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【漫画版】アルスラーン戦記 最新 第135話 ネタバレ&感想 トゥースvsハイル

2025年1月9日発売の

別冊少年マガジン 2月号に連載されている

アルスラーン戦記 135話

ネタバレ&感想になります。

 

第135章 騎士の誇り

内容ネタバレ

 

怪物たちが王都を襲うよりも前に

ルシタニアの民と共に王都を出ていた

エステルたちだが王都に漂う

不穏な気配に足を止めていた。

 

城門の外にも民達の悲鳴が届いており

グラーゼは城から離れろと移動を開始するが

エステルはじっと王都へ目を向けていた。

 

そんな彼女を促すグラーゼだが

エステルは皆に告げる。

 

・・・グラーゼ殿 小さき戦士たち

私は城に戻るゆえ 私の代わりに

この者たちを守って避難してくれと。

 

皆は行かない方がいい!と声をあげるが

エステルの決意は変わらなかった。

 

まだ王太子アルスラーンに

何ひとつ借りを返していないのだ。

 

城で何がしかの危機が起こっているなら

微力ではあるが行って戦力になりたい。

 

そう言って馬を走らせ戻ったエステルは

王都の民へと襲い掛かる怪物を斬り捨てながら

中へと入ったものの彼女の目に映ったのは

夥しい数の怪物たちに民が襲われるという

地獄のような光景だった・・・。

突如怪物たちに襲われた王都の民たちが

逃げる事すら出来ず悲鳴を上げる中

ザラーヴァントが民を守るために動いていた。

 

上空の怪物たちを弓箭隊で撃ち落とさせ

自ら怪物を屠りながら声を上げる。

 

俺たちは三万で十万のルシタニア軍を

叩き潰したのだぞ!

これしきの猿の群れなど恐れはしない!と。

 

ジムサもザラーヴァントと同様に

自ら剣をとって戦っており

斬っても斬ってもきりが無いとぼやきつつも

不敵な笑みを怪物たちに向ける。

 

全て倒せば大層な褒美を

殿下からいただけそうだ・・・と。

 

一方その頃、トゥースもまた

ハイルとの戦いに臨んでいた。

 

鉄鎖術による遠距離からの攻撃を

仕掛けるトゥースに対し

ハイルは人とは思えない動きで躱し

距離を詰め襲い掛かる。

 

そんな攻防をしつつ距離を離した

トゥースは改めて考える。

 

動きが人間のものではない・・・

キシュワード卿もこの奇妙な動きにやられた

懐に入り込まれたらやられる!

 

これ・・で間合いを取り・・・

遠距離で仕留める!

 

そう考えたトゥースは一定の距離を置きつつ

鉄鎖術を使い攻撃を仕掛ける。

 

ハイルはそんなトゥースを

素直に賞賛する。

 

己の力量をわきまえておる。

力はあるが力押しではなく

若いが・・・老獪だと。

 

しかしハイルがだが戦は

ひとりでするものではないと告げた瞬間

王都を襲っていた怪物たちが

トゥースの背後から襲いかかる。

 

突然の怪物たちの襲撃に対し

トゥースは剣を抜き応戦するも

馬を狙われてしまい

振り落とされてしまうことに。

 

キシュワードはトゥースを助けるため

兵達と共に参戦するが

トゥースの目前にハイルが迫っていた。

 

それに気づいたトゥースは鉄鎖術を使うも

蛇のような動きを前に躱され

その身にハイルの剣を受けてしまう。

 

それを見たキシュワード達は

なんとかして助けようとするも怪物たちに阻まれ

万事休すかと思った次の瞬間

頭上失礼仕るとキシュワード達の上から

ザラーヴァントが姿を見せ!?

