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キングダム 最新 753話 ネタバレ&感想 殿の役目

2023年4月6日発売の

週刊ヤングジャンプ 19号に掲載されている

キングダム 第753話

ネタバレ&感想になります。

 

第753話 最後尾

内容ネタバレ

 

趙国・肥下城郊外。

桓騎軍本陣、全滅。

 

阿鼻叫喚の戦場に

静寂の時が訪れていた。

 

李牧は語る。

半年前に戦略を練り

その半年をかけて入念に準備をし

その策にはめて桓騎を討った。

 

しかしこれ程の犠牲を出し

これ程肉迫される事態にまでなるとは

正直夢にも思いませんでした。

 

これほどの相手だったとは・・・

我々は秦六将の中でも

最強の男といきなり戦ったのかもしれないと。

そう桓騎を評した李牧に

主を討たれた虎白兵が

その恨みを晴らすべく

桓騎の亡骸を求める。

 

しかし李牧はそれを許さず告げる。

桓騎の死は王都邯鄲に報告し

そこから趙国内・列国へと伝え広める。

それ以上に重要はことはないと。

 

それでも納得できない兵たちに対し

死体を弄んでいる場合ではないとして

まだ飛信隊と楽華が生き残って

この北部の地から脱出しようとしていると告げる。

 

この二軍を生かして帰してはならず

この先の戦いを考えても

この二軍の将の首を・・・。

 

そう言葉を続けようとした李牧だが

彼の受けた傷も浅くはなく

馬上にて倒れ込むのだった。

 

一方その頃楽華は

瞬水樹軍に追われていたが

李牧本軍の異変に駆けつけて来ていた

骨珉伯軍が正面に現れたことで

挟みこまれる形に。

 

多くの犠牲を出しながらも

西側の国境を目指して走っていたが

後方より殿の隊が全滅したとの急報が。

 

その報を受けて歯を食いしばる蒙恬だが

ここで止まるわけにはいかず

一人でも多く国境を越えさせるために

前だけをみなくてはならかった。

 

愛閃は陸仙に蒙恬を頼むと

後ろの歩兵を守るため

自ら”殿”に名乗り出る。

 

愛閃の行動は理に叶っており

蒙恬はそれを止めることはなかったが

その身を案じ声をかける。

 

愛閃はそんな蒙恬の言葉を受け

必ず戻ることを約し

反転し最後尾まで下がるのだった。

夜が更け飛信隊は

先行した部隊が作った場所で

一時の休憩をとっていた。

 

水溜りがあることから

騎馬は休ませて水を飲ませ

歩兵は休みもそこそこに

動ける者から送り出していた。

 

手当てが必要な者もかなりの数に及び

貂からの要請もあって

砂鬼一家も治療に携わっていた。

 

そうした中、殿である

楚水や羌瘣らが未だ追いついてこず

歩兵を逃がすために

敵の海に呑まれたとの話が。

 

羌礼と関りがある昂は信じられず

その話をした最後尾の歩兵に詰め寄るが

動ける歩兵は先を急げとの指示が届く。

 

昂はそれでも嘘だ!と

何度も最後尾の歩兵に確認するも

そこへ信が姿を見せる。

 

信は俺が待つ、歩兵は先に行ってろと告げるも

昂は僕も待つと言い出し

尾平達を先に行かせてここに残ることを決め

信の傍らでじっと殿が追いつくのを待つことに。

 

腕を組んでじっと待ちながら信は目を瞑り

亡くなった桓騎達の事を思う。

 

そして未だ戻ってこない羌瘣の事を

脳裏に思い浮かべながら

お前達もなんてそんなバカな話はねェだろと。

 

ふざけんじゃねェぞ 羌瘣。

絶対にお前だけは・・・。

 

そう思っていた信は

こちらへ向かい歩いて来る部隊に気づく。

 

その隊こそ殿を買って出た羌瘣の部隊であり

今にも倒れそうに疲弊しながらも

無事生還を果たした羌瘣に信は・・・。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

桓騎とその側近たちの死が

改めて描かれてましたが

正直なんとも言えないものがあります。

 

結果としてあの劣勢から

あそこまで李牧を追い詰めたことは

賞賛に値するとは思いますが

秦国にとって六将の死は

これ以上ない程に大きいでしょうね・・・。

 

それにしても李牧は桓騎のことを

六将の中でも最強の男だったのかもと

評してましたが言い得て妙だなと。

 

単純に武力ならば恐らく蒙武か楊端和で

知力ならば王翦か桓騎だと思いますが

何をしてくるかわからない怖さがあるのは

桓騎が一番でしょうね。

 

やっぱり人が恐怖を覚えるのは

自分が理解できないもので

桓騎はその事をよくよく理解していたと思いますし

相手側としても嫌な相手だったのではないかなと。

 

とまあ桓騎が討たれたのは

残念という他ありませんが

飛信隊と楽華にとっては

ここからが正念場になりそうですね。

 

どちらもすでにボロボロですし

かなりマズイ状況にあるのは間違いないかと。

 

李牧も言っていたように

この二軍を討てるかどうかで

この先の展開が変わって来るので

趙側もなりふり構わず追ってくるかと。

 

それだけ李牧も脅威に思っている

証拠なんでしょうけどね・・・。

 

何にしても秦のこれからを担う

二軍がここで討たれるわけにはいかない以上

信達も国境を越えるために

必死に頑張るしかないでしょうね。

 

先程も言ったように

すんなりとはいかないと思いますので

さらに激しくなる追っ手を相手に

どう逃げるのかにかかっているかと。

 

これからも犠牲者は増えるでしょうし

信達にとってもここからが地獄だと思いますが

ここを切り抜けられないと話しにならないので

なんとしても国境に辿り着いてほしいものです。

 

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