2023年2月9日発売の
週刊ヤングジャンプ 11号に掲載されている
キングダム 第747話の
ネタバレ＆感想になります。
第７４７話 お頭の伝言
内容ネタバレ
総大将である李牧を救うべく
本陣へと急ぐ上和龍軍。
上和龍は少し離れた場所に
友軍の虎白公が並走していることに気づく。
さらに前方に放っていた斥候より
乱戦が未だ続いているとの報告を受け
意気軒高な配下の者達を見て
一瞬口元に笑みを浮かべ呟く。
秦の”悪鬼”桓騎よ。
よく足掻いたが、そろそろ幕だと。
こちらへと向かってくる騎馬の音に気づき
状況を理解した桓騎兵は
李牧の首を討つべく攻勢を強めるが
命を懸けて李牧を守らんとする
趙兵達の壁を突破できずにいた。
そうした状況の中
少し離れた場所にて戦っていた
摩論隊は悩んでいた。
今からでもお頭の元へ
駆けつけるべきかどうかを。
配下の者達にせっつかれた摩論は
自分を誤魔化すように
行くべきではないと語る、
来なくていいからお頭は
私達を遠くに離して置いた。
これはそういうお頭の命令なのだと。
しかし摩論はふと桓騎と
初めて出会った時のことを思い出し
考えを変える。
ここまで来てお頭の命令など
守る必要はないのだと。
そう考えた摩論はすぐさま
桓騎の元へ向かおうとするが
そこへお頭から伝言を預かったという
オギコが姿を見せる。
お頭からの伝言を聞いた摩論は
本当にお頭がそう言ったのかと
確認しつつ涙を流していた。
そんな摩論に対しオギコは
自分についてくるようにと言い
最後に行かないといけない所があるとして
お頭から預かった伝言を伝えるべく
飛信隊信の元へと向かうのだった。
一方その頃、本陣での戦いは
さらに激しさを増していた。
しかしそれでも馬風慈を含めた雁門兵は
一歩も退くことなくその身を盾に
李牧を守り続けていた。
黒桜はそんな雁門兵達を理解出来ず
何なんだお前らはと叫ぶが
馬風慈はお前達には理解できないと語る。
だからお前達は敗れると。
桓騎 お前は李牧様に匹敵する
軍才なのだろうが 人の心が分からぬ男だ。
だから敗れる。
心が分かるなら十万斬首など
出来るはずがないと。
お前は我らの心を・・・
李牧様への思いの強さを見誤った。
”思い”が”力”となるのなら攻める力より
守る力の方が強いのは必定であり
お前達の刃は絶対に李牧様に届かない。
その誤りがお前の敗因だと。
それでも黒桜達は退くわけにはいかず
さらに攻勢をかけるが
李牧を討つことは出来ずにいた。
そしてついに上和龍軍と虎白公軍ら
救援の軍が到着したことで
形勢は一気に趙軍へと傾き・・・。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
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感想
ここの所戦いの形勢は
どっちにも傾いていましたが
虎白公軍らが間に合った事で
一気に趙軍有利になりましたね。
ただでさえ時間は趙軍の味方でしたし
上和龍軍と虎白公軍が到着した今
桓騎が勝てる可能性は
ほぼ無くなったと見てよいかと。
ただ気になる点としては
桓騎がこの結果についてある程度
予想していたふしがあること。
そうじゃなければこの状況で
摩論を離れた場所に配置しないでしょうし
オギコにも伝言を頼まないと思います。
もちろんあのまますんなり勝っていれば
全て無駄に終わったでしょうけど
今の状況を見る限り難しいと思いますし。
だからこそオギコが伝えた摩論への伝言
そして信に伝えようとしている伝言が
一体なんなのか気になるところ。
自分の死をある程度予想している
桓騎があえて残す伝言ですからね。
恐らく摩論にとっても信にとっても
これからの動きを決める
重要なことなんじゃないかなと。
なんとも桓騎らしくないと言えば
その通りとしか言いようがありませんが
最期だからこそ、そういう事も
あり得るんじゃないかなと思ったり・・・。
ともあれ事ここに至って
桓騎の勝利は難しいと言わざるを得ないので
ここで桓騎が本当に討たれるかはわかりませんが
どうにかして撤退する他ないのかなと。
それが難しいのは百も承知ですが
ここで全滅してしまったら
それこそ先がないと思いますしね。
何にしても負けるなら負けるで
その衝撃はかなり大きいと思いますので
秦軍にしても趙軍にしても
これからどうなるのか楽しみです。