雑誌掲載最新話 ヴィンランド・サガ

ヴィンランド・サガ 最新 第206話 内容ネタバレ&感想 上がる火の手・・・

2023年9月25日発売の

アフタヌーン 11月号にて連載されている

ヴィンランド・サガ 206話

ネタバレ&感想になります。

 

第206話 千年航路⑮

内容ネタバレ

 

陣痛が始まりトルフィンの家には

お産の手伝いに女たちが訪れていた。

 

初めての出産となるグズリが

痛みにうめき声を上げる中

コーデリアはきれいな布を用意したりと

手伝いを買って出ていた。

 

女はそんなコーデリアに徹夜になるとして

たくさんの湯冷ましを作って欲しいと頼むが

ふとコーデリアが男だと思い出したようで

カルリ共々外へ出されることに。

 

しぬしぬ叫ぶグズリの声が

扉を閉めると共に聞こえなくなり

コーデリアはカルリに

私の家に・・・と声をかけるが

カルリの様子を見て動きを止める。

 

積まれた薪を手にしたカルリは

外でたき火をしようとしているらしく

うまれるまでここで待ってると言い出し・・・。


カルリと共に家の外で

生まれてくる子供を待つコーデリア。

 

カルリはもう遅いのにもかかわらず

まったく眠くないようで

嬉しそうにその誕生を待っていた。

 

しかし子供の体力では待っている間

ずっと起きたままではいられなかったようで

コーデリアは眠ってしまったカルリを抱き上げ

家に帰ろうと立ち上がるが

ふと離れた隣の家の様子がおかしいことに気づく。

 

なにかしら・・・と

じっと目を細めるコーデリアだが

そこには先住民らしき者達に

槍を突き立てられ悲鳴を上げる男の姿が・・・!?

 

隣の家に押し入った先住民達の狙いは

鉄だったようで鉄で作られた

”大きい刃”を探していた。

 

しかし言葉も通じず

在り処もわからないと知ると

家に火をつけ燃やしてしまう。

 

そして襲撃者たちは次だと

トルフィンの家へと向かって来ており

それを見たコーデリアは・・・。


一方その頃、部族の集会では

ミスグェゲブージュがトルフィンと向かい合い

その真意を探ろうとしていた。

 

しかしトルフィンが本気であると理解し

ミスグェゲブージュは告げる。

 

・・・わかった。

春になりイワナシの花が咲くまでの間

お前達への攻撃は控えよう。

それまでにこの島を去るがいいと。

 

それに真っ先に反対したのは

ノウド人の技術を奪おうと考えている

ムインだった。

 

奴らに半年もの時間を与えるのか!?

それは間違いだ 今すぐ攻撃すべきだ!と。

 

しかしミスグェゲブージュは

攻撃は最後の手段であると告げる。

 

せずに済むならそのほうがいい。

ノウド人と接触すれば

病気をもらう恐れがあると。

 

しかしムインもまた

ノウド人が強力な武器を持っているとして

奴らを退治するなら今しかないと

自身の考えを改めることはなかった。


そんな二人の考えを聞き

部族の者達も揉め始める。

 

結局二人の考えは平行線を辿り

部族内で争いが始まるが

その隙をついてトルフィン達は

集会から抜け出していた。

 

ニスカワジージュが先導する形で

村へと急ぐトルフィン達。

 

その途中、トルフィンは

未だ納得できない様子のエイナルに声をかける。

 

エイナルはトルフィンに振り返ることなく

納得できるわけないと語る。

 

オレだけじゃない。

撤退なんて開拓団の誰一人

納得できるわけない。

 

お前だけだよトルフィン。

ヴィンラントを去るなんて・・・

そんな即断ができるのはお前だけだと。

 

アルネイズ村を何より大事に思っている

エイナルと不殺の誓いに従うトルフィン。

 

決定的な考え方の違いに

二人の溝が深まる中

ギョロはいち早く追っ手の存在に気づく。

 

トルフィン!追っ手だ!

その声に振り返るトルフィンだが

そこにはこちらに狙いをつけ

今にも矢を放とうとする先住民の姿が!?

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

なんていうかついにというか

始まっちまいましたね・・・。

 

まさかトルフィンやミスグェゲブージュが

意図していないところで

火の手が上がるとは・・・。

 

襲撃者の話しようからして

ムインに関わりある者達っぽいですが

これによって最悪な事態になったのは

恐らく間違いないかなと。

 

エイナルがアルネイズ村を

誰よりも大事に思っているのは

これまでの話の中でわかってました。

 

そしてトルフィンが撤退を決めたことによって

二人の間にも大きな溝が出来ることも。

 

ただそんな事を考えている間もなく

先住民側から仕掛けられるとは・・・。

 

あり得るとしたらイーヴァルらが

先住民とかち合って剣を抜いたとか

そういう形かなと思ってました。

 

それも襲撃者の向かう先が

今出産中のトルフィン宅とか

マジでどうなるのかなと。

 

正直考えたくはありませんが

もしカルリやグズリが命を奪われたとしたら

トルフィンは不殺を守れるのか

それとも剣をとってしまうのか・・・。

 

ただ家の前にコーデリアがいるので

彼女の動き次第で

これからどうなるのか決まるのかも。

 

普通に考えたらコーデリアがいても

どうしようもない程に絶望的な状況ですが

コーデリアはあの男の血をひいてますからね。

 

怒りに我を失って

襲撃者を皆殺しにしても

おかしくない気がします。

 

というよりも最悪でも撃退しないと

誰にとっても悲劇にしかならないので

コーデリア次第でこれからの流れが決まる

そう言っても過言ではないと思います。

 

それに今回の件はあくまでも

先住民達側から仕掛けられているので

その点も大きく関わってくるかと。

 

トルフィンが撤退すると決断し

ミスグェゲブージュが受け入れたのに

結局先住民側から約束を反故にした以上

トルフィン達としても

そう簡単には引けないと思いますし。

 

いきなり一気に事態が進みましたが

グズリが新たな命を産むという

喜ばしい出来事の中で起きてしまったのは

残念という他ないですね・・・。

 

願わくば戦争に発展することなく

話し合いでどうにかできれば

最善だったんですが

今となっては叶わぬことなのかも・・・。

 

気になる続きについてですが

予告では次号は休載で

11/25発売の1月号にて掲載予定とのこと。

 

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