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3月のライオン最新 第216話 ネタバレ&感想 三日月堂の未来

2025年9月26日発売の

ヤングアニマル 19号に連載されている

3月のライオン 216話

ネタバレ&感想になります。

 

第216話 タイトル不明

内容ネタバレ

 

学校で昼休みになり屋上に上がった

零だがそこには林田が待っていた。

 

林田は獅子王戦トーナメント準々決勝進出!

おめでとう!と祝ってくれるようで

ぐっっと腕を前に出す。

 

それを見た零はコレがあの伝説の・・・と

林田と同じように腕を前に出し合わせると

林田はこれはオレからのおごりだ!と

少しお高いカップラーメンどん吉プレミアムを渡す。

 

そして改めて今後の対局に触れる。

・・・そうか次は辻井さん

そこを勝ち抜けたとしたら次は隈倉さんか・・・

 

何つーかオレが言うのも変だが・・・

実感が湧かないな・・・

 

辻井さんも隈倉さんもオレにとっては

伝説の神獣みたいなものだから・・・

 

でもお前はあの島田八段に勝ったんだものな。

こうやって一歩ずつ将棋の神話みたいなもんの中の

住人になっていくのかもなぁ・・・。

 

不思議だなぁ 今目の前で

どん吉プレミアムすすってんのになぁと。

零ははは・・・おいしいですと

笑みを浮かべながらも思う。

 

――でも 先生 この勝ちは

指運だったんです・・・

 

”そんな言葉が喉までせり上がって来て”

”――でも 飲み込んだ。”

 

”口にしてどうなると言うのだろう。”

”島田さんに対しても”

”おそろしく失礼な言葉になる。”

 

”指運でない力を”

”運に左右されない実力を・・・”

 

”近道は無い。”

”この不安から抜け出る方法は”

”当たり前だけどただひとつ 勉強だけだ”

 

そんなことを考えていた帰り道

あかりから連絡があり三日月堂へと向かう。

 

”三日月堂に着いたらおじいちゃんと”

”あかりさんが待っていてくれた”

 

”――少し予想はしていたのだけど・・・”

”ひなちゃんが利いたら喜んで叫び出しそうな”

”わくわくするような未来の話だった”

 

”――そして何よりもうれしかったのは”

”そんなみんなの未来の話に僕が”

”当たり前のように混ぜてもらえているって事!”

あかりはあのねやっと準備が整ったのと

満面の笑みを浮かべながら語る。

 

私たち三日月堂でお隣の花田さんのお家を

買わせていただくことになりました。

 

三日月堂は中でも食べて

もらえるようになるのよ。

 

最初はお庭と縁側に座ってもらう

峠のお茶屋さん的な感じから始めようかなって。

 

――で 徐々に慣れてきたら

一階の和室にも上がってもらえたらと。

 

そしてあかりの話を補足するように

相米二も口を開く。

 

こういうのはないきなり金かけて

風呂敷広げるのは失敗のモトだ。

 

「今迄通り」に毛が生えた位から

様子見つつデカくしていくのが

無理が無くていいと。

 

そしてあかりが引き継ぐ形で

言葉を続ける。

 

今まで小さいイス2つだけだったからね。

これからはゆっくり座って

おじいちゃんのお菓子を味わって欲しいなって。

 

近所の常連さんたちに夕方のお買物ついでに

ひと休みしてもらえたらと思うの。

中でおしゃべりしてもらえたら素敵でしょ?

 

布団の柳川さんの前での屋台も

すごく勉強になった!

 

あの時知り合った職人さんたちが

端材とかを使ってリフォームを

手伝って下さる事になったの。

格安で少しずつ必要な所直してくれるって!と。

 

そして相米二も笑みを浮かべて語る。

融資は昔 ウチが有限会社にした頃から

ずっと世話になってる地元の信金さんから

受けられる事になった。

 

上生菓子はオレの代まで

――その先は孫達で続ける事になるが

長い付き合いであかりやひなが商店街の中で

あれこれ頑張ってる所を見て来てくれてたからなと。

あかりは頬に手を当て

想いを馳せるように語る。

 

甘味処はおばあちゃんと

お母さんもやりたがってたから

私とひなにとっても憧れだったの。

 

小さな頃からよく連れて行ってもらってたし・・・

それに甘味処になれば

ちょっとした食事も出せるでしょ?

 

屋台を何度も出してみて分かったんだけど

やっぱり「甘いもの」と「しょっぱいもの」

両方あるとお客さんにすごく喜ばれるの。

 

そうあかりが口にした瞬間

そうよ!と同意しながら美咲が姿を見せる。

 

私の銀座のお城でも

あかりは大暴れしてくれてたものね。

 

角煮、もつ煮、牛すじにポテサラ。

夜な夜なお客が押し寄せて

バーが定食屋になりかけたわ!

 

『目の前にいるみんなが「今」

 食べたそうなものがわかる』

――っていうのがあかりの「才」よ。

 

「他人の胃袋と会話ができる」

食にまつわる職業に就いて

これ程の強みは他に無いわ!と。

そこまで話したところで

相米二は――で ここからが問題なんだが・・・

と口にするが零は何を言いたいのか理解していた。

ひなちゃんに「いつ」「どう伝えるか」ですねと。

 

相米二もその通りだと言い

零は言葉を続ける。

 

もう明日で学校卒業する。

今すぐお店を始めたい!

