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ヴィンランド・サガ 最新 第207話 内容ネタバレ&感想 迫る追っ手と襲撃者達

2023年11月25日発売の

アフタヌーン 2024年1月号にて連載されている

ヴィンランド・サガ 207話

ネタバレ&感想になります。

 

第207話 千年航路⑯

内容ネタバレ

 

ウーヌゥ人との交渉は失敗に終わり

隙をついて逃走したトルフィン達。

 

しかしそんな彼らを

追っ手の放った矢が襲い掛かる。

 

暗い森の中で放たれた矢は見えず

トルフィンはエイナル達を守るため

すぐさまマントを翻しその姿を隠し

自らの身体を盾に。

 

放たれた矢はトルフィンの右胸に突き刺さり

それを見たエイナル達は動けずにいた。

 

トルフィンはたじろぐことなく矢を抜き

追っ手は3人で弓手が1人であることを確認すると

すぐさま追っ手に向かい疾走し

矢を放った弓手の男を打ち倒していた。

 

しかし先程の矢傷は浅くなかったようで

痛みにより動きを止めたところで

残る追っ手の男が持つ槍が!?

今にも槍に貫かれようとしていた

トルフィンを救ったのは一本の矢だった。

 

それはヒルドが放ったものであり

腕を射抜かれた男が悲鳴を上げる中

体勢を立て直すことに成功したトルフィンは

瞬く間に残る二人を打ち倒していた。

 

助けてくれたヒルドに礼を言いつつ

怪我の具合について説明するも

さらに追っ手が迫っていることに気づく。

 

ヒルドもその気配に気づいているようで

その数は先程とは違い大勢なのは明らかだった。

 

エイナル達がトルフィンの怪我を心配し

手当てをしようとこちらへ向かってくるも

トルフィンはそんなヒマはないとして

すぐ逃げろと言葉を返す。

 

追っ手がまだ大勢来る、気配がするんだ。

オレはここでできるだけ足止めする。

エイナルとギョロは村まで走れと。

 

そして羽織っていたマントを破り

応急手当をしながら

村に報せてくれウーヌゥの軍勢が来る。

みんなを砦の中に避難させるんだと。

 

その上でヒルドには彼らの護衛を

そしてニスカには二人を村まで

連れて行って欲しいと頼むのだった。

 

矢継ぎ早に説明を受けたエイナルは

お前はまたそうやって・・・と不満を爆発させる。

 

そうやって!お前ひとりで全部決めちまう。

オレ達はお前の手下じゃねェぞ!と。

 

そんなエイナルをギョロは止める。

トルフィンの判断は間違ってない

今のオレ達の役割は生きて村に戻る事だと。

護衛を頼まれたヒルドだが

私もここで連中を迎え撃つと言い出す。

 

お前ひとりで追っ手全員を

相手にするのは無理だと。

 

トルフィンもそれはわかっていたが

それでもウーヌゥ人は殺したくないと語る。

できるならケガさえさせたくない・・・と。

 

ヒルドはそんなトルフィンの思いを

理解しているようで

わかってるさ・・・殺さないと返す。

 

無傷というわけにはいかないが

頭や胴は狙わないと。

 

そのやりとりもあって結局ヒルドも

ここに残ることになり

エイナルはギョロに促され村へと向かう。

 

トルフィンはそんなエイナルの背に

・・・撤退だぞ、戦争を避けるには

それしかないと言葉をかけるが

エイナルは何も答えることなく・・・。

 

そうこうしている間にも

追っ手は迫ってきており

矢がトルフィンの横をかすめる。

 

ヒルドはこの矢はおとりで

左右に伏兵を展開させていると語る。

 

それを聞いたトルフィンは

右をヒルドに任せると

左を引きつけるために動き出すのだった。

一方その頃、隣の家が襲撃されたのを見た

コーデリアはすぐさま眠っていたカルリと共に

トルフィンの家の扉を叩いていた。

 

