2022年3月9日発売の
別冊少年マガジン 2022年4月号に
連載されている
アルスラーン戦記 104話の
ネタバレ&感想になります。
第104章 兄妹の再会
内容ネタバレ
港町ギランで一時の休息を過ごす
アルスラーン一行。
朝靄が立ち込めるそんな日の早朝
ファランギースが馬に乗り
人知れず町を出ようとしていた所
ギーヴに声をかけられる。
俺に声をかけてくださらぬとは
つれないではないかと。
ファランギースは
妓館から朝帰りかと呆れつつも
どこへ行くのかとしつこく
尋ねてくるギーヴに
ため息を吐きつつ語る。
精霊どもが言うのじゃ。
”北へ行くと珍しい客に会える”と。
それが誰の事を指しているのか
気になったギーヴは
恨みを持つ者だったりしたら
大変だと半ば強制的に
彼女と行動を共にするのだった。
一方その頃ギランへ向かっていた
エトワールとメルレインは
盗賊に襲われていた。
一人一人の技量は大したことない
盗賊達だったが多勢に無勢。
エトワールたちは次々と襲ってくる
盗賊達に手が足りず
追い込まれつつあった。
そして技量に劣るエトワールが
窮地に陥ったその時
どこからか放たれた矢が
盗賊達に襲い掛かる。
射手はファランギースとギーヴであり
一矢たりとも外れず
急所を穿つのを見たメルレインは
その技量に驚愕していた。
・・・なんてこった。
俺はどうやらパルスで
三番目以下の射手らしいと。
ファランギースらの参戦により
盗賊を撃退したエトワールは
改めて再会を喜んでいた。
それはファランギースも同様で
なるほど珍客じゃ
精霊は嘘をつかぬものじゃと
笑っていた。
しかし精霊が言う珍客とは
彼女だけではなかったようで・・・。
ファランギースに連れられ
ギランへやって来たメルレインは
妹と再会を果たすが
アルフリードは顔を見た瞬間
逃げ出してしまう。
しかしメルレインも
そうすんなりと逃がすはずもなく
取り押さえながら
互いに思いの丈をぶつけ合い
その光景にアルスラーン達は
呆気にとられていた。
メルレインとしては
親父の遺言通りアルフリードに
族長になってもらいたい。
しかしアルフリードは
やらなければならない事があるとして
メルレインが族長になればいいと。
互いの主張が平行線を辿る中
アルフリードからヒルメスが
父の仇であると聞かされ
そうと知っていたら
生かしておきはしなかったのにと
怒りに震えていた。
自分を族長にするという
メルレインの話の矛先を
どうにかして逸らそうとする
アルフリードはここまで共に
旅をしてきたエトワールを巻き込む。
ここまで何日と一緒に
旅をしてきたあの子とは
何も無かったの?と。
しかしその疑いは
両者ともにきっぱり否定され
エトワールは改めて
今の王都について説明する。
そして王都が混乱の中にあると
聞かされたナルサスは
ダリューンに語る。
そろそろ準備をせねばならぬな。
再び挙兵する日は近いと。
一方その頃ペシャワール城では
アルスラーンに抜擢された者達が
不満を抱えていた。
ルーシャンは中書令の役こそ
解かれなかったものの
アンドラゴラスに無視され
雑務ばかりさせられ
めっきり老け込んでいた。
イスヴァーンとトゥースも
自身を引き上げてくれた
アルスラーン殿下の処遇に
未だ納得できず・・・。
キシュワードはそんな二人を
なんとか宥めるが
この事態にクバードは
全く役に立たず
ため息を吐いていた。
そしてこの日もう一つ
ややこしい仕事があるらしく
捕虜であるジムサのもとへ。
キシュワードは告げる。
国王陛下のおおせである。
トゥラーン人たるおぬしを
征途に上る前の血祭りにあげよ
とのことだと。
その言葉にジムサは
ありがたいことだ
涙も出ないほどになと、
吐き捨てるように言葉を返し・・・。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
ようやくメルレインと
アルフリードが再会しましたが
予想通りの展開でしたね(笑)
二人の主張から
こうなるのはわかってましたが
どちらも頭が固いなと。
メルレインは親父の遺言だと言い
アルフリードはやることがあるとして
族長になりたくないと。
私としてはアルフリードが
一旦族長を引き受けて
族長命令でメルレインに
後を任せるなり族長に指名するなり
すればいいんじゃないかと
思いますが難しいんですかね?
ともあれ互いの主張は
どちらも受け入れられなさそうなので
これからも言い合いは
続くことになるんだろうなと。
メルレインもアルフリードが
アルスラーンに協力する限り
ここに留まるでしょうし。
それにしてもようやく
パルス軍も動き出すみたいですね。
色々と内部には不満が
出てきているようですが
そりゃそうだろうなと。
明らかにいちゃもんつけて
あれだけ頑張ったアルスラーンを
放逐したわけですからね。
言葉には出さないものの
兵士達の間にも
その空気はあるだろうなと。
ともあれジムサの処刑が
王の命で下された以上
事態は動くことになりそうです。
ジムサもそれをすんなり
受け入れるはずもないので
何かしら起こるのは
間違いないかと。