2022年8月4日発売の
週刊ヤングジャンプ2022年
36・37合併号に掲載されている
キングダム 729話の
ネタバレ&感想になります。
第729話 美しい子
内容ネタバレ
砂鬼が桓騎一家の最古参ではなく
桓騎が砂鬼一家の”最古参”なのだと
語る砂鬼一家の長。
そんな砂鬼一家の長が女性で
しかも美女だった事が明らかになり
尾平らが驚愕する中
長は桓騎について語り始める。
一家は元からあり
そこに桓騎が入ってきた。
それはあいつが十三か
そこらの時だったと。
桓騎が一家に現れた時のことは
よく憶えている。
どしゃぶりの中
我らの縄張りにしていた
山間の山道で子供が死んでいると
聞いて見に行ったと。
皆で連れ立って
命を落としたと思われる子供を
見に来た砂鬼一家の者達。
しかしその子供はまだ息があり
その子供を一目見た
偲央と呼ばれる女は呟く。
何て・・・美しい子・・・と。
当時の事を知る者達が
その時の事を思い出す中
長は語る。
姉さんが桓騎を助けて
そのまま一家に加えたと。
だがあいつは
ふつうの人間ではなかった。
あいつが入って一家は変わった。
いや桓騎が変えた。劇的に。
今お前達が知る砂鬼一家の姿は
全て桓騎が作り上げたものだと。
そんな長の言葉に皆が
戸惑いを隠せずにいる中
那貴は問いかける。
今の話が本当なら
なぜ今砂鬼一家と桓騎一家がある。
お頭が砂鬼の長にならなかったのか?と。
その問いに対し長は
”ある出来事”があって
桓騎は砂鬼を出て行ったと語る。
それからあいつは自分で一家を作り
膨れ上がらせていったのだ。
故に厳密に言うと砂鬼は
桓騎一家に属しているわけではなく
昔のよしみで横にいるだけだと。
信は言い訳がましい長の言葉に
納得できないものを感じていたが
那貴は何があったのか問いかける。
お頭が砂鬼の元を離れる
理由になった”出来事”とは何だと。
しかし一家の者から
衣央と呼ばれた長は
話をここで切り上げ告げる。
話はここまでだ。
続きは”宜安の城内”で話してやると。
ぜってえ連れて行かねェからな!と
憤る信を宥めた貂は
その場を離れようとしている
長に問いかける。
桓騎は十三くらいで
現れたといっていたが
じゃあ”その前”は?と。
その問いに対し長は
その前の事を知っている人間は
もういないと語る。
そして次に桓騎に会ったときに
直接聞いてみるのだなと言い
その場を離れるのだった。
その頃李牧本陣には
各地から桓騎の残党の報告が
ひっきりなしに届いていた。
しかし桓騎本人の行方は
未だ掴めないようで捕らえるどころか
それらしい姿を見たという
報告すらない状況だった。
李牧は思っていた以上に
暗闇が桓騎に味方していることを
認めつつも焦ってはいなかった。
確実に桓騎軍残党は減っており
この包囲の外へ逃れることは
不可能であると。
一方その頃桓騎は
摩論達と共に包囲から抜け出るべく
暗闇の中、動いていた。
しかし川を目の前にしたところで
落とされているのか橋が近くになく
立ち往生するはめに。
どうするべきか悩む摩論だが
桓騎はそんな躊躇などものともせず
単身川へと向かい歩みを進める。
そんなお頭の後に続いて
川に入っていきながら
摩論達古参の者達は桓騎と
昔話に花を咲かせていた。
倫玉は昔は川を渡り切れば
逃げきれたが今回はさすがに
ちょっと厳しそうだと口にする。
李牧の包囲はひどすぎると。
しかし桓騎は違った。
まー大したことはねーだろ。
どうせ最後は俺が勝つと。
この状況においても
自分の勝利を微塵も疑うことのない
桓騎に対し倫玉や摩論は絶句し
開いた口が塞がらないようで・・・。
一方その頃宜安城では
兵達が夜明けまでもうすぐだと
見張りに勤しんでいた。
そこへ奇妙な音と共に
巨大な何かが城に近づいて来ていた。
警戒を強める城兵達が
そちらへと目を向けると
そこには”紅春”と強く主張する
巨大な井蘭車が姿を見せ!?
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
桓騎の過去が少しだけ
明らかにはなりましたが
肝心なところはまだという感じ。
まあ、そうすんなり全てが
明らかになってしまっても
面白くないのでこれはこれで。
それにしてもとりあえず
長である衣央の姉である偲央が
桓騎との関係に大きく
関わっているのは間違いないかと。
とりあえず今この場所に
偲央がいないということは
恐らく亡くなっている?と
考えられるのでそのことが
桓騎が出て行った理由なのかも。
偲央が桓騎を助けると
決めたのもありますが
彼女が桓騎のことを何故か
美しい子と評していたので
何か感じるものがあったんでしょうね。
そんな関係性から桓騎と偲央が
より深い関係となっていたことは
なんとなく推察できますし
そんな彼女を何らかの理由で失い
その結果出て行ったみたいな?
まあ、気になる事は宜安攻略後に
話してくれるみたいですので
その時に期待ですかね。
それにしても那貴には
まだ宜安攻めは決まっていないと
苦言を呈していた貂ですが
蒙恬との話し合いの結果
やっぱり攻める事に
決まったようですね。
まあ、あの流れからして
攻めるだろうなとは思ってましたが
あの紅春をどう使い
宜安を攻略するのか楽しみです。
気になる続きについては
次号は休載で
次回は8/25発売の39号にて
掲載予定とのこと。