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【漫画版】アルスラーン戦記 最新 第130話 ネタバレ&感想 ヒルメスとの決着と予期せぬ乱入者

2024年7月9日発売の

別冊少年マガジン 8月号に連載されている

アルスラーン戦記 130話

ネタバレ&感想になります。

 

第130章 決闘の行方

内容ネタバレ

 

ヒルメスの剣を弾き飛ばし

決闘を制したアルスラーン。

 

荒くなっていた息を整えながら

アルスラーンは今までしてきた

訓練の日々を思い出す。

 

ヴァフリーズは言った。

基本をお磨きなさいませと。

 

ダリューンは言った。

実戦では敵は型通りに

打ち込んできてはくれないと。

 

ギーヴは言った。

まずわざと隙を作ってそこに打ち込ませ

こちらのつごうのよい形で受ける。

 

相手の動揺を見逃さず崩し

力を籠めて打ち込んできている敵は

前のめりになり待ち構えていた

罠に突っ込んで来て自爆する。

 

軍師殿の兵法を剣技に応用すると

こんな感じですかな。

 

己より格下となめてかかってくる奴に

特に有効ですと。

 

皆から教わった

基本と実戦と応用を結実させた

アルスラーンはヒルメスに告げる。

 

「どちらがまことの国王として

ふさわしいか剣をもって定める」

 

王たる者の刺客を口にする者が

まさか言葉を違えたりはしないでしょうな

ヒルメス卿と。

~地下水道にて~

ギーヴはヒルメスに

アルスラーン殿下はヒルメスと

剣を交えるつもりかと尋ねていた。

 

ヒルメスはそうなるかもしれんと答え

ギーヴはヒルメスの強さを知っている事から

背負っている弓を指し告げる。

 

いざとなったらこいつで

俺がヒルメスを仕留める。

 

たとえ卑怯者と罵られようがかまうものか。

殿下を死なせはせん。

とめるなよ軍師殿と。

 

弓を放たんと準備していたギーヴは

アルスラーンがヒルメスに勝ったことで

口元に笑みを浮かべ安堵していた。

 

ヒルメスの敗北を見て

ザンデは急ぎ助けに向かおうと

立ち塞がるダリューンへと襲い掛かるが

持っていた得物を飛ばされ

腕に傷を負ってしまうことに。

 

それでもザンデはヒルメスへと駆け寄るが

ヒルメスは己の敗北が信じられないのか

顔を真っ青にし項垂れていた。

 

そして決着がついたのを見て

サームはアルスラーンの前に膝をつき

ヒルメス殿下にもう戦う意思はないとして

なにとぞご寛恕をと願い出る。

 

アルスラーンはアルフリードの方へと

目を受け頷いたのを確認すると

改めて沙汰を下す。

 

剣をもって王位を決めるとの約束だ。

もう決着はついた。

 

これ以上無駄な血と混乱を

招くつもりはない。命は取らぬ。

 

だがルシタニア軍を引き入れ

民を混乱におちいらせた責任はとってもらう。

 

追って沙汰する。

宮廷内の一室でひかえておれと。

 

寛大とも言えるアルスラーンの沙汰を

ザンデとサームは受け入れ

ここにヒルメスとの戦いは決着したのだった。

サームらが大人しく指示に従い

その場を後にする中

アルスラーンは倒れているイノケンティスに気づき

兵にこのまま生かして捕えておくようにと指示。

 

そしてナルサスと共に

街の戦況について話し合うが

倒れるイノケンティスに近づく

蛇の影が・・・。

 

キシュワードの隊と思しき部隊が

王宮に迫りつつあるのを見て

アルスラーンはアルフリードに

ゾット軍のところに行ってくれと頼む。

 

ヒルメスの兵は我々に降ったと伝え

余計な争いを避けるようにと。

 

早速皆の元へ向かおうとする

アルフリードが足を止めたのに気づき

そちらへと目を向けると

そこにはアンドラゴラスの姿が。

 

