2023年6月21日発売の
週刊少年サンデー 30号に
掲載されている
君は008 第256話の
ネタバレ&感想になります。
第256話 反逆者基地を征く!!
内容ネタバレ
アスヤがアルファ1と激突する
数週間前の話・・・。
ドグラ・マグラの本部では
アスヤが隊長を務めていたED209部隊が
敵前逃亡により処分されようとしていた。
焼却ルームにて今にも
処分されようとしている中
隊員の一人がぼそっとアスヤについて零す。
ウワサでは隊長は”ナカノ”に寝返って
生き延びているらしいぞと。
その事を知った他の隊員達だが
アスヤに対して怒りを覚えることなく
一様に良かったと笑みを浮かべていた。
それぞれに変わったことを理解しつつも
嬉しそうに笑い合う中
ついに処分が執行されるが
その瞬間大きな爆発が!?
”B32地区に爆発発生”の放送と共に
緊急事態を報せるサイレンが鳴り響く中
通気口の中から隊員達の目の前に
姿を現したのは隊長であるアスヤだった。
隊員達は自分達のために
アスヤがたった一人で助けにきたことに
驚きを隠せずにいた。
しかしアスヤから緊急事態では
部隊長命令が優先される・・・
処分命令は取り消しだと言われ
彼の後に続いて脱出することに。
そして向かった先には
逃げ出すための足となる飛行機も
すでに用意してありその手際の良さに
隊員達は称賛の声を上げていた。
アスヤは隊員達に告げる。
基地を脱出したら全員旧人類社会に潜伏し
各自好きなように暮らすようにと。
一緒に来ないと知り戸惑う隊員達だが
アスヤはそんな彼らに
ボクにはまだこの基地でやることがあると
笑みを浮かべ見送るのだった。
そんなアスヤに見送られながら
本部からの脱出した隊員達は
感じたことのない感覚を覚えていた。
そして思う。
分からんがただ・・・もしかすると
これが、我々が失った”情”という
ものなのかもしれないと。
隊員達を脱出させた後
アスヤは首領の専用エリアに向かっていた。
立ち塞がる幹部の手を掻い潜り
ついに首領のみが入ることができる
瞑想ルームへと辿り着く。
なんとしても自分のしてしまった事を
償えるだけの成果を!
そのためにドグラの革新的秘密を持ち帰る!
アスヤは今クローンとして作られて以来
初めて自分自身のためだけに動いていた。
扉の前にて遺伝子チェックが行われ
首領のクローンであるアスヤは
99%という高い適合率だった。
しかし100%ではなく99%だったことで
また勝手に遺伝子をいじったのかと判断され
音声に従いセキュリティーチェックを受けることに。
アスヤは突然目の前に浮かび上がった
”私はクローンではありません”と書かれた
画面に驚きながらも
空白の部分に手を触れようとするが
その瞬間脳が焼き切れる程の痛みが走る。
痛みにのたうちながらもアスヤは
自分達クローンは決してあれを押せないように
作られている事を理解する。
それでもアスヤは
痛みに耐え手を伸ばす。
論理的・戦略的に考えれば
破壊工作をしてここは撤退すべきだろう・・・
だがボクには最近論理や戦略が通用しない
”友”が多くてね!と。
しかしアスヤの伸ばした手は
何故か画面に触れることなく
拒否反応を起こす。
勝手に動き出す身体を押さえつけ
あと一歩のところまで行くも
今度は伸ばした手が折れ曲がる。
それでもアスヤは諦めず
強い意志と共に体ごと画面に突っ込む。
しかし拒否反応は激しく
今度は意識を喪いかけるも
みんなの事を脳裏に浮かべたアスヤは
倒れ込むように画面に触れ
セキュリティーをクリアする。
閉ざされた扉を開放したアスヤは
ボロボロになりながらも
瞑想ルームへと這うように進む。
そして重要データにアクセスし
世界の真理がここにある事を知る。
しかしその時ブラボーと拍手をする
このエリアの主である首領が
姿を見せ告げる。
ボクが作った作品である君が・・・
ボクの仕込んだ安全装置を打ち破った・・・。
創造物が製作者を超える・・・
まさにこれはボクの待ち望んでいた
奇跡といえよう!!と。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
前回と一転して今回は
アスヤの話がメインとなりましたが
話の流れ的に洗脳される前までが
描かれているみたいですね。
東京襲撃の際にエイト達と再会し
再び仲間として歩き始める為
そして部下だった隊員達を救出するため
ドグラ本部に戻ったところからでしょうか。
とりあえず隊員達は間一髪のところで
救出に成功し逃がすことが出来たようですし
その点は一安心といったところ。
しかしその足で首領しか入れない
ドグラの重要データがあると思われるエリアに
侵入するとか流石に無理があるなと。
もちろんアスヤとしても
自分が首領のクローンであることから
成功する目もあると判断したんでしょうけど
首領の仕掛けた罠は思ってた以上に
エゲつないものでしたね・・・。
それだけの重要データが眠っているからこそ
自分以外は誰も立ち入らせないようにと
開けられる可能性のあるクローンに対して
安全装置を仕込んでいたんでしょうけど
正直よく突破できたなと。
触れようとするだけで体は勝手に動き出し
伸ばした手の指は全部折れてしまい
意識すらも飛ばすとか
拒否反応の一種なんでしょうが
どれだけ強力に仕込んでいるのか・・・。
そしてそれを辛くも乗り越えた先に
アスヤが望んだ重要データがあったものの
そこへ首領が登場とか
泣きっ面に蜂どころの騒ぎじゃないなと。
これまでの話の流れからして
恐らくアスヤは逃げることも出来ず
ベータ洗脳を受けてしまうんだと思いますが
予告にちょっと気になる一文が。
”次号、創造物の悪あがき!!”
とありましたのでアスヤとしても
この事態を打破すべく
行動を起こしたのは間違いないかと。
それが洗脳を解く一助になるかどうかは
今のところ定かではありませんが
何かしら意味は出てくるのかも。