2022年3月9日発売の
週刊少年サンデー 2022年15号に
掲載されている
葬送のフリーレン 第85話の
ネタバレ&感想になります。
第85話 悪意
内容ネタバレ
~黄金郷の記憶~
黄金郷へと侵入した
レルネン達はマハトと邂逅する。
少し離れた距離から
エーデルは支配の石環の
解析と修復をはかり
レルネンは時間を稼ぐため
マハトに単身挑むことに。
しかし一瞬目を離した瞬間
マハトはレルネンとの距離を詰め
その服を掴み、手に持った剣を
振り上げようとしていた。
間一髪のところでマハトの手を
振りほどき空へ飛んだレルネンは
時間稼ぎのために戦いながら
マハトの戦い方から考察する。
直接黄金に変えようとしてこない。
あくまで殺して見せしめに
するのが優先であり
完全に舐められていると。
しかしそれはレルネンにとって
実に都合がいいことだった。
確かに私は魔法の極みとは
ほど遠い人の身だが
時間稼ぎという姑息な戦場で
負けたことは一度もないと。
マハトもまたレルネンの戦い方から
何か別に狙いがあることに気づく。
そしてそれが支配の石環の
修復にあるという事を。
マハトは告げる。
ならその努力は無駄に終わると。
その言葉は正しかったようで
エーデルから支配の石環は
正常に作動しているとの報告が。
レルネンはならばマハトは
ヴァイゼの民に悪意を抱けない
状態のはずだと訝しみ
エーデルの見解を聞こうとするが
それを遮る形でマハトは語る。
魔族は悪意という
”言葉”は知っているが
悪意という”概念”は
持ち合わせていない。
悪意という感情はなく
存在しない感情は抱けないと。
エーデルは自身の見解を語る。
魔族の機嫌は言葉で
人を欺き捕食する魔物であり
魔族にとっては人類を欺き
殺すことが生活の一部であると。
これは生まれ持っての
ただの習性であり
人類を害することに
特別な理由はない。
恐らく人類にとっての
食って寝るといった
意思をほとんど必要としない
最低限の行為と同列。
そこに悪意を抱く余地は無く
そもそも悪意なんて感情は
必要ないのだと。
策が根底から覆された
レルネン達に対しマハトは問いかける。
次の作戦は決まったか?と。
レルネンは私の本来の目的は
あくまで情報収集であるとして
一旦撤退することにしたと語る。
あわよくば討ち取れればと
思っていたが
やはり高望みは良くないなと。
レルネンはエーデルを連れ
撤退しようと
フラスコのゴーレムを呼び出す。
しかし次の瞬間ゴーレムは斬られ
レルネンの身体から
血が噴き出していた。
俺がそれをさせるとでも
思っているのか?
と剣を振り切ったマハトに対し
レルネンは告げる。
・・・君はずっと
勘違いをしているようだが
君が戦っている相手は
私一人ではないぞと。
その言葉通りエーデルは
今の攻撃の隙を突き
マハトの身体に触れていた。
記憶を読み取ったエーデルは
その場で倒れゴーレムに
抱き上げられていたが
レルネンはそんな彼女を労い
別のゴーレムを呼び出し
この場から撤退するのだった。
デンケンの話を聞いた
フリーレンは改めてエーデルが
とんでもない程の精神魔法の
使い手であると称賛していた。
魔族の精神構造は
人類とは大きく異なる。
そこに潜って記憶を
拾い上げるのは至難の業であり
耐えがたいほどの
苦痛があったはずだと。
日没となりデンケンは
そろそろ時間だと言い出し
マハトの記憶については
用を終えてからにしようと
小屋を出ようとしていた。
首を傾げるフリーレンに
デンケンは実は毎日黄金郷に通い
話し合いを続けていると語る。
その相手とは黄金郷のマハトであり
魔族との話し合い、
つまりは時間の無駄だ。
儂はずっとそれを続けている。
藁にも縋る思いでなと。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
結局本題となるマハトの記憶までは
進みませんでしたが
マハトとの話し合いって・・・。
デンケンも時間の無駄だと
考えているようですが
何かしらの理由があるんでしょうね。
とりあえず気になるのは
何故無駄だと思っていながらも
話し合いを続けているのか。
その理由もマハトの記憶を
見てのことなんでしょうけど
一体なんなんでしょうね?
マハトに悪意という感情を
理解させようとしているとか?
まあ、これについては
次回か次々回あたりには
分かってくるとして
初めてマハトの戦闘を見ましたが
めちゃくちゃ強いですね・・・。
レルネンも時間稼ぎをメインに
戦っていたので
なんとも言えない部分もありますが
それにしたって強すぎ。
これまでの話を聞くに
マハトはてっきり魔法使いよりの
いわば後衛タイプだとばかり。
それがあれ程の身体能力を見せるとは
マジでヤバい相手だなと。
黄金に変えるには直接相手に
触れなきゃいけないという
制約があるようですが
あの速度で襲ってきたら
厄介極まりないでしょうね・・・。
そんな相手と真面に戦っては
命が幾つあっても足りないでしょうし
あとはデンケンが受け取った
マハトの記憶次第ということなるかと。