2022年7月28日発売の
週刊ヤングジャンプ2022年
35号に掲載されている
キングダム 728話の
ネタバレ&感想になります。
第728話 最古参
内容ネタバレ
李牧の包囲から抜け
森に潜伏していた飛信隊は
そこで巨大井蘭車”紅春”を運ぶ
桓騎軍の将である
范善と落ち合うことに。
元桓騎軍であった那貴が
前に出て范善に声をかけるが
その部下は那貴を裏切り者と
嫌っており雰囲気が最悪だった。
しかし范善自身は
特に那貴に思うところはないらしく
別動隊だったのか?と聞かれ
特に隠すことなく語り始め・・・。
范善は語る。
別にそんな大層な話ではなく
桓騎の本軍はどこかで
趙軍とぶつかることは
分かっていたと。
紅春は無論乱戦には不向き故
少し遅れて出発し
別の道から同じ目的地を目指して
行軍していただけのこと。
その目的地とは
宜安城であると。
宜安の城で桓騎と
落ち合う予定だったが
前方で本軍は突然
趙の大軍に包囲された。
物見の報告では本軍は
破れたとのことだが
まーあの桓騎が
そう簡単に死ぬとは思えんが。
とにかくもはや
城攻めどころではなく
我らはどうしたものかと
思っていたのだと。
范善の話を聞いた信を含めた
主要な将達はあることに
考えを巡らせていた。
今これだけ大がかりに
包囲線を敷いている分
恐らく”中心は手薄”・・・。
残党といっても自分達は
ケガ人を含め
全体で一万近くいる・・・。
貂は皆に告げる。
朝日と共に井蘭車で奇襲をかければ
宜安城を落とせるかもしれないと。
信は即座にやるぞ!と了承するが
范善は貴様達に紅春は貸さんと拒否。
しかしそんな意見など
誰一人として聞いておらず
貂は他の事を考えていた。
宜安をとった後の事を
細かく考えなければならないと。
その事から蒙恬にも話を聞きたいと
愛閃に確認をとる中
羌瘣と羌礼は何かの気配に気づき
警戒態勢に入る。
羌礼はものすごい死臭だと言い
羌瘣は他にももう”一団”いるとして
信達も警戒を強める中
姿を見せたのは桓騎軍の一員である
砂鬼一家だった。
那貴が彼らを知っていたことで
敵じゃない事が周知されるが
尾平は彼らの事を思い出し語る。
黒羊の戦いで桓騎軍に
入っていた時聞かされた。
桓騎軍の中でも
取り分けやばい二つの組・・・
怪力狂犬のゼノウ一家と
拷問し死体を弄ぶ砂鬼一家だと。
その話を聞き信も
目の前にいる奴らが
黒羊で何をやったのか思い出し
一瞬即発の状況に。
そうした中、那貴は范善に
なぜここに砂鬼がいるのか尋ねる。
砂鬼は本軍に入らず
最初からお前達と行動を
共にしていたのか?と。
范善はそれを認めた上で
桓騎の指示だと語る。
まーよくは分からんが推測するに
うちが攻城専門の部隊であるように
砂鬼の専門も普通の戦闘ではない。
つまり紅春で城を取った後
速やかに城内の人間を
砂鬼が拷問して色々と情報を
聞き出す予定だったのだろう。
いつも通りにと。
その言葉に誰よりもブチ切れた信は
剣を抜く一歩手前で砂鬼一家に告げる。
今すぐ失せろ。
じゃねェとこの場で全員叩っ斬ると。
その上でここから宜安城へは
一歩も近づくなと告げるが
砂鬼一家は勝手に決めるなと
信の言葉を拒絶。
そして信が剣を抜き
斬りかかろうとしたところで
那貴が少しこいつらと
話させてくれと間に割って入る。
そして語り始める。
桓騎軍の中で最も謎に包まれた
この砂鬼一家に
俺はずっと聞きたいことがあったと。
砂鬼一家は桓騎軍の仲間内でも
全くと言っていい程姿を現さない。
俺ですら昔一度だけ砂鬼の一人と
話しただけでこいつらに関しては
お頭以外誰も何も知らない。
俺が唯一知っているのは
砂鬼一家こそが桓騎一家の
”最古参”ということだと。
その上で語る。
つまり桓騎と最も
付き合いの古い連中だ。
砂鬼同様に大いなる謎に
包まれた人間がもう一人おり
それが桓騎であると。
桓騎の根に”怒り”があると
言ったのも砂鬼の一人。
恐らくこいつらこそ
桓騎の”根源”を知る唯一の者達だと。
知りたくないか?
桓騎が”何者”なのか。
どこから来て
どう一家を作っていったのか
そして一体何を望んでいるのか。
その上で砂鬼一家に告げる。
無論ただで教えろとは言わん。
お前達を宜安へ連れていくと。
信はふざけんなと声を上げるが
那貴はそれに取り合うことなく
悪い条件ではないはずだと告げる。
そうしないとお前達は
本当にこの敵地の中に
置き去りになると。
そう告げた上で那貴は
一家の長に出てくるように告げる。
顔を見せろ
お前の口から話が聞きたい。
俺は顔を見れば嘘を
言っているかどうか分かるからなと。
那貴の言葉を聞き
砂鬼一家の中から長と思しき
人物が前に出てくる。
城攻めにはこ奴らの力が必要で
我々は何としても宜安に
入城せねばならぬと。
出て来た長は那貴に告げる。
一家の誰が口を滑らせたか知らぬが
お前の話は少し間違っている。
砂鬼が桓騎一家の
最古参ではないと。
那貴がどういう事だ
顔みせて話せ長よと口にすると
長は被り物を外し
女性としての素顔を露わにする。
その事実に驚愕する
那貴達に長は語る。
桓騎が砂鬼一家の”最古参”なのだと。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
紅春を運ぶ范善と森で
落ち合った事で
宜安城を攻めることになるとは
流石に予想外でした。
彼の存在が何らかの打開策に
なるだろうとは思ってましたが
まさかそうなるとは・・・。
冷静に考えてみれば
一考の余地はあると思います。
巨大な井蘭車があって
戦力も一万ほどある。
さらにこれだけ広範囲に
包囲線を敷いている以上
城は手薄の可能性が高いと。
まあ、アリかナシかで言ったら
アリなのかも?という感じですかね。
ただ相手は李牧ですから
そう簡単にはいかない気もしますし
上手く攻め落とせたとしても
その後どうすればいいのかが
何とも悩ましいところです。
まあ、そんな話も
とりあえずは砂鬼一家に色々話を
聞いてからになりそうですが。
以前桓騎と一緒にいた女性が
砂鬼一家だとは知ってましたが
まさか長だったんですかね?
あの時も顔までは
よく見れなかったので・・・。
ともあれ彼女が
桓騎が砂鬼一家の最古参
と言った以上
桓騎の出自は砂鬼一家
という事になりそうですね。
詳しくは次回にでも
明かされると思いますが
これまで謎に包まれていただけに
何が語られるのか楽しみです。