2024年2月24日発売の
アフタヌーン 4月号にて連載されている
ヴィンランド・サガ 209話の
ネタバレ&感想になります。
第209話 千年航路⑱
内容ネタバレ
村の有志らと共に
火事現場へと訪れたイーヴァル達。
現場となった民家は
ビャルニが住む家だったことから
安否確認のため捜索を始めるも
近くで刺されて殺されているのを発見。
それを見たイーヴァルは
ウーヌゥ人によるものだとして
これで戦争だと憤っていたが
ストルクはそこまでの怨恨がない中
なぜ火をつけたのか考え始める。
死体を放置していることから
凶行の証拠を消すために
火をつけたわけじゃない。
放火に意図があるのだとしたら・・・
宣戦布告・・・?いや・・・陽動・・・
襲撃者は今どこに・・・。
ストルクが思案に暮れる中
イーヴァルは矢継ぎ早に皆に指示する。
全戸に知らせろ!ウーヌゥの攻撃だ!
急げ!いますぐ全員を砦の中に
避難させるんだと。
その上で奴らがまだ
その辺に潜んでいるかもと警戒を促すが
その瞬間イーヴァルの背に矢が!?
雨のように矢が降り注ぐ中
ストルクはようやく自分達が
罠に嵌まったことを理解する。
まんまとおびき出された。
なんてマヌケなんだオレ達
炎に踊らされて恰好の的じゃないかと。
矢を放ったガーハホチらが
やって来た時、イーヴァル達は
誰一人まともに立てずにいた。
ガングラティがとっさに覆い被さったことで
大きな傷は負わなかったものの
その巨体の下敷きになってしまい動けず
うめき声をあげるイーヴァル。
そんなイーヴァルが手にしていた
剣を奪ったガーハホチは
その剣の凄さに魅せられていた。
おォ・・・重てェ
これが「大きな刃」かと。
イーヴァルはオレの剣に触るな!と叫びながら
覆い被さるガングラティに声をかけるが
すでに息絶えているのか反応はなく・・・。
懸命にガングラティに呼びかけるイーヴァルに
ガーハホチはその腰の長いやつ
それってこの「大きい刃」の入れ物だろ?
それオレにちょーだいと声をかける。
ウーヌゥ人の言葉がわからないイーヴァルには
ガーハホチが何を言っているのかわからなかった。
しかしガングラティがこんな事になったのは
このウーヌゥ人のせいであることは理解しており
怒りのままにガングラティの
得物である斧を手にガーハホチと相対する。
ストルクは逃げろ!と叫ぶも
ブチキレたイーヴァルは止まることなく
ガーハホチに斧を振り下ろす。
だがガーハホチの持つ剣は
イーヴァルが振り下ろした斧ごと
その腕を斬り飛ばしていた。
斬られた腕を呆然と見つめる
イーヴァルとストルクをよそに
ガーハホチは歓声をあげる仲間達に
応えるように剣を掲げていた。
そして興奮を隠し切れない様子で
見たかよお前らこの切れ味!
うわさ通りに腕がポロっと落っこちたぞ!
苦労した甲斐があった
気に入ったぜ「大きな刃」!と
焼け落ちる家屋を背に高笑いするのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
なんていうかあ~あとしか
言い様がないですね・・・。
イーヴァルが武器を持ち込むことで
自分達を守る力を求めていたというのは
わからないでもないです。
が、今回ガーハホチらは
その武器を求めて襲撃したわけですから
自業自得といってもいいのかも。
あくまでも結果論ではありますが
武器さえ持ち込んでいなければ
あんな形で襲撃を受けることも
そしてイーヴァルが手を失うことも
なかったわけですし。
それはそれとしてこの先
トルフィンはどうするのか気になるところ。
トルフィンはあくまでも撤退することで
これ以上の諍いを起こさないようにしましたが
今回の襲撃は明らかに向こう側が悪いですからね。
それでも被害がなければ
どうとでもなったでしょうけど
実際に被害が出ている以上
トルフィンとしても退けない気がします。
それでもトルフィン個人としては
島から退去する事で
これ以上犠牲者をださないように
考えるとは思いますが
それは流石に難しいかなと。
それにアルネイズ村を襲撃されたことで
誰よりも村を大事に思っている
エイナルが止まらないだろうとも。
なんにしてもここから先は
かなり難しく厳しい状況になるでしょうし
トルフィン達がどんな道を選ぶのか
今後の展開が楽しみです。