2026年8月14日発売の
ヤングアニマル 2026年16号に連載されている
3月のライオン 222話の
ネタバレ&感想になります。
第222話 タイトル不明
内容ネタバレ
”小さな 光が見える”
”激しい衝撃で 見失ってしまう”
”こわい こわい こわい”
”あせる くずれる”
”「ありません」という言葉が盤の上に転がって”
”決着がついたはずなのに 動転したまま”
”僕は・・・はじかれるように帰路についた”
控室にて二人の対局を見届けたスミスは
対局を思い返しながら口を開く。
――にしてもラストの隈倉さんの粘り・・・
と言うか大暴れ・・・すごかったすね。
ちょっと言い方がアレだけど・・・
あんな風に盛大に悪あがきをする隈倉さん
初めて見たって言うか・・・
そんな事を驚きと共に口にしたスミスだが
神宮寺はあっさりその言葉を否定する。
悪あがき?いや?
隈ちゃんは普通に勝つ気まんまんだったよ?と。
それは同席していた柳原も同様らしく
なに言ってんだ?まだまだやる気だったぞ?
「爪一枚」ねじ込められれば
岩盤ごと引っくり返す気概に満ち溢れていたぞ?と。
その言葉を聞いたスミスが思わずこわっと零す中
神宮寺と柳原は語る。
桐山はよく耐え切ったよ。
パニックを起こしかけながらも
「爪一枚」の侵入を這いつくばって防ぎ切った。
不安定さはそのままなのに
崩れ落ちる事はしない。
あぶなっかしいままに
島田に続いて辻井・・・
――そして ついに隈倉までも落とすとは・・・
俺たちゃあ 今何を見てるんだろうな。
――次は いよいよ決勝戦・・・
土橋九段との三番勝負・・・!
これに勝った者が獅子王 宗谷の挑戦者となると。
零が勝ったのを知った土橋が
初めて当たる零の事を考えていた頃
零は一人思う。
脚が地面を踏めているか分からない。
――ぐらぐらする。
対局の後はよくこんな風に
ここにいるのかいないのか分からなくなる。
――対局中 幾度も父の面影がよぎった。
盤を挟んで向き合った
幼い頃のあの大切な時間たち。
父の気持ちを引き寄せたくていつも必死だった。
――でも追いつめられても恐怖なんて
微塵も感じなかった幼かった僕の世界。
――父も対局後 こんな気持ちで
帰った日があったのだろうか。
今 父と指したら見る事の出来なかった怖い姿も
見せてもらう事が出来たのだろうか。
そんな事を考えながら歩いていた零は
自分の家ではなくひなたの家の方に
来てしまったことに気づき、足を止める。
いかんいかん何やってんだオレ・・・
もうこんな時間だし、ヘロヘロな
こんな姿見せたら気を遣わせてしまうし
コンビニで何か買って帰・・・
と考えたその時、零のスマホが鳴り
そこにはひなたからメッセージが。
”れいちゃん おつかれさま”
”ごはん食べた?今夜はカレーだったんだ!”
”よかったら食べて行ってね”
”玉ねぎ3個入れました!甘いんだよー”
可愛いスタンプと共に送られたメッセージを見た
零は川本家へと向かっていた。
そして川本家へと着いた瞬間
来るのが分かっていたかのように
満面の笑みを浮かべたひなたが
れいちゃんいらっしゃーいと出迎え・・・
”――彼女の声を聴いた とたん”
”うそみたいに こわばりが溶けて 日常が戻ってきた”
”・・・でも 今の僕にはわかるんだ”
”普段通りに接しようとしてくれていること”
”きっとこの普段通りの「カレー」というメニューも”
”色々考えて 僕に気をつかわないよう選んでくれたこと”
快く出迎えてくれたひなたは
遅い時間ということもあり
風呂上がりで頭にタオルを巻いていた。
そんな彼女が用意してくれたカレーに
舌鼓を打っていた零だが
ひなたがくしゃみをしたことで
それどころじゃないと気づき、声を上げる。
ひなちゃんダメだって!
先に頭乾かさないと風邪ひいちゃうっ!と。
しかしひなたはドライヤーしてると
おしゃべりできない!と
うっすら目に涙を浮かべていた。
せっかくれいちゃんが目の前にいるのに
今 れいちゃん大変そうでっっ
な、なかなか会えなくって
やっと・・・会えたのにっっ!
そう言って涙を堪えようとするひなたを見て
零はまたいろいろガマンさせていたのだと気づく。
そんな零が慌てふためきながら
わ わかった!じゃあこうしよう!と提案したのは
零がドライヤーでひなたの頭を乾かすことだった。
スゴイッ美容室に来たみたいっ!と
嬉しそうなひなたの髪を乾かす
零の脳裏に懐かしい光景が浮かんでいた。
ひなたと同じく嬉しそうに
母に頭を乾かしてもらう兄妹の姿が。
そんな光景を浮かべながら零は思う。
――そうだ。 春になったら会いに行こう。
ひなちゃんを連れて紹介しよう。僕の家族にと。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
前回まだまだ序盤って感じだったので
今回一体どうなるのかと思ってましたが
まさかの後半カットとは驚きました。
公式戦で初めて当たったこともあって
もうちょっと詳しい対局中の様子が
欲しかったなと言うのが正直なところです。
ただそれでも隈倉さんとの対局に
零が恐怖を感じているのはよくわかりました。
島田さんや辻井さんもそうですが
将棋界でもトップクラスの実力者ですからね。
今回は勝ちを拾うことが出来ましたが
零の様子を見るにギリギリだったのは間違いないかと。
そんな隈倉さんとの対局を終えて
ついに挑戦者決定戦に進むわけですが
次の相手は土橋さんですか・・・
挑戦者を決める戦いなので
相手が強いのは当然ですし
強敵が来るのは分かっていたことですが
よりにもよってというのが正直なところ。
隈倉さんに勝てたわけですから
零が勝つ可能性も十分あるとは思いますが
それでも現タイトルホルダーだけあって
零が戦ってきた相手の中で最強でしょうね。
もちろん単純な棋力は宗谷名人のほうが
多少上だとは思いますが
公式戦しかも挑戦者決定戦ですからね。
さらに初めての三番勝負ということもあって
これまでにないほど厳しい戦いになるかと。
なんにしてもここまで来れただけでも
十二分に大したものだと思いますが
今の土橋さん相手に零がどこまでできるのかも
気になるところではありますので
どんな対局になるのか楽しみです。
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