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葬送のフリーレン 最新 第86話 ネタバレ&感想 マハトとの話し合い

2022年3月16日発売の

週刊少年サンデー 2022年16号に

掲載されている

葬送のフリーレン 第86話

ネタバレ&感想になります。

 

第86話 話し合い

内容ネタバレ

 

マハトとの話し合いについて

フリーレンから尋ねられた

デンケンは語る。

 

この地域一帯は

ヴァイゼ領主である

グリュック家の所領で

儂の村もそうだ。

 

儂は数少ない

ヴァイゼの民なのだと。

その話を聞きフリーレンは

支配の石環に施された

二つの命令について思い出す。

 

ヴァイゼの民に”仕える”事

ヴァイゼの民に”悪意”を

いだいてはいけない事を。

 

フェルンは何を考えて

デンケンがマハトと話し合いを

しているのか推察する。

 

”悪意”は意味が無くとも

”仕える”という命令は

有効かもしれないという事で

だからデンケン様は

黄金郷に入っても無事だった・・・。

 

もしかしてデンケン様の命令なら

聞くということなのかと。

 

それを聞いたフリーレンだが

そこまで都合のいい状況では

ないことに気づいていた。

 

それだったらデンケンが一言

マハトに”死ね”と命令するだけで

すべて丸く収まるはずだと。

 

デンケンはフリーレンの

疑問を肯定する。

 

儂に対して危害を加える事はないが

強制力のある命令は

ほとんど受け付けない。

 

魔族は元々社会性の無い生物で

”仕える”という概念すら

曖昧なのかもしれないと。

 

フリーレンはそんな状況だと

分かっていてなんで

話し合いなんて馬鹿な真似を

続けているのか問いかける。

 

マハトが理解する”仕える”の

概念によっては

いつ殺されてもおかしくないと。

 

デンケンはその問いに対し

だからこそ藁にもすがる

思いなのだと語る。

 

儂の目的は黄金郷を

元に戻すことであり

マハトを倒すことはもちろんだが

それで黄金郷が元に戻らなければ

意味がないと。

 

その言葉を聞き

フリーレンはようやく

デンケンの意図を理解し

首を傾げるシュタルクに説明する。

 

術者の死後その魔法がどうなるかは

魔法の特性により術者が死ねば

効力を失う魔法もあるが

残り続ける魔法もある。

 

代表的なものだと結界魔法、

大魔法使いフランメが

作り上げた結界魔法は

今でも現役のものがある。

 

”万物を黄金に変える魔法”は

死後も残り続ける魔法なのだと。

デンケンは仮に黄金郷を

元に戻せるのだとすれば

それはマハトだけだと語る。

 

奴もそれを自覚しており

だから決して黄金郷を

元には戻さないし

儂はマハトを殺せない。

 

たとえ殺せる手段が

見つかっても同じことで

マハトは自分の命の価値を

よく分かっていると。

 

フェルンはまるで

人質みたい・・・だと零し

フリーレンはだから意味が無いと

わかっていても話を

続けるのだと理解する。

 

黄金郷を元に戻すという

決して叶わない願いの為に。

 

確かに勝てないけれども

負ける事も無い

最悪な状況なのだと。

 

デンケンはそういうことだと言い

小屋を出ようとするが

フリーレンはその話し合いに

ついて行ってもいいかと言い出す。

 

デンケンは確証はないが

儂の友人として紹介すれば

マハトは手を出さないだろうと語る。

 

しかしそんな不確定な要素に

命を懸けさせるわけにはいかないと

その申し出を断っていた。

 

フリーレンは不確定な要素に

命を懸けているのは

デンケンも同じだと言い

確かめたいことがあると語る。

 

それにはマハトを直接

見る必要があり私達が

勝算を探している以上

無駄な話し合いを続けるよりも

よっぽど建設的であると。

 

その言葉にデンケンも折れ

フリーレンを連れていくことに。

 

シュタルク達も同行することを決め

フリーレンはそれを受け入れると共に

二人に前もって伝える。

 

ただの話し合いだし何も起こさないし

起こすつもりもないが

ただ今の内に謝っておくから

怒らないでねと。

デンケンと共に黄金郷へと

足を踏み入れたフリーレン達は

領主の館にてマハトに

出迎えられることに。

 

懸念していた事も

デンケンが儂の友人だと話すと

何事もなく受け入れられていた。

 

デンケンから丁重に扱えと言われた

マハトはフリーレン達に

改めて挨拶する。

 

お初にお目に掛かります。

私はグリュック家魔法指南役の

マハトですと。

 

それに対しフリーレンは

初めましてではなく

私は600年前に一度

お前と戦っていると返す。

 

マハトは覚えていないのか

とんだご無礼を頭を下げるが

フリーレンは覚えていないのは

想定内だったのか

やっぱり覚えていないんだと

笑みを浮かべていた。

 

そして笑みを消し告げる。

思い出させてあげようか?と。

 