新メニュー開発に取りかからないと!

――ってなるからですよね!?と。

 

相米二はやる気いっぱいなのは

頼もしい事この上無し!

さすがは俺の孫!と称賛するも

あかりと美咲は学校で学べる事って

勉強だけじゃないからと頭を抱えていた。

 

話を聞いた零はある提案をする。

ひなちゃんに週ごと月ごとに課題を作って

色んなアイデアや作戦を

練ってもらうのはどうでしょう?

 

季節行事や月ごとにどんどんテーマを決めて

ファイルを作ってもらうと。

 

零の提案はあかりたちにとっても

目から鱗だったらしく大絶賛していた。

 

そしてあかりはさらに補足するように

案を出し始める。

 

ひなが卒業する迄は

私とおじいちゃんで回して行けるように

和菓子のイートインメインで

学校から戻ってから少しずつ

手伝ってもらうカンジかな?

 

――で 屋台の時と同じ2人が揃う土日に

甘味メニューを提供する感じで。

 

作りたてのメニュー 保存のきくメニュー

込み合った時の対応

お皿の下げ方と洗いまわし。

 

屋台の時からひなはいっぱい

自分で考えてくれてた!

 

何より店の事考えてもらう事が

そのまま将来の実になると。

”そしてあかりさんとボクはひなちゃんへの宿題を”

”2人でたくさん考えて・・・そして”

”――そしてついにひなちゃんに”

”お店のことを伝える日が”

 

ひなたにお店のことを伝えた瞬間

皆が危惧している通りの事が起こっていた。

 

しかしそんなひなたを落ち着かせながら

あかりはという訳でひなには是非!

コレを受け持って欲しいの!と

アイデア集をまとめるノートを渡す。

 

それによりひなは落ち着きを見せ

アイデア集を開き色々考えていた。

 

”季節のメニュー 毎月のメニュー”

”祝日用の屋台メニュー”

"テイクアウト イートイン"

 

アイデア集には項目別に

書くことが出来るようになっており

ひなたは頭を悩ませる。

 

各メニューに必要な食器 カトラリー・・・

洗いまわし・・・ゴミのまとめ方・・・

メニュー完売の後でも

作って出せる保存メニュー。

 

最初は簡単な椅子だけで

徐々に様子を見つつ・・・うんうん。

 

最初からガチガチに決め込むより

お客さんの流れを見つつの方が

絶対いいねっ うん。

 

いきなり大風呂敷を広げずに

まずはお金をかけずに工夫する!うん!

 

あーだこーだと口にしながらも

アイデア集に向き合うひなたを見て

相米二は嬉しそうに頷いていた。

 

そしてひなたはあかりに

興奮した様子で声をかける。

 

「お金かけずに手間かけて」

おばあちゃんとお母さんが言ってた事を

今度は私とおねいちゃんで守るのね!

 

その言葉を聞いたあかりは

目に涙を浮かべながら嬉しそうに

ええ!がんばりましょう!と返すのだった。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

学校視点から始まった今回ですが

島田さんに勝ったのは指運と言われたことが

零にとってかなり響いているみたいですね。

 

正直その言葉自体失礼ですし

お前なら勝てたんかと言いたくなりますが

その大半は島田さんという将棋界でも

屈指の実力者に勝った零に対しての

嫉妬が大きいのではないかと。

 

言った本人は悪意がなかったのかもしれませんが

言ってみれば運で勝ったと言われているようなもの。

 

元々かなり繊細な零なだけに

その言葉に思うところがあるんだろうなと。

 

私的には運でもなんでも

公式戦で勝てるくらいに

零の実力が上がったからだと思っていますが。

 

実力にかなり差があるのなら

島田さんがポカしたとしても

勝つのは難しいと思いますし。

 

とまあそれも零が島田さんには

まだ及ばないと考えているせいでしょうし

それを解決するためには

もっと強くなるしかないのかも。

 

そして後半はついに三日月堂の改装を

ひなちゃんに明かしたわけですが

予想通りの反応でしたね(笑)

 

ああなるのは誰もが分かっていたからこそ

零の提案に皆が乗ったのだとは思いますが。

 

それにしても改めて思いますが

零の提案はこれ以上ないものだったと思います。

 

おじいちゃんが孫を称賛するのも分かりますし

あかりさんたちの気持ちもよく分かりますので

渡りに船もいい所だったのではないかと。

 

そのおかげもあってひなちゃんも

とりあえず落ち着きましたし

今後の為にも良かったのではないかと。

 

少し話は変わりますが

零は前よりもずっと大人っぽくなった

ように感じますが、ひなちゃんは

なんていうか幼くなっているような気が(笑)

 

もちろんひなちゃんも

成長を感じる時は多々あるんですが

絵自体は幼くなってる気がします。

 

羽海野先生もあえてそういう風に

描いているのだとは思いますが

そういう意味でもなかなか興味深いなと。

 

なんにしても零としても次の対局は

辻井さんとのことですので

そのテンション次第ではありますが

どんな戦いになるのか楽しみです。

 

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