2024年5月16日発売の
モーニング 24号に掲載されている
宇宙兄弟 412話の
ネタバレ&感想になります。
第412話 届かぬメッセージ
内容ネタバレ
六太の今の状況について
JAXAでは北村絵名が
NASAではバトラーとケンジ・新田の
両名が記者会見を行っていた。
集まった記者達が絶望的ともいえる
六太の現状に騒然となる中
絵名たちは毅然と説明する。
状況は極めて深刻ですが
我々は誰も諦めてはいません。
一つ希望が持てる進展として・・・
六太飛行士の軌道が映像から予測されました。
この軌道を指標に日々人飛行士が
ソユーズで救出に向かいます・・・!と。
世界中に六太が漂流したとのニュースが
取り上げられることになり
皆が六太の無事を祈っていた。
そうした中、事態を知った古谷は
いてもたってもいられず
福田のいるスイングバイへと向かう。
スイングバイ社では
丁度今JAXAと繋げてもらって
ソユーズの動向を共有したところのようで
固唾を呑んで状況を見守っていた。
これから日々人のソユーズが
2回目の噴射を実行するところらしく
古谷は思わず助かるか聞いてしまうも
福田はそう信じようとしか答えられずにいた。
そうした中、古谷は自身の携帯を取り出し
六太のミッション用のアドレスを
もらっていたことを思い出し
何かメッセージを送ることを決める。
今の六太がそれを見られないことは
百も承知ではあったが
仲間の窮地にいてもたってもいられず
福田も同じようにメッセージを送り始める。
「おいナンバなにしとんねんジブン」
「うそやろ?」
「ふざけんな カッコつけてヒーローになんなよ」
「似合わんぞ」
「絶対帰ってこいよ」
「帰らなしばくぞ」
といつものように憎まれ口を叩くように
メッセージを送る古谷だが
伝えたい言葉は一つだった。
”おい ナンバ 死ぬなよ”と。
そしてソユーズが2回目の噴射を開始した頃
ネット上には六太の無事を願う人々からの
たくさんのメッセージが上がっていた。
「助かると願っています!」
「気掛かりで仕事が手に付かない」
「六太氏の状況を想うと恐ろしすぎる」
「日々人さん六太さんを助けて!」
「南波日々人がきっとなんとかしてくれる」
「日本人初のムーンウォーカーが
必ず兄を救ってくれる!」
「ここで叫んだってムッタさんには
届かないけど・・・どうか無事で!」
「生きて!」「諦めるな!」
「ムッタに力を!」
「ムッタ必ず帰ってきて!」
「ムッタ!We are space brothers!」
日本語だけではなく英語やスペイン語
中国語や韓国語、国を問わず様々な言語で・・・
世界中の人々が六太の無事を願っていた。
声は届かずとも、祈りは届くと信じて———。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
話としてはソユーズの2回目の
噴射が開始されようとしているくらいで
特に先には進んでいないみたいですね。
六太が今絶望的な状況にある事が
発表されて世界中がどう感じたか
というのが今回のメインになるかと。
六太と縁がある人達が
色々と心配する事は分かっていましたが
世界中で六太の無事を祈ってくれていたことは
何よりも嬉しいものです。
まさに”We are space brothers!”
という感じでしたね。
各国の言語によるメッセージを
今の六太が見ることはできないわけですが
もし見ることが出来るならば
何よりも心強いだろうなと。
話の中でありましたが
六太の酸素があと5時間しかもたない以上
遅かれ早かれ結果は出るでしょうけど
六太にとってこの5時間は
本当に辛い時間でしょうね・・・。
それは六太を助けようとしている
日々人達も同様ではありますが
六太の場合、何かしようにも出来ることは無く
ただじっと宇宙を見ている事しか出来ないとか
本当に恐怖以外のなにものでもないかと。
命がかかっていなければ
恐怖を覚えるにせよ
耐えられると思いますが
六太の場合はそうじゃないですからね・・・。
そんな六太の心境を思うだけで
泣けてくるほど心が痛いですが
仲間である古谷や福田さん達はそれ以上に
心を痛めているのだと思います。
信じる事しか出来ないというのは
自分の無力さを改めて感じさせられるでしょうし
それでも何もできない現状に
どうしようもないんだろうなと。
まあ、そんな感じでちょっと切なくなりましたが
次回はもう少し事態が動くことになると思います。
今行おうとしていることが
ベストな方法かは分かりませんが
少しでも六太にとって光明となる
展開になることを願っています。
気になる続きについてですが
6/13発売の28号にて掲載予定とのこと。