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ヴィンランド・サガ 最新 第212話 内容ネタバレ&感想 始まる戦争

2024年6月25日発売の

アフタヌーン 8月号にて連載されている

ヴィンランド・サガ 212話

ネタバレ&感想になります。

 

第212話 千年航路㉑

内容ネタバレ

 

エイナル達が砦へ籠った一方で

攻め込んできたウーヌゥ人は

アルネイズ村で略奪に勤しんでいた。

 

家に火をつけた挙句に

家の中にあった服や縄など

使えるものを運び出す。

 

そんな彼らにミスグェゲブーシュは

ノウド人の持ち物は病気のもとだとして

燃やすようにと声をかける。

 

しかし好き放題に略奪する者達に

そんな言葉が届くはずもなく・・・。

ウーヌゥ人達を率いるムインは

砦というものを見たことがなかったらしく

ノウド人が出入り口を塞ごうとしているのを

じっと窺っていた。

 

配下の者達も同様で

あんな所にこもって・・・

あれじゃ戦いにならないと考えていた。

 

ムインは全員が船で逃げ切るまでの

時間稼ぎなのかもしれないと語る。

 

いずれにしろ奴らの財産も

鉄の道具も大事なものは

あの中にあるのだろうとして

逃がしてたまるかよと笑みを浮かべていた。

 

そんなムインに声をかけてきたのは

シカを獲ってきたというガーハホチだった。

 

ガーハホチは戦争のために

食糧係をやるつもりだと話すが

ムインはそんな係はいらんと一蹴。

 

ノウド人を退治するのに

今日一日あれば充分だと。

 

ガーチホチはその言葉に

何か言い返すこともなく黙り

ムインは皆に指示する。

 

カヌーで来ている者は海から攻めるぞ。

他はあの囲みを壊すのだ準備しろ!と。

 

その頃、砦内では戦えない女子供達が

ヴァルガルの船に乗り

退避しようとしていた。

 

グズリはトルフィンが帰るのを待つと言い出すが

コーデリアからお子さんたちは

どうするんですかと言われ

渋々ながらもその言に従うことに。

 

コーデリアは先に船に乗ったカルリに

グズリーズさんと弟くんをお願いねと声をかける。

 

カルリはコーデリアに戦うの?と尋ねるが

返ってきたのは仕方ないという言葉だった。

 

そしてコーデリアに見送られながら

砦から出航するカルリだが

ある疑問が頭をよぎる。

 

仕方ないのかな・・・?

本当に・・・?と。

 

避難場所へと向かい出航した

ヴァルガル達だが

カヌーに乗ったウーヌゥ人達に

襲撃を受けてしまうことに。

 

ヴァルガルは奥さん方に

矢が来るから頭を低く!と指示し

自らオールを手に応戦するのだった。

一方その頃、砦でも

攻め寄せたウーヌゥ人達との戦いが

繰り広げられていた。

 

男達は弓矢をもって応戦するが

ウーヌゥ人達は砦を燃やすべく火をつける。

 

それを見てすぐさま海水をかけて

消化しようとするものの

そこをウーヌゥの矢によって狙われ

犠牲者が出ていた。

 

そうこうしている間にも

海側からカヌーが攻め寄せてきており

そちらにも人手が取られていた。

 

片腕を失い戦うことすら出来ない

イーヴァルは痛みに耐えながら口を開く。

 

・・・ねばるんだ。

時間を稼げ・・・できる限り・・・。

 

ウーヌゥどもは病気に弱い。

ねばってりゃじきに病気で自滅すると。

 

ストルクはいい作戦だと思うと返すが

現状それしか勝機はなかった。

 

何日持ちこたえればいいのかは

ストルクにもわからないようで

口を濁していたが

イーヴァルは告げる。

 

何日でもだ。勝つまでだ。

勝たなきゃア・・・

死んだ仲間が浮かばれねぇ。

 

勝つまでだ。

勝つまで終わらねェ・・・と。

砦から少し離れた場所から

ミスグェゲブーシュは

ノウド人とウーヌゥ人の戦争を見ていた。

 

そこへやって来て同じように

戦う様子を見ていたニスカに尋ねる。

 

