葬送のフリーレン 雑誌掲載最新話

葬送のフリーレン 最新 第124話 ネタバレ&感想 帝国の影

2024年2月7日発売の

週刊少年サンデー 11号に掲載されている

葬送のフリーレン 第124話

ネタバレ&感想になります。

 

第124話 影なる戦士

内容ネタバレ

 

勇者ヒンメルの死から31年後。

帝国領アオフガーベ連峰。

 

その男は便りを待つのが習慣なのか

朝早く郵便受けを開ける。

 

しかし何も届いていないようで

ラダール、相変わらず朝早いわねと

声をかけられた男は空を仰ぎ

変わらぬ様子で言葉を返す。

いつも通りのいい天気だと。


森の中を歩くフリーレン一行だが

珍しくフェルンが足疲れた もうやだ・・・と

愚痴を零していた。

 

どうやらフェルンは泥濘だらけの森を

進まなきゃいけない事が納得できないようで

その事をフリーレンに尋ねるも

その答えは帝都に向かう道は

ここしか無いという非情な答えが。

 

道なんて何処にあるのかと零す程に

道なき道を歩かなきゃいけない現状に

フェルンの目に涙が浮かんでいたが

フリーレンに宥められ仕方なく歩き続けていた。

 

体力に自信があるシュタルクは

情けねぇなこの程度でと笑いながら

おぶってやろうか?と口にするが

瞬く間に背に乗られてしまい

やめて冗談だから!と泣きながら謝るはめに。

 

そして皆の恰好が見るからに

ボロボロになった頃

ようやく一行は村に辿り着く。

 

フリーレンによるとこの村は

中継地点にある村とのことで

フェルン達はあの悪路がまだ続くことに

嫌気がさしながらも一先ず

英気を養うべく宿屋へと向かう。

 

が、向かう途中に会った村人から

衝撃的な事実を聞かされることに。

 

近くに大きな街道が出来てからは

この峠道を通る者はほとんどおらず

冒険者で賑わっていた頃が

本当に懐かしいと。

 

フェルンは真顔でどういうことだと

いわんばかりにフリーレンに詰め寄るが

当の本人は最近のことは

よくわかんないやと零し・・・。

 

どうやら街道が出来たのは大体30年前らしく

それを聞いたシュタルクは

ボソッとお婆ちゃんじゃん・・・と呟き

フェルンから聞こえますよと窘められていた。


村人に案内されるままに

村長宅へと向かった一行は

村長であるラダールと面会することに。

 

村の者達に慕われているのか

村人たちと仲良さげに話していたラダールは

冒険者とは珍しいと一行へと目を向けるが

その瞬間言葉もなく立ち尽くしていた。

 

雰囲気が変なことに気づいた子供から

声をかけられたことで雰囲気は元に戻り

ラダールは改めてフリーレンと挨拶を交わす。

 

村長のラダールだ。

小さな村だがゆっくりしていってくれと。

 

そう言われラダールと握手を交わした

フリーレンだが手を握った瞬間

何かに気づきながらも

その場で何を言うこともなく・・・。

 

ラダールから宿屋は無いが

空き家を貸してくれるという申し出を受け

快く受け入れるフリーレン達。

 

シュタルクは相変わらず村の人達に

すぐさま受け入れられ

冒険譚を聞きたいという村人たちと

楽しそうに話を聞かせていた。

 

しかしフリーレンはそんな村人達よりも

ラダールの方を気にしているようで

その動向を常に窺っていた。

 

日が暮れ始めた頃

ラダールは妻とベンチに座っていた。

 

どうやら妻はシュタルクの話を

聞きに言っていたらしく

その事を楽しそうに語る。

 

ラダールはその間村民からの

伺いに付き合っていたようで

笑いながら無駄な仕事で忙しいと話すが

妻はそれは夫の事を皆が慕っている証拠だと

笑って話を聞いていた。

 

ラダールは改めて自分を振り返る。

しかし村長か、俺も老いたなぁ・・・と。

 

妻はこの村に来たばかりの頃は

一番若かったのにと笑みを浮かべ

二人はその時の事を懐かし気に語り合う。

 

しかし妻は夫が突然その時に

渡されたサンドイッチの味について触れたことで

何かいつもと違う雰囲気を感じとっていた。

 

妻から何かあったの?と尋ねられるも

ラダールはそれを否定した上で

一つやり残した仕事があるだけだと言い残し

その場を後にするのだった。


その日の夜、フリーレンは

シュタルクを見張りに立てる程に

ラダールの事を警戒していた。

 

フェルンはフリーレンが魔物を

警戒しているのかと思ったのか改めて問いかける。

 