出産中のグズリーズに代わり

応対に出てきた村の女性に

説明しようとするも

どうやら今が山場だったらしく

中からはグズリのいきむ声が。

 

村の女性はこんな時にいない

トルフィンに文句を言っていたが

お隣の家から火が出ている事に気づく。

 

そしてコーデリアから事情を聞き

カルリを預かることになったものの

今の状況で避難できるはずもなく・・・。

 

そうした中、コーデリアは震えながら

大丈夫、出産に専念してくださいと言いだし・・・。

 

グズリたちを守るため

戦うことを決意したコーデリアは

大きな鍋と船の櫂のような木の棒を手に

襲撃者を待ち構えていた。

 

襲撃者も巨漢のノウド人が

家の前にいることに気づいていたが

持っているのが木の棒だったことから

この家にも大きい刃はないと判断していた。

 

そればかりか震えて動かないのを見て

馬鹿にするかのように笑っていた。

 

襲撃者のリーダーを思われる

ガーハホチは面倒だと

他の連中に弓矢でやれと指示。

 

何人もの男から矢で射かけられた

コーデリアはその痛みと恐怖に声が出なかった。

 

痛い やめて 痛い 怖い。

なんでこんなこと 声がでない。

やめて 怖いよ。

 

助けて だれか お母様。

助けてトルフィンさん・・・!!

 

そう思いながらもコーデリアは

それでもグズリ達を守るべく

身をかがめ扉の前に蹲るのだった・・・。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

追っ手を相手に久しぶりに

トルフィンの戦いが見られましたが

やっぱり強いですね。

 

あくまでも無手でできるだけ

相手を傷つけないようにしていましたが

そういう芸当ができるだけで

その強さの片鱗は出ている気がします。

 

それにしてトルフィンとエイナルの確執は

中々に深そうな感じですね・・・。

 

互いの言い分もわからなくもないですが

仮にエイナルのいうように

村を捨てずに防衛するとしたら

その犠牲者はかなり多くなり

恐らく負けることになるかと。

 

人数差もさることながら

この開拓団は基本的に武器を持っていないのが

何よりも痛いところ。

 

イーヴァル達が多少剣などを持っているにせよ

圧倒できるだけの武力をもっていない以上

いざ戦いとなったならば

どちらも一歩も退かないでしょうし

長引くのは間違いないかと。

 

その結果先程言ったように

開拓団にも先住民にも犠牲者は多くなり

生活するのもままならなくなり

最終的には共倒れもいいところだと思いますし。

 

なので今は先が見えませんが

守ることを考えるならば今は逃げるか

ある程度戦った上で話し合いに持ち込む

みたいな方法が良いような気がします。

 

ぶっちゃけムインさえどうにかできれば

ウーヌゥ側も話し合いに

乗ってくれそうな気もしますしね。

 

なんだかんだ言って

ミスグェゲブージュの立場も

これからどうなるかわかりませんし。

 

それはそれとして

コーデリアがグズリ達を守るため

単身立ち向かいましたが

やっぱり戦うのは無理だったようですね。

 

あのトルケルの血をひいているので

もしかしたら・・・という思いもありましたが

思っていた以上に戦いに対する忌避感が

強かったみたいです。

 

それでも身を盾にして

唯一の入り口を塞ごうとするのは

大したものだと思いますが

それも長くは続かないでしょうね・・・。

 

現状コーデリアしかグズリ達を守れない以上

どうにかして欲しいと思ってしまいますが

今のコーデリアには荷が重かったようです。

 

それでも何かの切っ掛けでキレて

めっちゃ暴れまわる可能性も

ないとは言えないので

それに期待するしかないのかも。

 

ともあれトルフィン側もグズリ側も

かなり厳しい状況になっていますので

これからどう展開していくのか気になるところ。

 

予告にもありましたが

次号コーデリアとグズリ達の

運命が決まるらしいので

どんな展開になるのか楽しみです。

 

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