の首級を狙い
本陣へと駆けていた。
現代人も車でけたたましく
クラクションを鳴らしながら
彼ら真田の刃を氏政に届かせるべく
先導する形で道を切り開いていた。
真田の伏兵が本陣に向け
左翼より攻めかかろうとしている
との報せはすぐさま
氏政のもとへと届けられ!?
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
ようやくこの時代の
戦らしくなってきましたね!
北条氏政と真田昌幸の戦いなんて
歴史好きなら垂涎なのは
間違いないかと。
そこに現代人も参戦したことで
さらに混迷を深めているわけで
マジでどうなるのか読めない感じです。
なんにしても私としては
昌幸の知将らしいところが
少しでも見れたので
それだけで満足。
やっぱり昌幸としては
武よりも知で相手を
翻弄してほしいですしね。
それにしても信之達が
伏兵として北条本陣に向かうとは
なんともアツい展開!
乾坤一擲とでも言えばいいのか
これが成功したら勝ちで
駄目なら負けとまさに根競べだなと。
でもこの圧倒的な劣勢の中
勝てる可能性があるだけでも
十分にすごい事だと思います。
どう考えても負け戦の状況から
下手?したら勝てるかもしれないとか
ロマンしかないですし。
ともあれここからが
この戦の面白いところだと思いますので
どういう展開を見せるのか
続きが楽しみです。
とりあえず予告では
ミチロウがマコトを連れて
拘置所に向かっているみたいですし
マコトの命が助かるのか
そうじゃないのかも気になる所ですね。