その瞬間マハトの纏う空気が一変し

フェルンとシュタルクは

咄嗟に戦闘態勢へと入っていた。

 

しかしデンケンからやめろ、

儂らは話し合いに来たんだと言われ

マハトも自身の無礼を謝罪し

一行は一室へと案内されることに。

 

どうぞ冷めない内にと

出されたお茶を前に

マハトは語る。

 

茶器などは黄金に

変えないようにしているのです。

グリュック様がお好きでしたからと。

 

デンケンがそれを何の表情も見せずに

ただ見つける中、フリーレンは

シュタルク達になんのつもりだと

先程の事についてヒソヒソと

尋ねられていた。

 

フリーレンは確かめたいことが

あったんだと説明するが

マハトもそれに興味を持ったようで

何かわかりましたか?と問いかける。

 

フリーレンは語る。

やっぱり勝てない事がわかったよ。

そしてお前が完全無欠じゃない事も

よく分かったと。

マハトはフリーレンに

興味を持ったのか

デンケンから勇者一行の

魔法使いだと聞かされ

懐かし気に語る。

 

昔からデンケン様は

勇者一行の冒険譚が

大好きでしたからねと。

 

フリーレンはその言葉に噛みつく。

随分と他人事のように語るんだね。

魔王の敵討ちとか

考えていないの?と。

 

シュタルクが止めようとするが

マハトは特に表情を変えず

純粋にどうでもいいと語る。

 

忠誠心などあってないようなもので

そもそも私は本当に

戦いが嫌いなのです。

 

私の願いはただこの地で

平穏に暮らす事。

 

なのに人類はいつも私に

争いを持ち込んでくる。

今の貴方方のように。

 

元々私は魔王軍の中でも

穏健派で共存の道を探してきました。

 

支配の石環を着けられるよりも

前からですと。

 

フリーレンはそんな台詞は

いくらでも聞いたことがあると言い

魔族は息をするように

嘘をつくと全く信用してなかった。

 

しかしマハトは嘘を言ってはおらず

その記憶を読んだデンケンもまた

それが本心であり

嘘は言っていないと肯定する。

 

フリーレンはなら猶更駄目だ

お前は危険すぎると告げる。

 

共存を謳っておきながら

黄金郷を戻さず

侵入者を容赦なく殺している。

 

そして何よりもお前からは死臭がする。

それ程までにお前は人を殺めてきた。

 

人類との共存を望んでいるのに

何故殺し続けるの?

 

その問いに対しマハトは

何故そんなことを聞くのか?と

全く理解できない様子で

聞き返していた。

 

その言葉にフリーレンは

決して分かり合えない事が

よくわかったと言い

内心ではやっぱりかと思っていた。

 

この話し合いは本当に時間の無駄で

魔族は絶望的なまでに

人類とは違う生き物であると。

 

今日はこれくらいにしておこうかと

デンケンはフリーレン達を連れ

館を出る。

 

小屋へと戻る道中

フリーレンはデンケンに

マハトとはどんな関係だったのか

改めて問いかけていた。

 

デンケンは語る。

彼は領主であるグリュック家の

お抱えの魔法使いであり

儂の師でもあったと。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

前回のラストで

デンケンがマハトとの話し合いに

向かうと聞いてましたが

その意図を知れば

成程って感じですね。

 

黄金郷を元に戻すには

マハトを殺すのではなく

元に戻させなければならないとか

なんとも難しい状況・・・。

 

もちろんただ倒すだけでも

厄介極まりないんですが

あわよくば倒せたとしても

結局黄金郷は元に戻らないと。

 

フリーレンはそんなマハトを見て

何か気が付いたのか思いついたのか

したみたいな感じですので

それに期待するしかないのかも。

 

それにしても改めて思いますが

魔族と人類は本当に

相容れない存在なんだなと

改めて思います。

 

魔族が登場するたびに思いますが

これ程までに相互理解が

難しい種族なんだなと。

 

フリーレンはそれが身に染みて

理解出来ているからこそ

あんな感じで魔族と

応対しているんでしょうね。

 

私もというか大多数の人も

そうだと思いますが

理解出来ない人って

基本近寄りたくないですし

関わりたくないのが当然。

 

もちろんだからこそという人も

いるとは思いますが

間違いなく少数派だと思いますし。

 

人と人ならばそれでも

全部が全部分かり合えない

というわけではないと思いますが

魔族の場合は根底から

全く違うわけですからね。

 

もはや同じ世界の存在というか

宇宙からやって来た別の生命体

みたいな感じで

人類とは違う種族なのかも。

 

正直どういった経緯で

魔族がこの世界にいるのかも

今のところ分かりませんが

もしかしたらその可能性もないとは

言えないでしょうね。

 

ともあれ先程も言ったように

マハトとの話し合いで

フリーレンはなにかしら収穫が

あったようですし

そちらに期待したいところ。

 

なんだかんだ言っても

戦闘は避けられない気がしますが

そうなったらなったで

面白そうですし

これからどうなるのか楽しみです。

 

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