雑誌掲載最新話 宇宙兄弟

宇宙兄弟 最新 第411話 ネタバレ&感想 両親への報せと共有しておきたい事

2024年3月28日発売の

モーニング 17号に掲載されている

宇宙兄弟 411話

ネタバレ&感想になります。

 

第411話 ただ願うことくらいしか

内容ネタバレ

 

オリュールは無事噴射完了した。

30分後には帰還軌道に入る。

 

そんなマクシムからの通信に応えながらも

日々人は六太救出のため

間もなく訪れる瞬間のため準備に取り掛かる。

 

「7時6分 -0.1M」

「4秒間の噴射」

 

そう何度も繰り返し確認し

時計が7時6分を示した瞬間噴射し

4秒ちょうどに止めることに成功する。

 

やるべきことを終えた日々人は

指示通りこなせたことに安堵しつつも

マクシム達にうまくいったと報告。

 

その報せに固唾を呑んで

見ていることしか出来なかった

マクシム達もまた息を吐いていた。

 

これで・・・ムッちゃんと

軌道面は合わせられたはず・・・。

 

そう呟きながら

日々人は六太に思いを馳せる。

 

迎えにいくからな・・・

耐えろよムッちゃん・・・と。


その頃JAXAでは

せりかが六太達の両親に

事の次第を知らせていた。

 

今回初めてその事を知らされた二人は

あまりの事態に言葉を失っていた。

 

それでも母は何度も声を詰まらせながら

そういうことってよくあるのか尋ねる。

 

せりかは一瞬言葉に詰まりながら

否定しつつも対応について語る。

 

ですが今——六太さんを救出しようと

各国共同で動いていて

救出方針はすでに決まってきています。

 

これから各国で

メディア発表されることになります・・・と。

 

せりかとの電話を終え六太の母は

震えながらどうしようお父さん・・・と

すがるように声をかける。

 

しかし父はその声に答えることなく

ワシは手を動かすよと

再び陶芸に取り掛かる。

 

母はこんな時に・・・?と

不安気に問いかけるが

父はそんな母とじっと目を合わせ

ろくろの前に座り語る。

 

ワシらには・・・

六太を助けることはできん・・・。

 

ただ願うことくらいしか・・・

二人を信じて手を動かそうと。


その頃NASAではロスコスモスや

JAXAと中継を繋ぎ

現状とこれからについて話し合っていた。

 

そして若多からこれから

どうなるかについての説明が行われる。

 

日々人君のソユーズが

六太君に追い着くまで月を3周します。

 

つまり漂流してから6時間後・・・

今から約5時間後に

六太君に届く予定ですと。

 

あと5時間もの間

あの宇宙空間で一人でいる

六太を心配する声が上がる中

宇宙服の酸素についての話が。

 

NASA側としては宇宙服の酸素は

残り6時間分あるとして

時間的には保つだろうと話すも

それはムッタの呼吸が安定していれば

という前提のもとであるとの事だった。

 

それはロスコスモスも同様であり

想定よりもギリギリになると考えているとのことで

その上で共有しておきたいことについて語る。

 

それは前提として割り出された

ムッタの軌道は完全ではない事。

 

あくまで”目安”程度に

捉えておく必要がある事を。

 

例えばムッタがヒビトがやったように

ジェットアームを投げ捨てたり

残ったガスを吹いたりしようものなら

わずかに軌道が変化して

長い移動の間に大きなズレとなる。

 

今から5時間後ちょうどに

ムッタを発見できるとは限らない。

 

だからその”前後40分”を含め——

我々とヒビトでムッタを発見するため

相当な集中力が必要だと。

 

一方その頃、六太は

自分の息の音しか聞こえない

宇宙空間の中、焦る自分を

なんとか落ち着かせようとしていた。

 

まだ・・・見捨てられてないよな・・・?

地上は俺を助けようとしてくれてるはず・・・。

 

まだ・・・可能性はあるよな・・・?

日々人・・・と。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

JAXAからの指示を

日々人は完璧にこなしたわけですが

結果が分かるのが今から5~6時間後とは

なんとも言えないものです。

 

兄の命を救えるかどうかの

一発勝負ということもあって

ずっと張り詰めっぱなしでしょうね・・・。

 

地球でも他に方法がないかと

話し合いを続けることになるでしょうし

誰にとってもキツイ時間になるかと。

 

それにしても南波家の両親にとって

この時間は色々な意味で辛いでしょうね・・・。

 

息子の命が今にも失われるかもしれないことに加え

その事態においても何もできず

ただ祈り願うことしか出来ない無力感に

苛まれることになる時間になるかと。

 

父はこの状況で自分が何も出来ない事を理解し

努めて平常心を保とうとしていると

あの様子から見受けられましたが

この事態にそういう風に動けること自体

大した人物だと思います。

 

母もまた一時取り乱したものの

そんな父の姿を見て騒ぎたてることなく

落ち着きを取り戻していましたし

本当に南波夫妻は強いなと。

 

もし自分がその立場になったら

あんな風に平静を取り戻すどころか

自分が何をしているか分からない程

取り乱すか現実逃避してしまう気がしますし。

 

一方の六太についてですが

ロスコスモス側からも話がありましたが

本当にジェットアームを投げ捨てなくて

良かったと改めて思いました。

 

409話でなにがお守りかと

六太がジェットアームを投げ捨てようとする

場面がありましたが

まさかここに繋がってくるとは・・・。

 

あそこで怒りのままに投げ捨てていたら

今の救出作戦が根底から

覆っていたわけですからね。

 

そういう意味でも本当によかったと

心の底から思います・・・。

 

それにしても実際に助けがくるまで

5時間から6時間とは

中々に長いですよね・・・。

 

誰とも話せず孤独を感じ

死の恐怖に苛まれながら

じっと待つ事しか出来ないとか

想像しただけで辛すぎる。

 

それも代わり映えのしない

宇宙空間をずっと見ていることしかできないとか

精神的におかしくなってもおかしくないかと。

 

それでも六太の両親じゃないですが

ただ願うことくらいしか出来ないわけで・・・。

 

とまあ、色々な意味で

キツイ時間が待っているわけですが

今はただ六太に頑張れとしか

言える言葉はないのかも。

 

気になる続きについてですが

4/25発売の21・22合併号にて

掲載予定とのこと。

 

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