返り血を浴びたまま

中へ入ってきたアンドラゴラスは

アルスラーンに告げる。

 

孝行息子よなアルスラーン。

父のために英雄王の宝剣を手に入れたか。

 

よかろう——この功績をもって

汝の追放を解くとしようと。

 

さぁ父によこせと告げる

アンドラゴラスに対し

アルスラーンは問いかける。

 

追放を解くということは

再び私を王太子として

傍におくということですか国王陛下・・・・と。

 

——そうだと答えるアンドラゴラスに対し

アルスラーンはお渡しできませぬと拒否。

 

これは英雄王カイ・ホスローより

私が賜ったものです。

誰にも渡すことはできません。

 

私は王太子になるために

ここに戻って来たのではありません。

王になるためにここに来たのです!と。

 

アルスラーンの言葉に

一瞬ハッとした表情を見せたアンドラゴラスは

おぬしが本当のむすこであればよかったと

ぼそっと呟きながら剣を抜き斬りかかる。

 

アルスラーンはすんでのところで

自らの剣で防ぐが剣は粉砕され

アンドラゴラスの怒声が響きわたる。

増長したか孺子!!!と。

 

ビリビリと壁が揺れるほどの衝撃の中

窓の外からアズライールの鳴き声が。

 

それに気づいたアンドラゴラスは

キシュワードが王宮に到着したようだと

外を窺う素振りを見せるが

その背後にはイノケンティスが迫っていた。

 

いつもと違う様子のイノケンティスは

アンドラゴラスに抱き着き

その身体を押さえつけながら

ぶつぶつと神に向かって語り掛ける。

 

神よ・・・神よ・・・

あなたの僕として

最後のつとめを果たします・・・。

 

異教徒の王を神の御前に捧げます・・・

どうかお受け取りください。

 

そう言ったイノケンティスの口からは

蛇の影が漏れ出しており

アンドラゴラスは振り払わんと

その顔に肘を入れる。

 

しかしイノケンティスは止まらず

アンドラゴラスを捕らえたまま

窓の外へと走り出す。

 

そして神よおそばにまいりますと

狂ったように笑みをうかべながら

アンドラゴラス諸共窓から身を投げ・・・!?

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

最後の展開が衝撃的過ぎて

全部持ってかれた感じですが

とりあえずヒルメスとの決着から。

 

前回ヒルメスの剣を弾き飛ばしたことで

上手くいけばあれで終わるのかと思ってましたが

思いのほかすんなり決着しましたね。

 

それだけ見下していたアルスラーンに

負けたのがショックだったのかもしれませんが

なんていうか拍子抜けもいいところ。

 

まあ、剣を失って尚

未練がましく抗うというのも

男を下げるのでなんともいえませんが。

 

ともあれアルスラーンがヒルメスに対して

寛大な沙汰を下したこともあって

とりあえずヒルメスとの決着は

ついたと見ていいと思います。

 

だからこそザンデとサームも

大人しく従ったんでしょうしね。

 

そんな感じでヒルメスとの戦いも終わり

今度はアンドラゴラスとの対峙が

待っていたわけですが

まあ、予想通りの反応でしたね。

 

アルスラーンが王になると決意した以上

アンドラゴラスとの敵対は避けられないでしょうし

あのタイミングで会ったのは

想定外だったとしても

その後の展開は予想通りだったなと。

 

ただそんな予想を一気に覆したのが

イノケンティスとは流石に驚きました。

 

あの蛇の影を見るかぎり

魔導士に操られているんでしょうけど

まさかの行動でしたね・・・。

 

アンドラゴラス諸共

窓から身を投げ出したわけですが

あれでアンドラゴラスが

どうなるのか気になるところです。

 

イノケンティスと共に命を失うのか

それともなんだかんだ生き残るのかは

今のところなんとも言えませんが

アンドラゴラスの生死がどうなるか次第で

これからの展開は変わってくるでしょうね。

 

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