2023年1月26日発売の
週刊ヤングジャンプ 9号に掲載されている
キングダム 第746話の
ネタバレ＆感想になります。
第７４６話 欠落した才能
内容ネタバレ
「傅抵 桓騎を狙いなさい」
李牧からそう命を受けた傅抵は
桓騎の首を狙い動き出す。
桓騎兵はそれを阻もうとするも
その勢いを止めることは出来ず
倫玉と黒桜は桓騎を守るべく動くが
それにより桓騎兵の意識が李牧から
少しそれ始めていた。
それでも桓騎を守るために動いた
倫玉と傅抵は再び刃を交わし合う。
さらに黒桜も傅抵に矢を放つが
彼女を狙う趙兵を捌き切れず
その身に傷を負ってしまうことに。
しかしその傷は致命傷ではなかったようで
落馬することなく体勢を立て直すが
弓を失った為に援護を続けられず
桓騎を倫玉に任せるとゼノウと共に
李牧の首を討つべく動くのだった。
黒桜からの檄に呼応するように
傷だらけの体を押して李牧に迫るゼノウ。
そしてついに目の前に迫るが
馬風慈がゼノウに対し斬りかかる。
ゼノウは自らの腕を盾に剣を受け止め
馬風慈を馬から叩き落すが
馬風慈は折られた剣を手に立ち上がり
不敵に笑みを浮かべ告げる。
落馬するくらいで
李牧様の盾になれるから丁度いい。
俺達全員の命を盾にして
李牧様を守り抜くと。
そして勝つのは俺達だと
立ち塞がる馬風慈達と
だったらてめェらを貫くまでだと
黒桜達は真っ向からぶつかり合う。
どちらも一歩も退かず
激しさを増す戦場を見て
桓騎は笑みを浮かべ李牧に告げる。
狂ってんな お前ら。
そこまでして命が惜しいか。
オレは目の前で一家の者達を盾にしてまで
助かろうとは思わねェぞ。
見苦しすぎだろと。
それに対し李牧は
戦場では兵達は殺し殺され
将は死ねば敗北となると返す。
桓騎から死ぬのがこえー
お前の詭弁だと言われるが
どこが詭弁だ！とすぐさま否定し告げる。
今のこれは徹底的な戦術、
だがそれ以上に関係の深い雁門兵が
心で動いて戦っている。
桓騎 お前にはそういう仲間は
ほんの一握りしかいないだろうと。
扈輒戦の時 お前の兵は
お前を置いて我先に逃げ出した。
お前は確かに突出した才能を持つが
欠落している部分が大きい。
お前には大義がない。
民を守るという大義がと。
しかしその言葉に対し桓騎は
そんな言葉はまやかしだと一蹴する。
お前が守ろうとしている
民やら国やらこそが
欠落した不完全なクソだろうがと。
そんな桓騎の言葉に
真っ向から反論しようとする李牧だが
趙兵が斬りかかってきたことで
桓騎は一先ず言葉を交わすのを止める。
そしてまーいいか お前はさっさと死ねと
李牧を討つべく動き出すが
李牧はこちらに迫る軍の音に気づき
今日敗れて死ぬのはお前だと告げる。
楽彰軍の足止めに奮闘していた飛信隊もまた
李牧のもとへ向かう新たな軍勢に気づくも
目の前の敵を放って向かうわけにもいかず！？
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ！
感想
17周年ということで
巻頭カラーとなりましたが
まさかの桓騎でしたね。
まあ、このところ主役は
桓騎ですのでおかしくはないんですが
なんともカッコいいカットだなと。
剣を持ち不敵な笑みを見せる桓騎と
そんな彼を乗せる馬もまた
どこか笑っているように見えて
なんとも彼の馬らしいなと（苦笑）
それはそれとして
桓騎と李牧の舌戦が
メインとなった今回ですが
全く噛み合わなかったですね。
話の中で李牧は桓騎の事を
大義のない欠落した才能と評してましたが
その評価は納得できる気がします。
桓騎がそうなったのも
過去に色々あったんだとは思いますが
人として何かが欠落しているのは
恐らく間違いないことだろうなと。
戦争の才とでも言えばいいのか
そちら方面の才能が突出しているだけに
余計にその落差が目につく気がします。
それでも今までだったら
才能の差で圧倒出来ていたものの
李牧もまた怪物ですからね。
李牧が桓騎よりも才能という点で
上回っているとは思いませんが
それだけで圧倒できるほどの差もないために
結果として苦戦しているんだろうなと。
なんにしても次回か次々回には
この戦いの決着がつきそうですね。
前回の流れからして恐らく
新たな軍勢とは虎白隊ではないかなと。
彼らが参戦することにより
李牧達がさらに優勢になるのは
間違いないと思います。
そして更に虎白公は桓騎に対して
並々ならぬ恨みを持っていますので
どうなるにせよ決着をつけるには
うってつけの相手かなと。
そんな気になる次回についてですが
次号は休載で続きは
2/9発売の11号とのこと。