ネタバレはあくまでも詳しくなりすぎず
流れを理解できるくらいの内容となっておりますので
詳細が知りたい方はいずれ出るDVDやBDを購入することをオススメします!
第43話 経る時/春が来る
内容ネタバレ
<Chapter.87 経る時>
昔は医者なんざあてにしねーと言っていた相米二だが
妻と娘が孫を三人も残して逝ってしまったことから
定期的に昔馴染みの佐久間医院に通っていた。
その甲斐もあり血圧も大分下がってきたものの
あいつらには俺しかいないのだとして
3人共きっちり嫁に出すまではと決意していた。
しかしまだ保育園のモモだけはなるたけ早めに
嫁いでくれると助かると頭を抱えているようで・・・
スポンサーリンク
試験まであと五日、零はひなたの勉強を見るため
川本家に訪れていた。
試験が迫ったことで不安そうにするひなたを励ます零だが
ふと思い出したように高橋君が推薦で高知に行くことが決まったと漏らしてしまう。
もう知っているとばかり思っていたがどうやら知らなかったらしく
呆然とするひなたを見て言わなければよかったと後悔すると共に
あんな顔をさせるのはやっぱり高橋くんなんだなぁ・・・と考えていた。
買い物の途中、商店街にある高橋君の実家である牛乳屋さんを横目に
橋まで歩いてきたひなたは高橋君やちほちゃんが遠くに行ってしまう事、
いつまでも普通に会えると思っていたのにこんな風に・・・と落ち込んでいた。
精神的に弱ってしまったためか
入試を明後日に控えたひなたは体調を崩し熱を出してしまう。
あかりも店の手伝いがあって看る事も出来ず
代わりに零が看病することに。
そして受験の朝、熱が37度ちょっとまで下がったひなたは
あかり達に見送られ迎えに来た零と共に受験へと向かう。
熱がある間、ひなたはいなくなってしまった人達のコトばかり考えて
涙がこぼれて止まらなかった。
でも目の前にいる零ちゃんは突然私の前にあらわれた。
遠くへ行ってしまうものばかりではなく
消えていくものばかりではないのだと。
そのことに気付いたひなたは
それをぜったいに忘れてはいけないんだと思い
零と一緒に雪が積もった道を歩くのだった。
スポンサーリンク
<Chapter.88 春が来る>
川本家ではひなたの合格を祝い
御馳走が振舞われていた。
美咲や零も呼ばれたようで
思い思いにひなたの合格を祝っており
零もまた勉強をみてくれたおかげだと感謝されていた。
受験前の夜に零とひなたを二人っきりで残してきたと聞いた
美咲は本当に大丈夫なのかと年頃の二人を心配したものの
あかりと相米二がまるで心配していなかったこともあってか
年頃の男子としてどうかと思い同情しつつも零に感謝していた。
ひなたは改めて零に四月からよろしくと挨拶したものの
仕事もあるのに週に何度も来てくれたことを悪いと思っていた。
しかし零もまたそれにはひどく気をつけていたようで
ヘタな成績を残したら彼女が自分のせいと思ってしまうと考えていた。
その結果一局一局丁寧に指せたことで残り2局を残し
すでに来期B2への昇格を決めていた。
僕は彼女が泣いたり困ったりするのが好きじゃない。
僕の知らない場所でピンチに立たされたりとか耐えられない。
だから僕の手の届く場所に来てくれると聞いて
絶対受からせようと思った。
それまで僕は自分が正しいか間違ってるかは
裁判のように他人に決めてもらわないといけない事だと思っていた。
だけどあの日「私のしたことは間違ってない」と
不安の中でも決して自分の心の舵をしっかり握って離さない彼女に
僕は自分の中には無かった光を見つけた。
そうだ、僕の一部分は間違いなくあの日
彼女に作ってもらったんだ。
対局を終えた零に声をかけてきたのは
義父である幸田だった。
幸田は今日勝って何とか降級点は免れたと
安堵した様子で来期もB2でやれそうだと語る。
そしてB2級へと昇格する零に
前回の続きが出来るかもなと笑みを見せると
零もまた「はい、お父さん」と笑顔で応えるのだった。
感想
とりあえず今回の話を総評すれば
ひなちゃんおめでとう!の一言。
まあ、受験前に零のポカでひなちゃんがショックを受けて
挙句に熱を出してしまったものの
結果として無事に合格しましたしね。
それにしても久々に受験生にすべるとかいっちゃいけないのを
聞いた気がします。
私も受験生だった頃にそんなことを気にする人が
周りに何人かいましたがあれっていつ頃からなんでしょうね?
言われてみれば縁起が悪いというのも分からなくはないんですが
どことなく懐かしさを感じました。
それはそうと川本家からめっちゃ安パイに見られている
零くんですが先を知っているものからすると
苦笑いしかでない。
まあ、第3期があればその時にでもわかるでしょうけど
やっぱり零らしいのかなと(苦笑)
ともあれあと1話で第2期終了となるわけですが
キレイに第3期に繋げるならば
やっぱり新学期、ひなちゃんが入学する時でしょうね。
まだこの時点で第3期の発表がないので
何とも言えませんが出来る事なら第3、第4と続いて欲しいものです。
第42話へ