トーフィは追っ手から

逃げおおせたようだ。

彼は今 あの囲いの中か?と。

 

ニスカから・・・わかりません

ギョロとエイナルは無事であそこにと聞き

ミスグェゲブーシュは戦場に

目を向けながら語る。

 

トーフィとは休戦の約束を交わした。

それが反故になってしまったことは悔やまれる。

 

ノウド人を無血で追い出すことのできる

万にひとつの可能性だったかもしれない。

 

あの囲い・・・ノウド人が

あんなものをこしらえていたとは誤算だった。

この戦争は長引くかもしれないと。

 

同じように戦場へ目を向けつつ

ニスカはミスグェゲブーシュに尋ねる。

 

私達が見た未来は・・・

変えることができるでしょうか。

 

・・・戦争をすることで

未来はより良く変わるのでしょうかと。

 

ミスグェゲブーシュは

もはや結論は出ていると語る。

 

我々とウーヌゥ人は共存できない

追い出さなければ我々が滅ぼされると。

 

ニスカは今日ノウド人を追い返せたとしても

彼らはきっとまたこの島へやってきます。

そのたびに戦うのですかと尋ねるが

ミスグェゲブーシュの答えは変わらなかった。

そのたびに戦うのだ 仕方のないことだと。

 

そんなミスグェゲブーシュに

声をかけてきたのはプルムクだった。

 

あんたは悪い未来の話ばかりする。

あんたの秘術はいい未来を

ひとつも見せてくれなかったのか?

 

もしそうなら・・・

それはあんたが悪い物事ばかりに

目が行きがちな性分だからじゃないのか?と。

 

そう語ったプルムクは

改めてミスグェゲブーシュに頼む。

 

オレはトーフィをかくまってる。

一緒に来てくれ。

 

あいつは重傷を負ってる。

あんたの手当てが必要なんだと。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

ついに本格的に戦争が始まってしまいましたが

砦というものがどれだけ有効かどうかで

色々変わってきそうですね。

 

とりあえずウーヌゥ人にとっては

砦というもの自体初めてみるものらしいですので

何日かは持ちこたえられるかも。

 

ただ守るための武器や物資

そして人手もあんまりなさそうなので

それ次第ということになるかも。

 

それとウーヌゥを率いるムインが

どの程度砦に対して

有効に攻める事ができるのか

という点も大事になるかと。

 

今のところ砦を燃やすために

火を使っていますが

あの砦自体木で出来ているため

その方法はかなり有効だと思います。

 

さらに火を消すために

水をかけようとしている男を

狙うようにもしているみたいですし

それもかなり良いのではないかと。

 

ただ気になるというか

砦というものを知らない為か

一日で落とせると思っている事は

甘いとしか言いようがないですね。

 

恐らく部族同士の戦いは

基本的に建物に籠るとかせずに

所謂野戦しかなかったでしょうし

仕方のない部分もありますが。

 

それともう一つ気になるというか

不穏なのがガーチホチの存在。

 

どうやらムインはガーチホチが

先だって略奪していたとは

全く知らないようですし

いずれ何かしら問題が起こるでしょうね。

 

もしかしたらムインを討って

ガーチホチが上に立つ

という展開もあるのかも。

 

とまあ、この戦いがどれだけ続くかはわかりませんが

長く続けば続く程、色々と問題が

出てくる可能性が高いでしょうね。

 

イーヴァルも言ってましたが

病気が広まればノウド人側が

勝てる可能性もあるわけですから。

 

まあ、長く続けば続く程

互いに退けなくなっていくので

より凄惨になっていくんだろうとも

思いますのでなんとも言えないですが・・・。

 

ともあれ状況としては

エイナル達が劣勢にあるのは

間違いないと思います。

 

ただ一つ光明と言えるのは

プルムクがトルフィンを匿い

治そうとしている事。

 

彼まで敵対していたら

トルフィンの命も危なかったでしょうし

この戦争をどうにかするには

トルフィンが必要不可欠ですからね。

 

ミスグェゲブーシュもまた

トルフィンと向き合うことで

色々と変わってくると思いますので

それに懸けるしかないのかも。

 

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