ヴィンランド・サガ 138話のネタバレ&感想になります。
第139話 バルト海戦役⑮
内容ネタバレ
一人残されたギョロは四苦八苦しながらカルリの面倒を見ていたが
洗った側から粗相をするカルリと干したばっかりの洗濯物が
突然の風で海へと飛んでいってしまった事に限界を迎えてしまい・・・。
もう嫌だと大騒ぎしていたところへ
ようやくトルフィンとヒルドが姿を見せたことで
追い詰められていたギョロは遅いんだよと文句を言いながらも
涙を浮かべるのだった。
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トルフィンが帰ってきたことで落ち着きを取り戻したギョロから
レイフたちがガルムによって人質にされたこと
そしてヨムスボルグで始まる戦に攻め手側で加われ、武器持参という
伝言を聞かされたトルフィン。
思いもよらなかったことに呆然としながらも
ギョロから無事に取り戻せるのかと聞かれ
ガルムの狙いは自分一人だと答えたトルフィンだが
ヨムスボルグに行ってしまえば誰かを手にかけてしまう予感を感じているらしく
どうすればいいのか分からずにいた。
しかしそんなトルフィンに対しギョロは
仲間を助けることと誰かを手にかけるということを天秤にかける理由が
理解できないらしく・・・。
躊躇するトルフィンに自分がこの旅に加わったのは
レイフの親父さんを無事に故郷へ連れ帰る為だと話し
奴隷だった自分を身請けして人生を与えてくれた
誰よりも大切な人なんだと涙を浮かべながら懇願していた。
そんなギョロの頼みにトルフィンは意志が固まったのか
すまんと謝りながらもレイフたちを必ず助け出すと告げ
ヨムスボルグへと向かうことを決意するのだった・・・。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
今回はいつもよりもページ数が少なかったのか
かなりあっさりとしたあらすじになってしまいましたが
正直言ってギョロの気持ちというか言いたいことはよく分かる気がします。
私もそうですが誰か知らない相手よりも
身内や友人を優先するのは当たり前だと思いますしね。
ただここまでトルフィンの人生を見てきたことから
トルフィンの決意というか夢もある程度理解していることもあってか
この選択がトルフィンにとってどれだけ難しいのかも分からないでもないかなと。
戦争の只中に入っていってただですむとは到底思えませんし
それこそトルフィンが誰かを手にかけるというのも
当然ながらあり得るというか可能性が高いですしね。
それにガルムとしてもそういうトルフィンと戦いたいと願っていますし
いざ戦いになったら手加減できる相手じゃないですから
結果として命を奪ってしまうことも十分にあり得るかと。
なんにしても現状なにもしないという選択肢はないので
トルフィンの矜持には反するでしょうけど
とりあえずはヨムスボルグに向かうしかないでしょうね。
願わくば誰もあやめることなく済めばいいとは思っていますが
戦争である以上流石にそれは難しいというか
トルフィンが予感していた通りになってしまう可能性が高いでしょうね・・・。
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