2022年1月6日発売の
週刊ヤングジャンプ 2022年6・7合併号に
掲載されている真・群青戦記 38話の
ネタバレ&感想になります。
第38話 戦禍の兄弟
内容ネタバレ
ミチロウが駆けつけた時には
既にマコトは信之の手に掛かり
血を流し倒れていた。
倒れたマコトの側に寄り
必死に声をかけるミチロウだが
マコトの傷は深く
出血が止まらなかった。
落ち着けと何度も呟くものの
まともな判断が出来ず
狼狽えるミチロウに
意識朦朧のマコトは呟く。
・・・いい・・・
別にいいんだ、僕は・・・と。
いいわけないだろ!と
怒鳴りつけたミチロウは
マコトを背負い拘置所の
医務室へと運ぼうとするが
信之は告げる。
其奴を置いていけ。
其奴はわしの仇敵
首級をもらうと。
必死に説得しようとする
ミチロウになおも信之は告げる。
もしも其奴を助けるならば
それは真田への裏切り・・・。
この場で其奴共々切り捨てると
刀を向けるのだった。
一方その頃不破率いる部隊も
拘置所へ辿り着いていた。
不破はここに総大将である
昌幸が潜んでいるとして
兵達に攻めるように命を下す。
防衛に当たる赤坂らは
銃を持ってこれに当たり
一場ら真田衆と共に
戦いに臨むのだった。
退く気を見せないミチロウに対し
信之は警告なのか刀を振るい
その顔に一筋の傷をつけ告げる。
止まれ、ミチロウ。
次は真に斬るぞと。
その上でわしは・・・
お前を斬りとうない・・・
真田よりその者が大事か!?
と説得するがミチロウは
それでも退く事はなかった。
そんなミチロウに対し
信之は背負うマコトを支える
肘の肉を斬り落とす。
苦悶の声を上げるミチロウに
再度警告するなか
マコトはミチロウに訴えかける。
ミッちゃん・・・
やめてくれ・・・いいんだ・・・と。
ミチロウは信之に告げる。
おれはもうこいつを
放っておく訳にはいかないんだと。
その言葉にマコトが
歯を食いしばる中
弁丸が信之に語りかける。
拙者からもお頼み申します・・・
どうか刀をお納めください。
ミチロウ殿とその者も・・・
我らと同じ兄弟です。
敵・味方に別れようと
血までは分かれません。
どうか恩情を・・・と。
その言葉に信之は
何も言葉を返すことなく
下を向いていた。
そんな信之にミチロウは
源三郎・・・すまない
許してくれと告げ
その場を後にするのだった・・・。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
前回の流れからして
マコトの命はないと思ってましたが
まだ助かる可能性がか細いながらも
残されているみたいですね。
それでもこの時代において
致命傷を受けているのは
ほぼ間違いないので
本当に助かるかどうかは
正直なんとも言えないところ。
ミチロウが信之を敵にしても
助けたわけですから
なんとか助かって欲しいところですが
この先の展開次第になるかと。
それにしてもミチロウが
信之に告げた言葉は
胸に来るものがありました。
”おれはもうこいつを”
”放っておく訳にはいかないんだ”
これまでミチロウが
辿ってきた道程を思い出して
涙が溢れました。
信之としてもミチロウとしても
とても辛い決断だったんでしょうけど
弁丸の言葉によって
見逃された形になったのかなと。
先程も言いましたが
ミチロウがここまでしたんだから
なんとかマコトには
生き残って欲しいものです。
ただ気がかりなのは
今拘置所には不破の部隊が
攻めかかっている事。
流石に今の状況で
医務室に運ぶのは
難しいと思いますしね。
彼らをどうにかしないと
中に入るのも難しいので
そのあたりどうなるかなと。
ともあれ事態は
刻一刻と進みつつあるので
これからどうなるのか楽しみです。