アルスラーン戦記 61話のネタバレ&感想になります。
第61章 マルヤムの使者
内容ネタバレ
パルス王国東北部ダルバンド内海ダイラム地方、
かつてナルサスが治めていた土地である。
普段と変わらない生活を送っていたこの地に
ルシタニアに侵略されてから交易が途絶えていたマルヤムの軍船が
突如姿を見せ・・・!?
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軍船から降りてきた使者はしかるべき身分のものと会いたいと願ったことから
その対応に追われることになった地方役人。
マルヤムの使者はルシタニアの侵略者はマルヤムとパルスにとって
共通の敵であるはずだとして共に力を合わせることを願ったものの
ただの地方役人でしかない彼らには危機感がまるでなかったようで
そのうち山の向こうの騒ぎも落ち着くだろうとまるで取りあう様子を見せなかった。
そんな平和ボケした地に馬に揺られ訪れたクバードは
マルヤムの船が来ているのを知ったルシタニアの部隊が
町を襲撃している場面に遭遇する。
地方役人たちは殺されマルヤムの使者も逃げ惑う中
ルシタニアの部隊は丁度街に訪れたクバードをも標的とするが
あっさり返り討ちに。
そんなクバードに対しさらに兵を向かわせるルシタニアの部隊だが
丁度そこに居合わせた旅人を押しのけようとしたことで
反対に旅人から反撃をくらってしまい次々と討ち取られてしまっていた。
粗方の敵を屠った二人は改めて挨拶を交すことになるが
その旅人とはゾット族の族長ヘイルターシュの息子であり
アルフリードの兄であるメルレインだった。
彼らに助けられた民達からお礼の言葉をかけられていたところ
マルヤムの使者が姿を見せ我が国の内親王殿下に会って欲しいと
持ち掛けられることに。
案内されるまま港へとやって来た二人は
そこでマルヤム王の次女イリーナ内親王に仕える女官長ジョヴァンナと会う事になり
ジョヴァンナはマルヤム再建の為にイリーナ内親王を助けルシタニアを討ってほしいと
願い出るのだった。
そうした中、先の戦いで生き残ったルシタニア兵の一人は
住民の話からマルヤムの姫が船に乗っているという情報を掴んでいた。
そして住民の一人を捕まえた兵士はその住民の家へと押し入り
金目のものを出せと告げ家探しし始めた所
前領主からもらったという絵を発見する。
将来宮廷画家になるという人物の絵と聞き
これは金になるかもしれないと実際にその絵をみた瞬間
哀れな兵士の断末魔が響き渡るのだった・・・。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
実際に戦火に見舞われないとわからないのは仕方ないとはいえ
あのナルサスが治めていたとは思えない程平和ボケしてましたね。
まあ、王都から離れれば離れる程それが顕著なのは予想できますが
危機感がなさすぎるという言葉は否定しようがない事実でしょうね。
それにしても今回から新章になるのはわかりましたが
ここに来て新たな国が登場するとは正直驚きました。
まあ、新たな国といっても確かボダンが向かった先が
マルヤムだったのでその名前だけは知っていましたが
その王族の一人がダイラムにやって来たことが
どうアルスラーンに影響するのか気になるところです。
どちらにしてもそれにアルスラーンが関わることになるのは間違いないでしょうし
私としてはアルフリードの兄であるメルレインと
クバードがこれを機に仲間に加わってくれればいいなと。
それにしてもメルレインについてですが
なんていうかかなり面白いキャラみたいですね。
美形というかかなり目つきの悪いキャラなのは見てすぐ理解しましたが
その性格は正直予想以上でした(苦笑)
私的にはああいうキャラもかなり好きなのでアリだとは思いますが
なんていうか濃いキャラだなと。
なんにしてもアルフリードがアルスラーンと共にいる以上
どのタイミングかはわかりませんが
いずれアルスラーン陣営と関わることになると思いますし
その時が楽しみです。
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