2023年1月18日発売の
週刊ヤングジャンプ 7号に掲載されている
キングダム 第784話の
ネタバレ&感想になります。
第784話 青歌の強さ
内容ネタバレ
外へ繋がると思われる
地下へと入り口を見つけた信達が
してやられたことに歯噛みしていた頃
李牧はカイネらと地下道を進んでいた。
傅抵は李牧から一年ほどかけて
この地下道を作っていたと聞き
改めて疑問を口にする。
一番驚くのは一年も前に作り始めて
飛信隊をはめるどんぴしゃの場所に
これがあるってことっスよねー。
戦場の誘導はある程度出来ても
飛信隊が右翼に入るまで読んでた?と。
流石に出来すぎてて気持ち悪いと言う
傅抵の言葉に李牧は簡単なことだと語る。
作られたこの地下道つきの土塁は
一つではないということ。
飛信隊が左翼・中央どこに入ろうと
同じ形になっていたのだと。
あまりの事実に驚愕する傅抵らに
李牧はさらに言葉を続ける。
去年の”宜安”同様に大いなる一戦です。
四年前行き場を失った我々を
”青歌”が受け入れてくれた。
あの時の青歌の”覚悟”のおかげで
今の我々とこの状況があります。
その覚悟に応えるためにも
我々がやることに大がかり過ぎる
などということはありません。
やれることは全部やると。
そして地下道の出口から
地上へと出てきた李牧は
改めて宣言する。
そして必ず結果を趙国に
去年の桓騎同様にこの番吾の戦いで
王翦の首を取る!と。
一方その頃、李牧に騙された信達は
王翦の元へ馬を走らせていた。
貂は飛信隊が狙いならば
こんなまだろっこしいことはしないと語る。
李牧は邪魔になりそうな
飛信隊を戦場の外に出して
その間に本命の王翦将軍を討つつもりだ。
恐らく未知の存在の青歌軍を使ってと。
貂の推測を元に色々考えに耽る者達に
信はそんな感慨にふけっている
場合じゃねェと吠える。
三万もの軍を任されてて
何も知らない間に負けてましたなんて
そんな最悪なことはねェだろうがと。
その上で貂に王賁も右翼に来ている事を確認し
後方遊軍だった玉鳳の力も十分じゃないことから
全て裏目に出ていることは明らか。
それでも李牧の想定以上に
王翦軍が奮戦すれば間に合うかもしれないと
大至急で右翼へと戻るのだった。
その頃、秦右翼の王賁の元に
中央での戦いの様子が届いていた。
司馬尚本軍に関常と二万の玉鳳が横撃したが不発
司馬尚本軍は先程王翦様の本軍に突撃したと。
報告を聞いた王賁は
全て李牧が描いた絵図通りに
進んでいることに歯噛みしていた。
番陽はここは我々に任せて
今すぐ王翦様の元へ行って下さいと提案するも
王賁は右翼が相当不利の中
今ここでこの戦場から離れることは出来ないと告げる。
俺が今行けば右翼にいる玉鳳も・・・
飛信隊も全滅の憂き目に遭うぞと。
しかしそれでもこのまま
王翦を討たせるわけにはいかず
前に出ている亜花錦を呼び戻し
総大将王翦の元へ駆けつけさせよと
急ぎ伝令を送るのだった。
王翦本軍へと突撃した司馬尚本軍だが
司馬尚の圧倒的な武力もあって王翦軍も
その勢いを止める事が出来ずにいた。
そうした中、王翦は配下の者達に
”彪苦の陣”を敷くように指示する。
まずは周りを削ぎ落せ 司馬尚を孤立させよと。
その命に従い司馬尚ではなく
彼を守る近衛へと狙いを変える王翦軍だが
”青歌の勇”と謳われる直下兵団は強く
数を減らすことに成功したものの
司馬尚の勢いを止めることは叶わずにいた。
横撃が不発に終わった関常は
そんな青歌軍を見て思う。
司馬尚が化け物なのは一目で分かる・・・
だがその周りの兵・・・青歌兵自体も相当強い
奴らは玉鳳の横撃にもビクともしなかった・・・。
”武”も”勇”もそして・・・おそらく”心”も強い。
青歌軍・・・何なのだお前達は・・・と。
それでも司馬尚を止めねば
王翦様が討たれるとして
関常は捨て身で乱戦へと入って行くのだった。
一方その頃、亜光は楽彰軍を抜き
王翦のもとへ向かおうとしていたが
背後から楽彰に斬りつけられていた。
その光景を目の当たりにした
亜光軍の兵達は亜光の窮地に
悲鳴をあげるかのようにその名を叫ぶが
亜光は返す刀で振り返り楽彰を一閃。
斬られたのにもかかわらず
落馬することなく
大将王翦のもとへ駆けだしていき
兵達もそれに続けと後に追いかける。
亜光の一撃を受け片目を負傷した
楽彰もまた亜光を追撃するため動く中
その様子を見てとった倉央も
それに続きたいと考えるも目の前には
カン・サロとジ・アガが立ち塞がっていた。
一人だけでも脅威となる
二人の将軍を前に動けない倉央だが
糸凌が前に出ながら告げる。
倉央様 ここは私が引き受けます。
倉央様は王翦様の元へ!と。
命を賭して立ちはだかった
倉央軍の武の象徴の姿を見て
倉央はその名を叫ぶが
糸凌はお早く!と笑みを浮かべ・・・。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
全てが李牧の思惑通りに
進んでいることは分かってましたが
飛信隊がどの戦場に配備されても
大丈夫なように動いていたとは・・・。
それだけ飛信隊を信の存在を
脅威に思ってのことなんでしょうけど
青歌の存在も大きいみたいですね。
自分達を受け入れてくれた
青歌の覚悟という表現をしていましたが
人は窮地にあって助けてくれた人に
かなりの信頼と感謝をするものですので
青歌に対してもそんな感じなのかも。
それにしても状況は
どんどんと悪くなっているのが
よく分かる回でしたね・・・。
飛信隊は李牧に騙され
今は急いで右翼へと急行。
中央軍は亜光が楽彰を退けて
王翦の元へ向かったものの
倉央の前にはカン・サロとジ・アガが
立ち塞がっていると。
糸凌が二人を相手に
倉央を行かせようとしていますが
これは流石に厳しいでしょうね。
単純にジ・アガとの戦いでも
押されつつあったのに
そこにカン・サロも加わっては
命を懸けても難しい気がします。
それでも愛しい男を行かせるべく
命を懸けて立ち塞がった糸凌に対して
感嘆する他ありませんが
かなりの確率でここで命を落とす事になるかと。
なんにしても現状どうにか出来るのは
急いでこちらに向かっている飛信隊と
左翼の楊端和軍くらいですかね。
それもかなり厳しくはありますが
王翦が司馬尚を相手に
どれだけ粘れるか次第で変わってくるので
今は王翦の奮闘に期待するしかないのかも。