2024年1月31日発売の
週刊少年サンデー 10号に掲載されている
葬送のフリーレン 第123話の
ネタバレ&感想になります。
第123話 頑張ってきた証
内容ネタバレ
勇者ヒンメルの死から31年後。
帝国領ヘーレン地方。
久々の街に到着したことで一行は
ようやくのんびりできると
柔らかい雰囲気の中にいた。
もう野宿はこりごりだと宿をとり
今までの野宿生活の不満を零していたが
とりあえず夕方まで自由行動でと
それぞれ別行動をとることに。
鍛冶屋で斧を研いでもらいに行くという
シュタルクを見送った後
フリーレンはフェルンに
今日はシュタルクの誕生日だよと声をかける。
その事はフェルンも当然知っており
今回はプレゼントもすでに用意していた。
フリーレンはちなみに私は——と
プレゼントが入った箱を手にするが
フェルンからまた変なプレ前途じゃないですよね?
と声をかけられた瞬間
箱がガタガタと動き始める。
フリーレンはその箱をスッと隠し
・・・私はハンバーグを焼くだけにするよと
すごく悲し気な表情を浮かべ・・・。
早く渡したほうがいいと言われ
シュタルクを追いかけて
鍛冶屋がある広場へと向かうフェルン。
広場には何故か人だかりができており
その中心には倒れた牛と
斧を持ったシュタルクの姿が。
どうやら暴れ牛をシュタルクが止めたようで
勇敢な戦士だと皆にはやし立てられていた。
なんか人に囲まれてる・・・と
物陰に隠れるフェルン。
なんでこんなにすぐに街の人達と
仲良くなれるのか疑問に思いながらも
こんなに人がいたら渡せないと
一人になるまで待つことを決める。
そして皆と別れて路地裏へと向かった
シュタルクを追いかけるが
その一瞬の間にもシュタルクの周りには
人が絶えることなく・・・。
荷物運びや荷車押しを手伝ったり
犬捜しや子供と遊び
お年寄りの手をひいていたり。
外に向かえば達人みたいな人に
稽古つけられたりと
なんでそうなるのかフェルンが
理解できない展開が続いていた。
街へと戻りやっと一人になった
シュタルクに声をかけるフェルンだが
見るからに疲れた顔をしていた。
シュタルクはその事に驚きつつも
何も言わずに隣に座ったことに怯えるが
フェルンからプレゼントですと紙袋を渡される。
自分の誕生日を忘れていたシュタルクは
なんで・・・?首を傾げていたが
フェルンから渡された革の手袋を見て
嬉しそうな表情で自分の手に目を向ける。
そういえばもうボロボロだったな。
よく見てるな・・・と。
もしかしてみすぼらしかったのかと尋ねたところ
フェルンはそれを否定しなかったが
でもそれはシュタルク様が頑張ってきた証だと言われ
師匠であるアイゼンの事を思い出す。
年季が入ったアイゼンの外套を見て
シュタルクはフェルンと同じような事を口にしていた。
これは師匠が今まで頑張って
戦ってきた証だろと。
その言葉を受けアイゼンは
ヒンメルと同じことを言うんだなと
昔の事を語り始める。
この外套は魔王討伐の旅の途中で
ヒンメル達から貰った物だ。
その時も同じことを言われたと。
なのに新しい外套を貰ったのかと
尋ねるシュタルクにアイゼンは語る。
所詮は道具だ。
どれほど大事に扱おうと
いつかは使えなくなるときがやってくる。
それに証などまた積み重ねればいい。
少なくとも俺はそうやってここまで歩んできたと。
そんなアイゼンから言われた事を思い出しながら
シュタルクは真新しい革の手袋を身につける。
笑みを浮かべながら
俺、もっと頑張るよと話すと
フェルンはシュタルク様は十分過ぎるくらい
頑張っていますよと返すのだった。
宿に戻ったシュタルクとフェルンだが
宿の前にはご立腹のフリーレンが
仁王立ちして待っていた。
夕方に再集合って言ったでしょと
怒るフリーレンに対しシュタルクが
すみませんでした・・・と土下座するのを見て
フェルンは情けない・・・と内心思い・・・。
そんな一幕もありつつも
シュタルクは夕食に出てきたハンバーグに喜び
フリーレンはおかわりもあるよと
シュタルクの誕生日を祝うのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
シュタルクが今回誕生日ということで
あれからもう一年が経ったんだなと
少し感慨深い気分になった回でした。
前回の時は26話、北側諸国の序盤で
アウラを倒した後くらいだったと思いますが
まだ一年かという思いともう一年かという思い
どっちも同じくらいな感じ。
実際には3年半くらい経っていますが
途中アニメ化で休載していたこともありましたし
本当に感慨深いなと。
それにしても目的地であるオレオール
魔王城に向かっているわけですが
マジでどのくらいかかるんでしょうね?
ヒンメル達の旅は10年
これは往復だとは思いますが
その半分だとしても5年。
ヒンメルは旅先で人助けやら
ダンジョン探索やらしていたこともあって
もうちょっと短縮されるとは思いますが
それでもあと二年くらいはかかるのかも。
だとしたら辿り着くのは
300話を過ぎたあたりかなと
思ったりするわけですが
本当にどういう旅になるんでしょうね?
今までの話も十分に満足できるほど
超面白かったですし
そのくらい連載が続いていた時に
どんな作品になるのか今から楽しみです。
それはそれとして今回の話ですが
ザインじゃないけど
付き合っちゃえよ!って感じ(笑)
まあ、遅かれ早かれくっつくと思いますが
にやにやするやらそわそわするやら
中々に面白いものです。
この旅の途中でそうなるかは
今のところ何とも言えませんが
二人がどうなるかも
楽しめるのではないかと。
作品上でまた来年シュタルクの誕生日が
祝われることになるかはわかりませんが
その前にフェルンの誕生日がくるので
その時どうなるのか楽しみですね。