村の近くなので魔物もあまりいないでしょうし

見張りを立てるなんて少し大袈裟じゃないですか?と。

 

しかしフリーレンはその事には触れず

村の人達に聞いた村長の話を語り始める。

 

穏やかで人当りがいいこと以外は

普通の人なんだよねと。

 

フェルンはラダールについて

何も思うところがないらしく

それがどうかしたんですか?と尋ねるが

フリーレンは隠している理由が分からないと語る。

 

村長の手。

あれは現役の戦士の手だったと。

 

一方その頃ラダールは

隠していた武器を手に

昔の事を思い出していた。

 

帝国軍のある隊に所属していた

若き日のラダールは他の者達と共に

上官と思しき男からある極秘任務について

説明を受けていた。

 

これは帝都でも一部の者しか知りえない

極秘任務である。

 

帝国に忠誠を誓いし影なる戦士達よ。

お前達の使命は峠を通る者達を監視し

このリストに該当する人物を

すべて始末する事だ。

 

この峠道は南側から帝都に続く

唯一の道であり奴らに帝都の地を踏ませるなと。

 

その上で任務の期間はリストの終わりまでであり

仮に不測の事態が起きたとしても

任務続行の可否はこちらが下す。

通達を待てと。

 

その日の事を思い出しながら

ラダールはリストを見ながら

自嘲するかのように呟く。

 

お互い最後の一人か。

平穏に余生を過ごすことすら

俺には許されないんだなと。

 

そして武器を手にラダールは

フリーレン一行に貸し出した民家に向かうが

扉の前には見張りに立つシュタルクの姿が・・・。


シュタルクは夜更けに訪れたラダールと

軽口を躱しながらも

その実力の高さを感じていた。

 

そしてその気配の無さからみても

ただの戦士ではないと。

 

俺が欲しいのはフリーレンの命だけだ

退けと告げるラダールだが

シュタルクがそれを受け入れるわけもなく

二人は対峙する事に。

 

シュタルクは未だ武器を手にすることなく

話し合いを求めるがラダールは

それに付き合う気はないようで

すでに臨戦態勢を整えていた。

 

ラダールが外套を脱ぎ

武器を露わにしたところで

シュタルクも背負った斧に手を伸ばすが

ラダールはその一瞬の間に

シュタルクの眼前にいた。

 

ラダールはシュタルクの背負った斧を

押さえつけると共に

喉元にナイフを突きつけており

勝敗が決したのは明らかだった。

 

それでもシュタルクはフリーレンを守るべく

敵の襲来を知らせる為、大声を出そうとするが

ラダールがそれを許すことなく

腹に膝を入れられ倒れ込んでしまう。

 

倒れるシュタルクにラダールは

その命を奪う気はないのか

お前の名前はリストには無いと告げるのだった。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

思わぬ敵の襲撃を受けることになった

フリーレン一行ですが

あれは戦士というよりも

暗殺者といった感じなのかも。

 

とりあえず話の流れからすると

帝国の暗部っぽい部隊に所属しており

継続の可否を伝える便りがない事から

リストに載っているフリーレンの命を

狙っているようですね。

 

正直あれほどまでにあっさりシュタルクが

制圧されてしまったことに驚きましたが

あれはシュタルク自身の油断に加え

互いの戦闘技術の違いが大きく出てしまった為に

起きてしまった事だと思います。

 

ラダール本人も言っていましたが

恐らく純粋な戦闘力という部分において

シュタルクの方が戦士としては上。

 

だけどそれは魔物とか魔族といった

人ではない相手がメインの技術であり

対してラダールは人に特化した技術であると。

 

あのような形で暗殺を示唆する

リストを渡されている以上

恐らく間違いないと思います。

 

まあ、もうちょっとシュタルクが

精神的に強くなっていれば

それでも勝ったとは思いますが

その辺りはまだまだ若いというか

青いという事なんでしょうね。

 

そんな暗殺者紛いの戦士が

何故今になってフリーレンを狙っているのかは

正直何とも言えないところ。

 

まあ、考えられるとすれば

帝国にとって脅威になるであろう人物の排除か

怨恨関係のどちらかかなと思います。

 

それにしたって勇者一行の一人として

魔王を倒した魔法使いに暗殺者を差し向けるとか

ちょっとどうかなと思わなくもないですが・・・。

 

ともあれそんな魔法使い相手に

暗殺をしようとしている以上

何かしら対魔法使い用の切り札でもあるのかも。

 

まあ、そういう手がないために

夜に襲撃している可能性もありますが

その辺りは次回にでも明らかになるかと。

 

そんな気になる次回についてですが

次号は休載で続きは13号に掲載とのこと。

 

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