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3月のライオン最新 第218話 ネタバレ&感想 投了の理由

2025年12月26日発売の

ヤングアニマル 2026年1号に連載されている

3月のライオン 218話

ネタバレ&感想になります。

 

第218話 タイトル不明

内容ネタバレ

 

島田に勝ち次の相手である

辻井との対局に挑んだ零。

 

序盤は優勢に進んでいたものの

今日の辻井は「いい辻井さん」の日だったらしく

見事にハメられてしまい戦況は一気に劣勢に。

 

それでも心折れることなく

懸命に抗っていた零。

 

しかし事態は好転せず

自分が負けるのを理解していた。

 

そして零が水を飲み渇きを癒した後に

投了しようと口を開こうとした瞬間

何故か優勢なはずの辻井が投了を宣言。

 

・・・いやぁ今日はダメだったっ!と

大きく息を吐く辻井だが

零は何が起こったのか理解できず呆然としていた。

 

え・・・?ちょ・・・これどゆこと――っっ!?

と内心パニック状態の零に辻井は語る。

 

なんか・・・最初だけは良かったと

思うんだけど・・・多分・・・

 

中盤粘られているうちに

だんだん悪くなっていったよね?

 

最後の方はもう全然ダメで・・・

キミの攻撃も鋭いし逆転の余地もなかったから

「・・・ああ ここまでだな」

と思って投了したんだけど・・・と。

辻井の話を聞いた零は

え・・・!?いやいやいやいやいや・・・と

中盤で起こったことを説明し始める。

 

零の話を聞くうちに辻井は実は自分が

そんなに悪くなかったことを理解し

零は自分の方こそ負けていたことを話す。

 

ぼくの方こそ最後の辻井さんの

7七金で負けにしていたので

辻井さんに8三馬から来られたら

もう打つ手なしでしたと。

 

しかしそれを聞いた辻井は反論する。

え でも君が先に打った8三飛で

負け確定と錯覚しているから

そしたらオレが8三馬に気付く

可能性はゼロじゃん?と。

 

零がその言葉になんて返したらいいか戸惑う中

入り口から二人の対局を見ていた

神宮寺と柳原は今の対局について話していた。

 

リキみ過ぎたってトコか?お互いに。

二人共 真面目にリキんで

酸欠気味になってたってトコだなと。

 

その上で辻井について語る。

同じA級の島田を吹っ飛ばした桐山だ。

辻井なりにくる所があったんだろう。

 

――だから「気を引き締めねば」が

行き過ぎちまったのかも知れん。

ゼロか百の男だからな。

 

思い描いた通りに進まないと

時々ふと投げてしまう。

それが惜しいよ俺はさ・・・。

 

――が 流れるが如く力を出せる日は

虹みてぇにきれいな指してをする。

そこにみんなしびれちまうんだよなと。

 

感想戦を終えた辻井は

帰る際に売店で売られている扇子を見ていた。

 

そこにはこう書かれていた。

”助からないと思っても助かっている”と。

 

その言葉を何とも言えない表情で

見ていた辻井が将棋会館を出ていく中

一方の零はフラつきながらも

何か・・・あったかい飲み物・・・と

自販機の前にいた。

 

あったかい飲み物を口にして

一息ついていた零の耳に誰かの声が届く。

 

いやあ――それにしても桐山!

前回は「指運・・」――で 今日はコレ・・

いやあ――持ってるな!アイツ!と。

 

その言葉を聞いた零は将棋会館を出た帰り道

叫びながら全力疾走していた。

 

うわぁあああ!また他力言われたぁぁぁぁっ

オレの勝ちは全部・・・ただの運なのか――っっ!?と。

一方その頃、学校で零の対局を見ていた

校長たちは魂が抜けたように疲弊していた。

 

いや・・・コレ あとどんだけ続くの?

次は・・・く・・・隈倉九段ですか!?と。

 

流石にまだ若いし無理と思っていた

零が島田に勝ち さらに辻井九段まで勝利する。

 

次に対局する相手は隈倉九段で

その次は土橋九段ということもあり

未だ事態を飲み込めずにいた。

 

万が一にも在校生がトーナメントを勝ち抜き

獅子王戦の七番勝負に出てしまったら!?と考え

校長の頭の中は暴走していたが

教頭から今年から獅子王戦は・・・と冷や水が。

 

どうやら新たに電王戦と言う

新たな棋戦が増えたことで

今年から4月スタートに変わったらしく

その事に気付いた校長は残念そうにしつつも

林田にある提案をする。

 

・・・なあ林田君・・・

ここはやはり桐山君の出席日数を・・・

 

さすればっっ我が校「在学中」の生徒が

タイトル戦挑戦者って事にィィィィィ!

 

その言葉に一瞬固まった林田だが

そんなコトしたらパイセンが

超パイセンになっちゃう!と小池が声を上げたことで

はっっ!と我を取り戻して拒否する。

 

だっダメです校長!私はっ教育者として

決してそのようなギルティ坊やにはっっと。

 

しかし小池にはバレていたらしく

先生 今ちょっと迷っ・・・と言われ焦りながらも

――ってません!迷ってませんが何か!と

食い気味に否定するのだった。

 

――一方その頃桐山君は

そんな話がでていたとはつゆしらず

指運・・・持ってる・・・運に味方されてる・・・

――ってことは運の波が去った時・・・

なすすべもなく落ちて・・・ゆく?と思いながら

すでに自宅で超がんばっていましたとさ。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

とりあえず辻井さんの口から

なんで投了したのかが明かされましたが

とりあえずどゆこと?

 

辻井さんの言い分的には

序盤は悪くなかったけど

中盤・終盤と悪くなって

逆転の目が無くなったから投了したと。

 

零は恐らくその反対で

中盤から悪くなっていって

終盤に負けが見えたので投了しようとしたと。

 

結局のところ辻井さんが先に投了した以上

零の勝ちは覆ることはないんですが

何とも難しい決着になったものです。

 

会長と柳原さんは互いにリキみ過ぎたと

二人の対局を評してましたが

まあ、そういうことなのかも。

 

帰り際に辻井さんが売店で

”助からないと思っても助かっている”

と書かれた扇子を見ていましたが

結局その言葉通りだったんでしょうね・・・。

 

そして零はまた運がどうこうと耳に入り

思い悩んでしまうと。

 

恐らく話し方的に会長だったと思いますが

今の零にとってはかなり痛い言葉でしたね・・・。

 

そんな一幕がありつつも

学校で対局を見ていた校長らですが

相変わらずでしたね(笑)

 

まあ、零が勝ったことで可能性は薄いにせよ

タイトル挑戦が見えたわけですから

ああなるのも仕方ないのかも。

 

何にしても辻井さんに勝ったことで

次は隈倉さんとの対局になるみたいですが

かなりの強敵になるのは間違いないかと。

 

それに例え勝ったとしても

その次は土橋九段ですからね・・・。

 

挑戦者を決めるための終盤ですので

強敵ぞろいなのは仕方ないですが

両者ともに公式戦での対局は見たことないので

どんな対局になるのか楽しみです。

 

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