2023年6月14日発売の
週刊少年サンデー 29号に
掲載されている
君は008 第255話の
ネタバレ&感想になります。
第255話 光に満ちた日々!!
内容ネタバレ
~千堂 律回想~
あなたー?ごはんよ~!
そんな母に呼ばれ席についた父。
しかしその料理は料理と呼んで
いい物かすらわからない出来であり
父は呆れたように笑いながら注意する。
目玉焼きには殻がそのまま
パンは切るのではなく千切ってあり
サラダは無造作に置かれた野菜だった。
彼女なりに栄養に気を使っているらしいが
心に関しては理解が及ばないらしく
母はそんな時決まって言う。
よく理解できないわ~
何度も言うけど・・・
私、戦闘特化型ドグラだったから・・・と。
そう、オレの母は新人類ドグラ・マグラだった。
しかも精神エネルギーは強大だが
不安定なプロトタイプ。
そんな律は食事を摂りながら
殺人事件の現場資料を読んでいた。
それに気づいた父はすぐ没収するが
どうやら母から社会勉強にと
渡されたものらしく
その事を知った父は頭を抱えていた。
全く悪い事をしたと思っていない母は
刑事であるお父さんの役に立ちたいんですってと
律の頭を撫でていたが
父が注意しようとした瞬間
この殺人犯は医者だと告げる。
さっき犯人のプロファイルを
シミュレートした結果
犯人の足取りが手に取るように分かったと。
父は改めて母の能力に呆れながらも
また不本意に出世してしまうと
苦笑いを浮かべていた。
そんな日々を送っていながらも
この暮らしは光に溢れていた。
母は、いつもオレを
不思議そうに見つめていた。
オレはその目を
もっと不思議に見つめていた・・・。
どこからどう見ても完璧な変な親子。
母は美しくよく男達に声をかけられていた。
ドグラ・マグラその人がプロトタイプに
出産能力を残した理由は分からない・・・。
が、母は子供のいる毎日を
楽しく過ごしていたように見えた・・・。
そんなある日律は母から
お友達を作らなくちゃと言われ
バスケコートにいた二人の男に声をかける。
どうやら彼らは17歳とのことだが
まだ幼いといってもいい程
子供の律はその二人を相手にバスケで圧倒する。
そんな幼子を相手にボロボロにされ
二人の少年は心が折れてしまっていた。
母はそんな律に
手加減しろって言ったでしょと注意する。
いつも決して目立たぬようにって・・・
いい?私たちは絶対に目立っちゃいけないのだと。
しかしそんな注意をしている最中
暴走したトラックがコートに乱入。
母は律を守り傷一つなかったものの
少年二人はトラックの下敷きになっていた。
何事もなかったかのように
帰ろうとする母を律は呼び止める。
二人がこのままじゃ死んじゃう!と。
母はそうね、だから?と
まるで気にも留めていなかったが
律からオレの友達だよと訴えかけられ
ため息を吐きつつトラックを吹き飛ばす。
だから・・・旧人類の世界は厄介なのよ
やっぱりキミはあの人の子ねぇ~。
そういう母の顔は・・・
どこか嬉しそうで、
その母が、父を笑いながら殺した・・・。
~回想終わり~
母の態度や眼光の端々に
ずっと”普通”の人間とは違う
”何か”を感じとってはいた・・・。
だから母が父を殺した時は
俺はその違和感の正体を
思い知らされたと思った・・・。
そしてその瞬間から今日まで
オレの人生はドグラ・マグラの
抹殺の為に費やされてきた。
だがもし・・・
もし”洗脳”という今まで
知らなかったピースがあるというのなら・・・。
藁をも掴む気持ちで
俺はその可能性に全力で賭けたい。
そうとも、俺はこいつの洗脳を解くことで
長年費やしてきた”ドグラ・マグラ”への
復讐を成したことにしたいんだ!
感情を優先して
どこまでも真実を求めない事を
オレの旧人類の血が責め立てる!
そして、もう半分のドグラの血が
それを見て笑っている!
千堂律は合理と感情がぶつかり
上がった火花で身を燃やしながら
名乗らん(アスヤ)を殺さず押さえ込み
洗脳を解くべく戦いに臨むのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
千堂律の回想から始まった今回ですが
アイスマンとルードゥスの戦いの後は
こちら側の視点での戦いになりそうですね。
エイトとあやめも洗脳を受けた以上
それがどんなものでどうすれば解けるのか
理解するためにもアスヤとの戦いが
大事になっているのかも。
それにしても改めて思いましたが
千堂の母親は美人でしたね。
これまで登場してきた味方も敵も
基本的に美人揃いだったので
ある程度は予想してましたが
街を歩けば男に声をかけられるらしいので
それだけ際立っているんだろうなと。
千堂の母に関しては新人類ということも
関係しているのだと思いますが
言ってみれば旧人類よりもあらゆる意味で
上回っているんでしょうね。
もちろん美という点においても。
それはそれとして
アルファ1とアスヤが
戦うことになるわけですが
正直アスヤってどれくらい強いんですかね?
これまでのアスヤを見る限り
一般的な幹部連中よりも上で
クアドロよりは下なのかなと思ってましたが
実際のところどうなのかなと。
身体のスペックだけ見ると
首領のクローンなので
間違いなく最高峰なのは間違いない。
ただその精神性までは及ばず
言ってみれば首領の劣化コピー
という感じなのかなと思ってましたが
数あるクローンの中でもアスヤは
また別な感じなだけに気になるところ。
そんな彼と新人類と旧人類の
ハイブリットである千堂が戦うわけですから
正直楽しみで仕方ない!
千堂もこれまでの戦いから
幹部連中と同等かそれ以上の力は
あると思いますしね。
それに多少アスヤ側が上でも
千堂には七々扇とアユーシがいますので
白熱した戦いになるのは間違いないかと。
戦いの中でアスヤの洗脳を解くのは
かなり至難の業だとは思いますが
結果としてどうなるのか楽しみです。