ザラーヴァントが参戦したことで

彼に従う兵達も参戦し一気に形勢は逆転する。

 

また若僧が増えたとして

ハイルはザラーヴァントに告げる。

 

わが名はハイル 万騎長ハイル

おぬしも俺を殺しに来たのか?と。

 

相手がハイルと知ったザラーヴァントは

死んだはずだと戸惑うが

トゥースはそんな彼に告げる。

 

死者があの世から戻って来たらしい。

今は倒すべき敵だと。

 

キシュワードの傍には

いつの間にかジムサの姿もあり

・・・パルスはまこと奇怪なことばかり

起こる国だなと零していた。

 

兵達は一度死んで蘇った

万騎長相手にどうやって闘えば・・・と

戸惑いを隠せずにいたが

そんな彼らにジムサは声をかける。

 

ザラーヴァント殿にとって

蘇生した死者など些細なことであろう。

 

あやつ俺の毒矢に当たり

あの世の入口まで行って

帰って来おったしなと。

 

そしてキシュワードもまた

呆れたように笑みを浮かべながら口を挟む。

 

万騎長相手というがアンドラゴラス王に

啖呵を切って生きのびた男だぞ?

ザラーヴァントはわが軍位置の命知らずよ!と。

 

トゥースの言葉を聞き

ザラーヴァントはハイルに対し

名乗りを上げ告げる。

 

貴殿ほどの武功には

まだまだ及ばぬ若輩者なれど

それがしもパルス武人の端くれ!

いざお相手仕る!と。

一方その頃、エステルは

背後にいる少女を守りながら

懸命に怪物たちと戦っていた。

 

エステルはもうもたないから逃げろと

少女をなんとか逃がそうとするが

それを嘲笑うかのように

物陰から新たな怪物が姿を見せる。

 

つんざくような少女の悲鳴が上がった

次の瞬間怪物を背後から斬り捨てたのは

蛇王の恐怖に震えていたあのルシタニア兵だった。

 

エステルが戦っていた怪物も切り捨てられ

窮地を脱したエステルは兵士に問いかける。

 

・・・なぜここに?

避難したのではなかったのですか?と。

 

その問いに対し兵士は語る。

デマヴァント山で怪異に遭ってから

腰抜け腑抜け間抜け・・・

 

情けない姿を晒し続けてしまったが・・・

騎士見習いのしかも少女ひとりで

戦いに向かわせるなどルシタニア騎士の・・・

俺の高潔なる心が許さぬ!

 

おぬしのおかげで頭が冴えた。

オレも共に戦うぞエステル!と。

 

助けられた少女は

迎えに来た父親と抱き合い

無事を喜び合っていた。

 

父親は無事でよかった・・・!

ひとりで怖かっただろう・・・!と声をかけるが

少女はひとりじゃなかったよ

ルシタニアの騎士さんが守ってくれたよと

嬉しそうに父親に言葉を返すのだった。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

王都内の混乱に際して

誰かしら動いているのは予想してましたが

ザラーヴァントが獅子奮迅の

活躍を見せてましたね。

 

民たちを守るために兵の指揮を執り

さらにはトゥースの危機に

颯爽と姿を見せるとは大したものです。

 

正直ザラーヴァントに関しては

目立たないタイプと思っていましたが

こういう状況でこそ輝くタイプだったのかも。

 

アンドラゴラス王に対して

全く退かなかったことで

その胆力が凄いのは分かってましたが

改めて面白い将だなと。

 

それはそれとしてエステルが

民を助けるために王都に戻ったわけですが

それに呼応してあのルシタニア兵が

奮い立つとはかなり面白い展開でしたね。

 

正直あの兵士については

蛇王の恐怖でもう廃人かと思っていただけに

いい意味で予想外でした。

 

この危機的状況の中、ルシタニア人が

王都の民を救ったという事実は

少なからず民の感情にも影響すると思いますし。

 

なんにしても蘇った将達も

マヌーチェルフ以外倒されておらず

王都の混乱も収まっていない以上

まだまだ戦いは続くことになるかと。

 

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