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キングダム 最新 第822話 ネタバレ&感想 かつての天才

2024年12月26日発売の

週刊ヤングジャンプ 2025年4・5合併号に掲載されている

キングダム 第822話

ネタバレ&感想になります。

 

第822話 魏趙の凶星

内容ネタバレ

 

韓軍最強のヨコヨコと

信との闘いは苛烈を極めていた。

 

信はヨコヨコの怪力に押されつつも

逆に吹き飛ばすなど負けておらず

ヨコヨコ配下の兵達は

その光景を信じられずにいた。

 

ヨコヨコも自身と真っ向から

戦りあえる信との闘いを面白いと感じていたが

連れて来た兵達の中に

信に矢を向ける者がいることに気づく。

 

ヨコヨコは必要ないと静止の声を上げるも

放たれた矢は信へと向かい

それに気づいた信は矛で振り払うも

馬を射られてしまい落馬してしまうことに。

 

次の瞬間それを好機と見た兵達が

信へと襲い掛かり一蹴されるも

信の前にはいつの間にか近づいていた

博王谷らが目と鼻の先にまで迫っていた。

乱戦となってしまい信の状況が分からない中

貂は何か嫌な予感を感じ

とにかく前に急がせてと指示を飛ばす。

 

副将である渕もまた信の元へ

向かおうとしたものの

敵の壁がぶ厚く先に進めずにいた。

 

もっと戦力をここに集めねば・・・と

考えた渕は俔馬族の存在を思い出し

すぐさま声をかける。

 

信殿が危うい!

田有・田永・崇原・沛狼達の

各部隊へ走り援軍を要請しろ 急げ!と。

 

ちょうどすぐそばにいた族長であるポンヂは

渕の命を受け部族の者たちと共に

とてつもない速度で各所へと向かう。

 

馬を自在に操り馬と話せるという

俔馬族の者たちは

戦場を縦横無尽に駆け抜け

瞬く間に田有達に渕からの指示を伝える。

 

渕からの指示を受け取った田有達は

信が窮地にあることを知り

俺達の隊長を助けに行くぞ!と

それぞれ信のもとへと急行するのだった。

一方その頃、騰の戦場では

騰が自ら最前列に立ったことにより

勢いを増したまま敵を押し込んでいた。

 

最前列に立ったことで

騰もまた少なからず傷を負っていたが

それでも足を止めることなく進み

後に続く録嗚未らも追いつけない程だった。

 

さっさと降りて来い 洛亜完とばかりに

自ら剣を振るい前に出る騰だが

洛亜完は口元に笑みを浮かべ

未だ余裕を見せていた。

 

短期決戦狙い――

ならば韓軍我らは逆に消耗戦に持ち込み

秦軍の王都攻めの体力を奪おうと思ったが

そうもいっておれぬか。

 

だがな 騰。

その誘いのために身をさらしたお前は

左の李信同様 死を避けられぬぞと。

 

そして洛亜完もまた騰を討つべく

自ら矛を手に動き出し

録嗚未らは戦場の空気が

一気に変わったことに気づく。

洛亜完本軍が動いたのだと。

 

そして騰を含めた各将達は

戦の前に話したことを思い出し

それぞれに警戒を強めていた。

 

戦の前、隆国は騰に尋ねた。

洛亜完とはかつて魏・趙の”凶星”

と言われたあの男か?と。

 

騰はよく憶えていたなとそれを認めるが

録嗚未と干央は心当たりがないのか

首を傾げていた。

 

そんな二人に対し隆国は語る。

二十数年前 三晋つまり魏・趙・韓は

激しく争い合っていた。

 

最も力の劣る韓が早々に倒れるかと思われたが

魏の火龍・呉慶の侵攻を迎撃し

趙三大天 廉頗の侵攻をも防ぎ

趙軍を返り討ちにした。

 

そこで耳を疑う程の活躍をしたのが

千人将になったばかりの二人の若き獅子

洛亜完と博王谷だ。

 

二人の隊で相当数の将校の首を挙げ

魏軍・趙軍共に大いにこれに怒り

何度も侵攻を仕掛けたが

洛亜完と博王谷の活躍で

ことごとく失敗に終わったという。

 

彗星の如く現れた二人は

あっという間に韓を代表する将軍となり

魏・趙はこの両将を国に災いを成した

”凶星”と畏怖したのだと。

 

騰は隆国の言葉を引き継ぐ形で

さらに言葉を続ける。

 

あの時期 列国のどの将軍達よりも

洛亜完・博王谷の名が

最も中華に轟いていた。

 

殿もいつか二人と戦場で相見えるのを

楽しみにしておられた。

だが結局その日は訪れなかったと。

 

干央が韓が大戦を行う体力を

保てなかったせいかと口にすると

騰はその通りだと語る。

 

そこから二十数年

韓は中華に響くような大戦をしておらず

洛亜完と博王谷の二人は活躍の場を失ったと。

 

そこまで話を聞いて録嗚未も

若い頃にそんな話があったことを思い出し

不敵な笑みを浮かべて口を開く。

 

じゃーかつて廉頗軍をも叩いたっつー

天才の力が本物かどうか

二十年ぶりに明かされるってわけかと。

騰は洛亜完本軍を前に

録嗚未の言葉を思い否定する。

 

いや所詮はかつての天才・・・・・・だ。

我々の相手ではない。

 

二十年分 大戦の経験を積み重ねた不利は

そのまま実力の差となるぞ 洛亜完。

 

才能と経験。

どちらも持たねば大戦には勝てはせぬと。

 

そんな騰の考えを洛亜完は

手に取るように理解しており

その上で否定する。

 

戦歴の差で自分達が優位にあると

思っているのだろう。

 

大いなる誤りだ。

才能が経験を凌駕するところを

見せてやろうと。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

一気に戦場が動き出した感じですが

騰のところはともかく

飛信隊は劣勢もいい所でしょうね。

 

ヨコヨコとの一騎討ちに関しては

信も負けていなかったものの

博王谷軍が動いたことで

窮地にあるのは間違いないかと。

 

急ぎ田有たちが救出に向かったので

信はなんとかなるとは思いますが

それによって他の戦場が

手薄になるのは避けられない以上

中々に厳しい状況が続きそうです。

 

一方の騰の戦場についてですが

ようやく洛亜完本軍が動いたことで

これからが本番でしょうね。

 

救国の英雄ともいえる洛亜完が

今現在どこまで戦えるかが

焦点になってくるのではないかなと。

 

それにしても洛亜完と博王谷が

かつて魏と趙の侵攻を防いで

列国に名を轟かせていたのは驚きました。

 

二十数年前のことではあるものの

紛れもない天才であったのは間違いないかと。

 

ただ騰の言う通り経験の差は

かなり大きい気がしますね。

 

洛亜完たちも言ってみれば

魏・趙との大戦があってこそ

その才能が花開いたのだと思いますし。

 

だからこそ彼らとは比較にならないほど

大戦に参加してきた騰や信達には

敵わないのではないかというのが正直な所。

 

彼らが無能であればともかく

どちらも負けず劣らず

才能があると思いますし。

 

ただこれでも秦側が負けるとしたら

洛亜完らの才能がそれすらも

凌駕するレベルで上だった場合。

 

まあ、それほどだったら

いくら小国の韓とはいえ

今よりも遥かに領土を増していたとは思いますが

可能性としてはゼロではないかなと。

 

ともあれようやく大将同士の戦いが

本格化することになると思いますので

これからどんな戦いになるのか楽しみです。

 

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