葬送のフリーレン 雑誌掲載最新話

葬送のフリーレン 最新 第84話 ネタバレ&感想 60年前の記憶

2022年2月22日発売の

週刊少年サンデー 2022年13号に

掲載されている

葬送のフリーレン 第84話

ネタバレ&感想になります。

 

第84話 命知らず

内容ネタバレ

 

黄金郷を覆う大結界。

エーデルは実際に自らの目で

結界を見て気づく。

 

あの結界には強力な

認識阻害魔法が掛けられており

普通の人間なら黄金郷を

視認する事すらできないと。

 

そして黄金郷へと向かう道中

レルネンは語る。

 

黄金郷はどうしても人目を引き

人の欲望を刺激する。

 

周辺の村の人々も

とうの昔に立ち退き

今では城塞都市ヴァイゼの場所を

覚えている者はほとんどいないと。

 

それでも認識阻害魔法を突破し

黄金を持ち帰ろうとする手練れもいるが

ほとんどが生きて帰ってこない。

 

黄金郷の大結界は

あくまで対魔族に特化した結界。

 

人間の侵入者を完璧に

防げるものではないし

流石にそんな無謀な連中の

面倒までは見切れないと。

 

それにここの黄金が流通すれば

大きな混乱を招くことになる。

 

唯一の救いは見分け方があること。

マハトの作り上げた黄金は破壊できず

どんなに熱しても力を加えても

変形することは決してない。

 

魔法での分析では

金を判別されるが

全く異なる物質であると。


レルネンは黄金郷を前に

この地方に唯一残された

集落へとエーデルを誘う。

 

この集落にはヴァイゼの領主に

仕えていた使用人がおり

数少ない生き残りの一人だった。

 

ただ老齢のため当時の記憶は

曖昧になってしまっており

エーデルにそんな彼の記憶を

読んでほしいという事だった。

 

エーデルは使用人の記憶から

60年前領主がマハトに

支配の石環を使った場面を読み取る。

 

多くの民衆の前で領主は

支配の石環を付けたマハトに命じる。

 

”城塞都市ヴァイゼの民と”

”その子々孫々に仕えることを命ず”

 

”そしてヴァイゼの民に”

”悪意を持った行いをしてはならない”

 

”少しでも悪意を抱いた時点で”

”お前は自ら命を断つことになる”と。

 

エーデルは読み取った記憶を

レルネンに報告する。

 

使用人は命令について

なんの疑問も覚えなかったが

エーデルは違った。

 

何も問題はない

相手が人ならばと。

 

そしてレルネンに

黄金郷へ向かうことを告げ

この場から去ろうとするが

最後に一つだけと

使用人に問いかける。

 

そもそも領主は何のために

マハトを操ったのかと。

 

そしてその答えが

巨万の富を得るためだと聞き

そうか、よくわかったと

村を後にするのだった。


黄金郷へと足を踏み入れ

警戒を強める中

エーデルはレルネンに尋ねる。

 

巨万の富を得るため

マハトを操った。

本当にあり得ると思うか?と。

 

加工できない黄金などすぐにばれる。

古くより多くの国が貨幣に金を用い

その価値が不変なのは

たとえ国が滅んでも下降して

新しい価値を見出すことが出来るから。

 

それが装飾品であれ

新たな国の貨幣であれ

金に価値があるのは

どんな文明でも安易に加工できる

扱いやすい希少金属だからだ。

 

対してマハトの黄金には

金としての価値はなく

偽物は偽物に過ぎず

何か自分達が理解できていない

事情があるはずだと。

 

ヴァイゼに足を踏み入れた

レルネン達は死体となった

協力者達と侵入した冒険者の一団が

飾られているのを目撃する。

 

本当に趣味が悪いと呟きながら

さらに街を歩いていたところ

マハトが姿を見せる。

 

マハトは引き返せば

良かったものをと告げる。

 

お前達のせいでまた新しく

二つの死体を飾らなければ

ならなくなったと。

 

レルネンは口調と表情を見て

随分と気怠そうじゃないかと

声をかける。

 

マハトは語る。

俺は争いがあまり好きじゃないと。

 

だから侵入者はなるべく

惨たらしく殺してから

黄金に変えるようにしている。

 

たったそれだけで

多くの人間は引き返す。

 

平穏を乱すのは

お前達のような命知らずだけだ。

 

そう話したマハトは

肩にかけていた服を

黄金の剣へと変化させるが

その瞬間レルネンから

魔法が放たれていた。

 

剣を盾に防いだマハトに

レルネンは告げる。

 

命知らずか、光栄だね。

これほどの誉め言葉を言われたのは

生まれて初めてだと。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

前回の続きでレルネンとエーデルが

メインの回でしたが

ようやくマハトが出てきましたね。

 

前の扉絵でその姿は分かってましたが

なんていうか感情が薄い感じ。

 

今まで出て来た魔族の中では

リュグナーみたいな?

 

それにしても改めて思いましたが

悪いのは全部領主ですよね・・・。

 

マハトを利用した理由は

別にありそうですが

魔族というものの本質を

理解していなかったために

滅びたんだろうなと。

 

”そしてヴァイゼの民に”

”悪意を持った行いをしてはならない”

 

とありましたが

人の思うところの悪意と

魔族の思うところの悪意に

大きな違いがあったんでしょうね。

 

もしこの部分をもう少し

考えて命令していれば

今のようにはなっていなかったのかも。

 

それにしても謎なのは

なんでマハトが支配の石環を

着けることになったのか。

 

前回の時にも思いましたが

この部分が本当にわからないなと。

 

それにしても黄金郷に

レルネン達が潜入したのは

予想してましたが

まさかマハトと戦っていたとは・・・。

 

デンケンに記憶を渡せたことから

結局無事だったのは間違いないですが

よくマハトの前から逃げられたなと。

 

その辺り次回にでも

語られるとは思いますが

どんな戦いになったのか

続きが楽しみです。

 

気になる続きについては

次号は休載とのことなので

次回は3/9発売の15号になるかと。

 

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